- 佐藤 恵子
- 4匹の犬たちと、里山暮らしを楽しんでいます。趣味は一人旅、温泉、読書、お菓子作り、籠編みなど多岐に渡ります。自分の好奇心をエネルギーに、皆さんのお役に立てる記事をお届けしたいと思います。
【年齢別】子供の洋服を自分で収納できるようにするアイデア
いつの間にか増えてしまう子供の洋服の収納に、頭を悩ませているご家庭は多いんではないでしょうか。子供の洋服の収納を、子供が自分でできるようにしてあげるのも、方法の一つです。そこで、子供の年齢に合わせた収納の方法を紹介します。
目次
「子供が自分でできる洋服の収納」2歳~3歳
2歳から3歳くらいの子供にとって、たたむという作業はできません。洋服も小さいことですから、かけてしまうことを覚えてもらいましょう。
靴下や下着などは、入れるバスケットや籠などで定位置を決め、同じ柄の靴下同士を一緒に入れるだけとか、下着はそのまま放り込むだけとか、単純作業を教えてください。
出来れば、しまう場所はリビングや大人の目の届く場所が理想です。自分で片付けができたら、とにかく褒めてあげましょう。
難易度を出来るだけ下げて、成功体験を積み重ねることが大切です。自分でできたという自信を持てるよう、洋服の収納方法を計画してあげてください。
「子供が自分でできる洋服の収納」3歳~6歳
3歳を過ぎてくると、少しずつたたむということもできてきます。最初は、自分のハンカチをたたんで、四隅を揃えてたたむことや、仕切りを利用してきちんと収納することを覚えて貰いましょう。
お気に入りの洋服は、ディスプレー式の収納もおすすめです。洋服を大切にすること、しわをつくらないように収納するコツなど、お気に入りの洋服を通して学んでもらうという意識を、大人も持つ必要があります。
たたむことに慣れてきたら、最適な仕切りや可愛い箱、ナチュラルな籠などを利用して、きれいに収納することを教えてください。一つ一つのたたみ方に、多少の雑さがあっても、並べると思いのほかきちんと見えるものです。
全体の完成度を意識して収納を実践していくと、バランスやセンスなども磨かれます。自分でできるという体験を積み重ねていけるよう、大人の工夫が大切です。
「子供が自分でできる洋服の収納」小学生
小学生期になると、子供の持ち物が一気に増えます。おしゃれにも目覚めてくると同時に、お手伝いなんて面倒だと言い出す時期でもあります。
また個々の性格が際立ってきて、兄弟でも几帳面に片付ける子もいれば、放り込むだけで精一杯という子もいるでしょう。無理強いすることは避けて、子供の性格に合わせた収納方法を考える必要があります。
とりあえずは定位置を決めて、そこに置くというルールを守ることだけを約束するといった、習慣づけが大切です。帰宅後のランドセルやリュックサックを置く場所、帰宅後の上着をかける場所などを決めておきましょう。
毎朝の身支度は、こどもが自分でするというのもおすすめです。洋服を収納している場所の近くに身支度スペースを設け、洋服を着替えることから、ハンカチなどの小物まで、全て自分でさせてみましょう。
見つからないものがあると、自分が困ることに気が付いてくれると、収納することに意識が向くきっかけになります。つい、口を出したくなるところでしょうが、出来る限り我慢するという、大人の忍耐も試されます。
「子供が自分でできる洋服の収納」中学生
中学生にもなってくると、おしゃれの意識は一層高まります。そして、人からどう見られているかが、特に気になりだす年頃でもあります。
洋服の収納を、ショップのディスプレーのようにおしゃれにしたり、同じサイズ同じ色の収納ボックスを並べてクールな印象を作ったりするなど、友達が部屋に着た時、思わずカッコイイと言ってもらえるような収納がおすすめです。
一度でも友達に素敵だと言われた部屋は、崩したくない心理が働きます。収納の見せ方や洋服の扱い方まで、自然と身につくようになるでしょう。
レイアウト変更など、少し大変かもしれませんが、不安定な精神状態にあることが多い中学生の心理を逆手にとって、洋服の収納が自然にできるよう、上手に誘導できると良いですね。
子供の洋服を自分で収納する習慣づけに必要なこと
紹介してきたように、進学や環境で変化に合わせて、少しずつステップアップさせると、子供も無理なく受け入れることができます。
また、細かな収納にこだわらず、放り込むだけでも良いので、片付けるという意識を育てるようにしましょう。
大人も子供も、細かすぎるルールを守り続けるのは、苦痛でしかありません。長続きしないものは、挫折感を味わわせることになります。
親が手を出してしまうことを極力我慢しましょう。子供が戸惑ってしまっている時は、助言にとどめ、子供が自分で考えて実行したという形を保てるようにするのがベストです。
おわりに
子供が、自分の洋服を自分で収納できるようにするには、親の忍耐も大切です。叱ったり、ご褒美で釣ったりするようなことのないよう、親も意識をしっかり持って、長い目で見守っていきましょう。