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ダニの種類と対策を知って安全な寝具で安心の眠りを手に入れよう!
ダニの種類が、確認されているだけでも20,000種もあることを知っていますか?その中で、たった2種類のダニが、寝具で多く発見されるという特徴を持っています。寝具に生息するダニの種類と対策を紹介しますので、快適な睡眠にぜひお役立てください。
寝具に発生するダニの種類や害について
ダニが家の中で一番住みやすい場所は、なんといっても寝具です。適度な温度と湿度が確保でき、餌になる人間のフケや垢が沢山あります。
吸血ダニにとっても、無防備な人間の柔らかな皮膚が目の前にあり、美味しい血がいつでも手に入る環境は住みやすいに違いありません。
ダニに刺された痒みだけではなく、ダニの死骸やフン、脱皮した際の抜け殻などは、人にとってアレルギーの原因にもなります。
小さくて見えないだけに、脅威でもあり強敵でもあるダニの種類を紹介します。
ダニの種類1:チリダニ
別名、ヒョウヒダニともいいます。餌は、人のフケや垢、汗、ほこりなどです。こうした餌1gで、チリダニ300匹の食料になるというのですから、たまったものではありません。
当然ながら、枕や布団、毛布、カーペット、カーテン、ソファーなどを好んで生息します。人を刺すことはありませんが、チリダニのフンや死骸は、アレルゲンとなって人を悩ませます。
温度20度~30度、湿度60%~80%の環境を好む性質があり、まさに布団は最適な生息地となってしまいます。
成ダニの大きさは、体長0.3㎜~0.4㎜程度ですから、余ほどのことがないと、人の目に止まることはありません。しかし、1年中活発に繁殖を繰り返し活動しています。
寝具に生息し、一番大きな被害をもたらすのが、このチリダニ(ヒョウダニ)です。
ダニの種類2:ツメダニ
ツメダニの餌は、前述したチリダニ(ヒョウダニ)です。チリダニの多い環境下では、それを捕食するツメダニも大量に生息するということになります。
本来、人を刺すという習性はありませんが、間違って刺すことは少なくありません。刺された跡は、体液がにじみ出て痒みが長引きます。掻きむしってしまうと、トビヒという状態に悪化してしまうこともあります。
成ダニは0.3㎜~1㎜ほどです。ツメダニの体液を吸うことで餌としていますので、十分に吸った後は身体も大きく膨れています。体長に差異があるのは、こうした原因によります。
主に秋口に増殖するツメダニは、8月~9月にかけて被害が広がります。
家の中にいるその他のダニの種類
家の中に住んでいるダニは、チリダニとツメダニ以外にも、主に2種類のダニがいます。コナダニと、イエダニです。
【コナダニ】
コナダニは文字通り粉ものが大好きという特性があり、小麦粉やてんぷら粉、お好み焼き粉、片栗粉などを常温で放置しておくと危険です。
その他、チョコレートや削り節、チーズや味噌など、ありとあらゆる食品で発見されています。コナダニを捕食するのも、ツメダニです。コナダニが増えるとツメダニ増え、人が間違って噛まれるという被害が頻発します。
【イエダニ】
イエダニは吸血性のダニです。ネズミや鳥などに寄生し血を吸うことで餌とします。家の中で宿主が死ぬと、餌を求めて人を吸血することもあります。
6月~9月頃に大量発生するため、家の中に野生動物が入り込んでいる場合など、注意が必要です。
ダニの予防対策
寝具に生息するダニの予防は、2つあります。
餌となるフケや垢、汗などを、小まめに洗濯することで、繁殖を予防するという方法が一つ目です。シーツやベッドカバー、枕カバーなどの洗濯を、小まめにするほど効果があります。
二つ目は、ダニが熱に弱いという特性を利用して、死滅させる方法です。布団の場合は、中綿の中心まで50度以上の高温になるようにし、30分以上持続することが必要です。
布団乾燥機の設定を、ダニ駆除モードにしたり、黒いビニールを布団を被せて天日に干したりなど、手間はかかりますが、根気よく行うことで効果を得られる可能性があります。
その後、掃除機でダニの死骸を吸い取ることを忘れてはいけません。
紫外線ランプでダニを駆除する方法が、一時もてはやされましたが、実際は表面のダニには効果があっても、奥深くに隠れたダニには、紫外線が届かないといった事象もあるようです。
ダニ予防におすすめアイテム
ダニの駆除が、思った以上に面倒で、諦めてしまっている人も多いかもしれません。一番手軽なのは、ダニやダニの死骸、ダニのフンなどが、布団から出てこないことです。
しかし布に包まれた布団では、織り目がある以上、それは無理でしょう…と思っていませんか?もしも、そんな布団カバーがあったら、もうダニに悩まされることも無くなります。
『ティーガード』という商品が、そんな優れた機能をもっているダニ対策の布団カバー『ティーガード』に出会って、ほっとした人達の多さに驚きました。
しかも、正直なことに、『ティーガード』の公式サイトでは、100%ダニが防げるわけでは無いとも書かれています。その理由も納得できる内容で、逆に誠意を感じます。
興味を持った人は、『ティーガード』のホームページを覗いてみてください。自分の目で、どんなものなのか、しっかり確かめてみましょう。
おわりに
2万種類もいるダニの、ほんのわずかな種類のダニが、私たちの生活を苦しめているのかと思うと、愕然とします。目に見ない敵こそ脅威です。出来るだけストレスなく対処できるのなら、それが一番良い方法だと思います。