- 佐藤 恵子
- 4匹の犬たちと、里山暮らしを楽しんでいます。趣味は一人旅、温泉、読書、お菓子作り、籠編みなど多岐に渡ります。自分の好奇心をエネルギーに、皆さんのお役に立てる記事をお届けしたいと思います。
ガーデニング資格とは!?目的に合わせた資格取得方法を解説
ガーデニングに資格が必要なの?と、思わず首を傾げたくなってしまった人も、多いのではないでしょうか?実は、ガーデニング資格は、多岐に渡ります。仕事としてのガーデニング資格を取りたいのか、自分の庭を素敵にするための知識が欲しいのかで分かれますにで、詳しく解説します。
ガーデニング資格の種類について
ガーデニング資格には、大きく分けて2つあります。一つは仕事にするための、国家資格。もう一つは、個人的なガーデニングの知識を深めるための民間資格です。
国家資格を取得すれば、履歴書などに堂々と記入できますので、有利かもしれません。
しかし、実際は、ガーデニングの仕事をするために、絶対必要な資格というのはありません。
ガーデニング教室を開いたり、アドバイスをしてそれなりの料金を貰ったとしても、特に資格を必要としないのが実際のところです。
ただ、仕事という位置づけでみると、国家資格なり民間資格なり、プロフィールに書けるものがあったほうが、少し見栄えが良いですし、肩書として表に出すことができるというメリットはあります。
では、それぞれの資格の種類について、紹介していきましょう。
ガーデニングの国家資格とは!?
ガーデニングの国家資格は、実際のところ、建設関係に凄く近い資格になります。簡単に幾つか紹介してみます。
- 造園施工管理技士
こちらは、大規模な庭を作るときに必要な資格です。美術館の庭や公園などを、デザインしたり管理監督するためのもので、一般的には縁の無い資格ともいえます。
- 園芸装飾技能士
都道府県にある、職業能力開発協会が行う検定です。ガーデニングに対する、深い知識が必要とされます。完成した公園の樹木の管理や、園芸店などに重宝される資格となります。
- フラワー装飾技能士
ガーデニングというよりは、生花を扱う資格です。ブライダルブーケを作ったり、会場を装飾したりといった仕事に必要な資格です。
こうした国家資格には、実務経験が必要なものが多く、仕事にするために取得を考えるならば、それなりの時間と努力が必要になってきます。
誰よりも素敵な庭を作るためのガーデニング資格とは!?
誰よりも素敵な庭を作りたい、寄せ植えをもっと映えるように設えたいなど、自分が満足できるような知識が欲しいというのであれば、民間資格で十分でしょう。
ガーデニングの民間資格には、どんな種類があるのでしょうか?直接学べるものから、通信教育まで、自分の都合に合わせられるのも、民間資格のメリットといえるでしょう。
- ガーデンコーディネーター
- ガーデンコンシェルジュ
- ガーデニングアドバイザー
- 園芸インストラクター
- グリーンアドバイザー
- 庭園デザイナー
- 庭園管理士
- ガーデニングデザイナー
- フラワーデザイナー
それぞれの資格を、取得が簡単な順番で紹介しましょう。似たような内容でも、より深い理解や、広い知識が必要になってきます。
ガーデンコーディネーター
代表的なイングリッシュガーデンの作り方や、自宅をバラ園のようにする方法などを基礎から学べます。
害虫駆除や草花の手入れといった、基礎的なものが学べるので、初心者にはおすすめの資格です。
ガーデンコンシェルジュ
庭が無くても大丈夫。ベランダでガーデニングを楽しむ方法などが学べます。
庭、ベランダ、屋上など、それぞれの楽しみ方や、お手入れ方法など、幅広い基礎知識が勉強できます。
ガーデニングアドバイザー
趣味のガーデニングを、誰かに教えたいという時に、役に立つ資格です。ホームセンターの園芸部門の就職などにも役に立つ資格の一つです。
通信教育でも受講できる資格の一つですから、興味がある人は資料を取り寄せてみると良いかもしれません。
園芸インストラクター
ガーデニングの知識だけではなく、庭を設計施工するための技術的なものも含んだ講座です。園芸やガーデニング関連の仕事をするには、とても有利な資格になります。
必要とされる知識が多岐に渡りますので、それなりの努力が必要になる資格です。
グリーンアドバイザー
公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が発行する資格で、植物の育て方の詳しい知識を持っていることを認定され、人に教えることができる専門家としての資格になります。
資格取得後は、協会主催のイベントに参加できたり、園芸教室の講師になることができたりなど、協会のサポートが受けられるのが強みです。
庭園デザイナー
先に紹介した、園芸インストラクターに近い資格のようです。庭には調和が必要で、和風、洋風などに合わせた庭のデザインを学べます。
植物だけではなく、庭に置く調度品も合わせたハーモニーを重視した内容で、少し専門的な領域になるようです。
庭園管理士
耳慣れた言葉で言い換えると、庭師とか植木屋さんといった職業の人たちが持つ資格です。小さな庭から、大きな庭園までを管理し、ガーデニングの知識も必要とされます。
日本園芸協会が主催する民間資格ですが、かなり本格的なものになります。
ガーデニングデザイナー
庭をデザインする資格です。その庭も、公園や植物園、緑地などを指し、環境に貢献できる資格でもあります。
庭に関わるエクステリア、給排水の知識、設計、製図、測量などの知識がまず必要とされ、続いてセンスも重要な能力とされます。
フラワーデザイナー
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会が主催する資格です。学校に入学する必要があり、既定の受講が完了後、始めてフラワーデザイナー試験を受験する資格を取得できます。
試験後、合格して、やっと協会認定のフラワーデザイナーとなることができます。
おわりに
ガーデニングの資格が、こんなにあることに驚いていませんか?自分はどうしたいのかを、しっかり考えたうえで、最適な講座を選んでください。欲しい知識を、楽しく学ぶことができるかが、とても大切です。