- 佐藤 恵子
- 4匹の犬たちと、里山暮らしを楽しんでいます。趣味は一人旅、温泉、読書、お菓子作り、籠編みなど多岐に渡ります。自分の好奇心をエネルギーに、皆さんのお役に立てる記事をお届けしたいと思います。
初心者におすすめ!頑張り過ぎないナチュラルガーデニング
初心者におすすめの、ナチュラルガーデンの作り方とコツを紹介します。ナチュラルガーデニングに憧れる人は、ターシャの庭を知っているかもしれません。彼女の生き方までは真似できなくても、庭造りから彼女の心に触れることが出来るかもしれませんね。
ナチュラルガーデニングとは
ナチュラルガーデニングとは、極端にいうと、植えっぱなし、咲かせっぱなし、放りっぱなしの庭をいいます。あくまでも、極端な説明ですので、100%鵜呑みにはしないでくださいね。
限りなく自然に近い庭、それがナチュラルガーデンです。
手間をかけない庭でも、ところどころにセンスが感じられたり、作り手の思いや性格が自然と庭に繁栄されていたりという意味では、思いのほか個性的な庭が出来上がったりします。
絵本作家ターシャの庭を、本や画像で観たことがある人なら、なんとなく壮大な庭のイメージが想像できるでしょう。
しかし、日本の庭が前提ですから、ターシャの庭のような自然味溢れる感じは難しいかもしれません。それでも、初心者には最適な庭造りですので、この後、詳しく紹介します。
初心者がナチュラルガーデニングを始める手順
ナチュラルガーデンを、どんな風に作りたいのか、まずはそれが大切なポイントになります。ガーデンは庭という意味ですから、そこにはそれぞれの思いが繁栄されて当然です。
花いっぱいの庭にしたいのであれば、手入れのための通路を確保するだけで、それ以外は全て植物で埋めつくすというのも良いでしょう。
子供やペットが庭で遊ぶスペースが欲しいというのであれば、植物の占める場所は限定されます。その分、塀や壁などに花を増やすという立体構想というのも楽しいかもしれません。
ナチュラルガーデニングの最初は、庭をデザインすることから始めましょう。
次は、設定した庭の土を作ります。滋養の高いふかふかの土を作り、水はけや日当たりまで確認しましょう。それぞれの条件に合う植物を選ぶと、後々手間がかからないというメリットがあります。
後は実際に植えて、植物の成長を楽しみましょう。途中でダメになってしまう植物が、あるかもしれません。それは勉強の一つと割り切って、試行錯誤をするのも楽しいものです。
初心者が最初に意識したいセンスの良いナチュラルガーデンにコツ
ナチュラルという名の通り、余りに色とりどりの庭ではセンスを感じられません。ナチュラルガーデンを美しく見せるコツは、花の種類選びです。
出来るだけ自然に近い花を選ぶこと、色のきつい主役級のバラやダリアなどのような花は避けること、緑の多さがポイントになるので、木や葉を楽しめる植物を多めに植えることです。
ナチュラルガーデンを美しく見せるのは、どれだけ自然の状態に近いかという事ですから、それを意識して庭を作っていきましょう。
初心者がナチュラルガーデニングを始める時におすすめの植物
ナチュラルガーデンの初心者だけではなく、ナチュラルガーデン愛好家にもおすすめの植物を紹介します。
何しろ植えっぱなしというのが基本ですから、宿根草や多年草が最適です。
ギボウシ
緑の葉を楽しむなら、最適です。暑さ寒さに強く、半日陰を好みます。夏には清楚な花を咲かせてくれますが、冬にはいったん枯れてしまいます。しかし春になると、一回り大きな株となって、再び葉を広げてくれます。
オカトラノオ
山間を走ると、目に入ることが多い、植物です。夏になると白い小さな花が、穂のように垂れながら咲く、涼しげな植物です。
地下茎で増える花ですが、困るほどの増殖はありません。暑さ寒さに強く、半日陰でも十分育ちます。
三尺バーベナ
薄めの紫色の小花が、小てまりのように咲きます。茎が硬く細長く伸びることからこの名がつきました。葉も小さくて、他の植物の邪魔をしないだけではなく、程よく混ざりあってくれます。
やや乾いた日向を好みます。蜜を吸いに虫たちもやってくる花なので、より自然な風景が楽しめます。
アジサイ
ナチュラルガーデニングの主役に、アジサイはどうでしょう。色のハッキリした西洋アジサイではなく、日本の山アジサイに近いアメリカアジサイであれば、ナチュラルガーデンの雰囲気作りにピッタリです。
暑さ寒さに強く、半日陰でも日向でもよく育ってくれます。冬になって枯れた時に、いったん枝を全て刈りこむと、次の年は大きな花を咲かせてくれます。
逆にそのまま放置すると、次の年の花は小さな花になります。こうしたコントロールができるのも、アジサイのメリットです。
おわりに
初心者にこそ、ナチュラルガーデニングはおすすめです。ここから徐々に鉢植えやプランターなどを増やし、立体的な庭造りに挑戦していくと、無理なく楽しむことが出来るでしょう。庭造りに迷ったら、ぜひナチュラルガーデンを目指してみてくださいね。