- Pacoma編集部
- このWebマガジンと月刊フリーペーパー『Pacoma パコマ』の編集部です。自分の手で心地よい暮らしをつくりたい、ホームメイドな人たちを応援する楽しい記事を日々模索中です!
サフィニアをきれいに咲かせて長く楽しむ、お手入れの基本!
「きれいに花を咲かせたいけれど、うまくいかない…」そんな過去の失敗から園芸に苦手感を持っているなら、お手入れの方法や肥料の使い方が間違っているのかも…。満開を体験できる、おすすめ品種とその育て方をご紹介します。
- お話を伺った方 尾形知哉さん
サントリーフラワーズ株式会社社員。サフィニアほか、数々の花の開発に関わる。
「サントリーフラワーズの花を知り尽くす社員」の異名を持つ。
キレイに咲かせるには、肥料の与え方がポイント!
肥料使いのマスターで誰でも園芸上手に!
大切に育てた植物がスクスク育ち、キレイな花を咲かせてくれると、うれしいものです。でも、きちんとお世話をしているのに株が大きくならない、花がつかない……そんな経験を持つ人も少なくありません。
「もしかしたら、植物の出している『サイン』を見逃してしまったのかもしれません。植物の成長に欠かせない肥料が不足していると『キレイに咲かなかった』ということになりやすいのです」
そう語るのは「お花のプロ」であるサントリーフラワーズの尾形知哉さん。「苦手意識がある方には、丈夫で育てやすい品種がおすすめ。サフィニアのような肥料の与えすぎがダメージになりにくい品種なら、お花を育てる楽しみや喜びをより体感できますよ」
花が育つにはなぜ肥料が必要?
植物を人間に例えると、肥料は「食事」です。植物の成長に必要な栄養分を「必須要素」といい、中でも重要なのが、「肥料の三要素」と呼ばれるチッ素( N )、リン酸( P )、カリ( K )。
この3つが含まれていることと、バランス良く与えることがとても大切です。
その症状、もしかしたら「肥料」が原因かも?
- 葉っぱの色が薄い
- 株が大きくならない
肥料不足を疑ってみる!
葉の色が黄色く薄くなってしまう、日当たりは問題ないのに株が大きくならない……このような症状は肥料不足が原因の可能性があります。粒状肥料や液体肥料を与えてみましょう。
- 花のつき方が悪い
肥料のバランスを見直す!
株は大きくなっているのに、花がなかなかつかないのは、肥料に含まれるチッ素が過剰になっているのかもしれません。三要素がバランス良く含まれた肥料に切り替えてみるのも、方法の一つです。
サフィニアで“ キレイに咲かせる”を体験!
発売以来、多くの人に愛されているサフィニアは、その華やかさだけでなく育てやすさも人気の理由です。
「とても病気に強く、丈夫な品種です。植えつけてから花が付くまでが早く、春から秋まで開花を楽しめることもあり、世界中で愛されているんです」とサントリーフラワーズの尾形さん。
サフィニアとは?
1989年に京成バラ園芸とサントリーによって開発された「サフィニア」。丈夫で育てやすいこと、春から秋にかけて長く花が楽しめること、色や柄が豊富であることなどから人気品種になりました。
中でも「サフィニアアート」という種類の「ももいろハート」はピンクのハート模様が可愛いと大好評!ユニークな花模様が特徴の「サフィニアアート」シリーズは全5種です。
ももいろハート
新色のいちごシェイク
あずきフラッペ
江戸しぼり
とらネコ
サフィニアアートは模様の変化も楽しめる
とらネコといちごシェイクの花模様変化写真
サフィニアアートは気温変化や肥料の状態で花の柄が変わるという特徴を持ちます。季節によって、花の模様が変化していく様子も楽しめますよ!
お手入れのポイントは2回の切り戻し!
