ガーデニング

これは使える！万能ハーブローズマリーの活用法

ローズマリーは、地中海沿岸が原産のハーブで、栽培が簡単なことや用途が広いことで日本でも人気が高いハーブです。ローズマリーの強い香りを生かした活用方法や保存方法をご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。

ローズマリーを活用するために知っておきたい効果

ローズマリーの歴史は古く、古代エジプトでは王の墓で焚かれ、古代ローマ帝国では忠誠心や死の象徴として、宗教的な意味合いで使われてきました。

ローズマリーは、大きく3種類に分かれ、それぞれが独特の効果効能を持つことで知られています。これはローズマリーが育った環境に由来するもので、香りも少し違ってきます。

始めてローズマリーを使ってみようという人は、ローズマリーctシネオールがおすすめです。香りも爽やかでスッキリしているのが特徴です。

ローズマリーを一般的に活用する場合の効果としては、防虫や除菌消臭、リラックス、頭をスッキリさせるなどが期待できます。

こうした効果を踏まえて、自分流のローズマリー活用法を編み出していくのも楽しいのではないでしょうか。

ローズマリーのおすすめの活用法を紹介します。

ローズマリーを、芳香浴剤として活用してみてはいかがでしょうか。香りに癒され、リラックス効果がアップします。

生やドライのローズマリーをバスタブに入れる際は、網目の細かい袋や木綿の袋などに入れて使用しましょう。また、バスタブにお湯をはり始める最初からローズマリーを投入し、お湯によって成分が抽出されやすくしてください。

ローズマリーには、ローズマリーctカンファーという種類があります。このカンファーこそが、防虫剤である樟脳の成分です。しっかり乾燥させたローズマリーを、箪笥の引き出しやクローゼットに置いておくだけで、防虫効果があります。

同じように防虫効果のあるレモングラスやラベンダーなどと組み合わせて、ポプリを作ってみるのも楽しいでしょう。

防虫と同様に、乾燥させたローズマリーを下駄箱や玄関、クローゼットなどに置いておくと殺菌消臭効果が期待できます。リースにして飾っておくのも、おしゃれです。

ローズマリーを水に入れて煮たてて作ったローズマリーウォーターを、スプレーボトルに入れて掃除に使うことで、殺菌消臭効果を最大限活用することができます。

余談ですが、このローズマリーウォーターを化粧水のように使用するのもおすすめです。肌に使うのであれば、ローズマリーctベルべノンという種類が最適です。

ローズマリーの葉を、お湯で煮だすだけの簡単なお茶です。紅茶に混ぜても美味しいですし、他のハーブとブレンドするのもおすすめです。

頭をスッキリさせてくれるという他に、リラックス効果、集中力を高める効果などが知られています。

乾燥させたローズマリーの葉よりも、生の葉の方が香りがソフトで飲みやすいでしょう。

ローズマリーの保存には、乾燥と冷凍、オイル漬けがあります。使用方法によって、それぞれの保存方法を活用してください。

ローズマリーを乾燥させるときは、乾燥材を使用するか吊るして干すという方法があります。少量であれば、乾燥材と一緒にジッパー付きポリ袋などに入れて、乾燥させるのが手軽でおすすめです。

自家菜園で育てたローズマリーを、大量に乾燥させるときは吊るして干すのがおすすめです。

ポイントは、長さの違うローズマリーを数本ずつの束にすることです。大きな束だと、風の当たり具合がに差がでてしまい、中の方は乾燥する前に腐ってしまうことがあります。

また乾燥したローズマリーが落ちないよう、滑りにくい麻紐などをつかい、きつく縛っておいてください。

ローズマリーを冷凍保存する場合は、よく洗ったローズマリーの水分をしっかりとり、1回使う分程度の小分けにしてラップで包み、冷凍庫で保管してください。

料理に使うオイルで、ローズマリーの香りやエッセンスを抽出する方法もあります。ドレッシングや料理の風味づけに、手軽に使えて便利です。

まずは、ローズマリーを丁寧に洗い、水分はしっかり飛ばしてくください。使用する瓶などの容器は、一度煮沸諸毒をしておきましょう。

オイルは、ヒマワリ油や菜種油、オリーブオイルなど、余り癖のないものがおすすめです。なお、油に水分が混ざってしまうと、劣化が早まってしまいます。消毒後の容器も、必ず水分をきちんと取ってから使用してください。

ローズマリーの活用法を紹介してきました。ご紹介した以外にも、料理などにも使える万能ハーブですから、庭やベランダにあると便利なハーブの1つかもしれません。手作りポプリをプレゼントしても、好感度アップに繋がりそうですね。