「サフィニアのお世話のポイントは、肥料をしっかりあげること。そのため、『肥料のあげすぎ』にはなりにくい品種です。肥料の状態や気温や日照、環境によっても花びらの模様が変化し、それも育てる楽しみの一つと、たくさんの方に親しまれています」
もし、形が整わなかったり、花がまばらになってしまっても、「切り戻し」すればリセットできるのも人気の理由です。「成長が早く、育てがいのある、自慢の品種なんです!」
植えつけ時
- 大きめの鉢で元肥もしっかり!
根がしっかり成長できるよう、小さい鉢は避け、最低でも5~6号サイズを選びましょう。株を大きくしたい場合は8号サイズでもOKです。肥料が大好きな品種なので、植えつけ時には土に元肥もしっかり入れ込んでください。
- 植えつけのあとはたっぷり水やりを
植えつけたあとは、すぐに水やりをします。鉢上から水があふれるギリギリまで水やりをして、鉢底から水が抜けるのを確認、これを2回繰り返しましょう。こうすると苗と土の隙間が埋まり、水が土や根によくしみこむようになります。
毎日のお手入れ
- 水やりの基本は葉にかけないこと
水のあげすぎは根が弱る原因になります。土の状態は鉢の重さで確認するのがおすすめです。軽くなっていたら、葉にはかけないよう注意して、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりをしましょう。
- 日当たりの良い場所を探して置こう
サフィニアは日光を好む花です。基本的には半日以上日が当たる場所に置き、もし日当たりが微妙な場合は高さのある場所に置くなど工夫をしてください。真夏は風通しが悪いとムレるので注意しましょう。
- こまめな花殻摘みで元気をキープ
咲き終わった花を摘む「花殻摘み」は、枯れた花が腐ることによる病気や、種ができて衰弱するのを防ぐ作業です。花びらだけでなく、茎ごと摘み取って。水やりのついでにチェックすると安心です。
満開を長く楽しむために、大切なポイント!
- 伸びたらピンチでボリュームアップ!
植えつけから2~3週間は、鉢からはみ出た枝をカットする「ピンチ(摘芯)」を2~3度繰り返してください。そうすることで芽数が増え、ボリュームのある株に仕上がります。
- 2回の「切り戻し」はリセットのチャンス!
満開が過ぎ花数が減ってきたら「切り戻し」でまた花を楽しめます。鉢の大きさくらいに思い切ってカットしてOKです。ムレを防ぐためにもまずは梅雨前に1度、その後は夏の終わりに行いましょう。
- “しっかり追肥”で失敗知らずに
サフィニアはとても肥料が好きな品種です。植えつけ時の元肥はもちろん、定期的に追肥をしてください。切り戻しの前後にも追肥を行いましょう。しっかり肥料を与えるのが、キレイに咲かせるコツ!
おわりに
ちょっとしたコツと肥料選びで、ボリュームたっぷりの満開を長く楽しめる「サフィニア」は、ガーデニング初心者に自信をもっておすすめできる品種です。この春、何を育てようか花選びに迷っている方は「サフィニア」に挑戦してくださいね!
そして、サントリーフラワーズ公式インスタグラムでは、育て方のコツや、お花のある暮らしの魅力を感じられる写真を日々投稿中。
サフィニア以外のお花も紹介しています。定期的に、「フォロー&いいね!」で、季節に合わせた苗が抽選で当たるキャンペーンも開催!
こちらも要チェックです。
「春のガーデニングフェス ~全国のみんなと育てる感動をシェアしよう~」キャンペーン開催!
サントリーフラワーズのお花が大好きな方たちで写真をシェアしあう、「春のガーデニングフェス ~全国のみんなと育てる感動をシェアしよう~」キャンペーンがスタート。
植えつけや少しずつ育っていく様子、満開を迎えた花などの写真を投稿し、育てる感動をシェアしてガーデニングを楽しめるキャンペーンです。
投稿は制限がなく何度でも行うことができ、サイトを見た方の「いいね!」が付くことも。いろんなお花が見られるので、ガーデニング初心者の方はそれをみてモチベーションのアップにもなりますよ!
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PR提供元:サントリーフラワーズ株式会社