- 佐藤 恵子
- 4匹の犬たちと、里山暮らしを楽しんでいます。趣味は一人旅、温泉、読書、お菓子作り、籠編みなど多岐に渡ります。自分の好奇心をエネルギーに、皆さんのお役に立てる記事をお届けしたいと思います。
ミシンの寿命は何年?寿命のサインと日頃のお手入れ方法を紹介
ミシンの寿命を知っていますか?ミシンは一生物と言われていた時代もありましたが、機能が進化したことによって、ミシンも寿命を持つようになりました。そこで、ミシンの寿命を知らせるサインと、日頃のお手入れについて紹介します。
ミシンの寿命はどのくらい?
ミシンの寿命は、平均して10年といわれています。これは、一般家庭用のフルサイズミシンの指標です。
数万円のコンパクトミシンは、数年で寿命がきてしまうことが多くあります。また、日頃のお手入れや収納場所によっても、ミシンの寿命に差がでます。
今回は、ご家庭に普及している数が多いフルサイズミシンで、電動ミシン、電子ミシン、コンピュータミシンの寿命とお手入れについて紹介していきます。
ミシンの寿命を知らせるサインとは!?
今やミシンは精密機械の一つでもあります。寿命を知らせるサインとは、いったいどんなものか、調べてみました。
ミシンは使う人が安全に使えるよう、様々なシステムが搭載されています。故障かそうでないかを見分けるのが難しい理由も、そこにあります。
ミシンの故障かも!?とか、ミシンの寿命かな!?と疑える事象の殆どは、ミシンが動かないという現象です。
ちょっとした設定ミスなどのトラブルなのか、コードの断線やモーターの故障なのか、なかなか判別しにくいところではあります。次のようなことを確認して、トラブルが解消できないか試してみてください。
コンセントは繋がっていますか?
まさかと思うかもしれませんが、コンセントの挿し忘れは少なくないようです。挿しこみ方が不十分ということもありますから、コンセントをいったん抜いて、挿しなおしてみましょう。
コンセントに問題がない場合は、コード全体を曲げたり真っすぐにしたりを繰り返してください。もし、一瞬でも動けば、コードの断線が考えられます。
ミシンの手元ライトは点きますか?
ミシンの手元ライトが点かない場合は、コードの断線か、ミシン本体の基盤の故障が考えらえます。
手元ランプは点灯するけど、フットコントローラーを踏み込んでも動かないときは、フットコントローラーの挿しこみがきちんとできているか確認しましょう。
モーター音はしてますか?
フットコントローラーを踏んだ時、ミシンのモーター音は聞こえますか?音が聞こえない時は、フットコントローラーか、ミシン本体のモーターの故障が考えれます。
フットコントローラーと同じ機能が、手元スイッチとしてついているミシンであれば、その手元スイッチでミシンを動かしてみましょう。それでミシンが動けば、フットコントローラーの故障が濃厚ですし、動かなければモーターの故障が考えられます。
モーターの音が聞こえるときは、ベルトの断裂やゆるみが原因かもしれません。
また、下巻き軸が下巻き状態になったままだと、ミシンはそれを察知して、安全のため針が動かない設計になっています。モーター音はするけど、ミシンが動かない原因の一つです。
押さえがあるミシンの場合、押えが下がっていないとミシンは動きません。これもモーター音はするのに、ミシンが動かない要因となります。
ミシンの故障や寿命の判断は専門業者に任せましょう
使い方の間違い程度なら自分で修正できますが、断線やモーター、基盤の故障ともなると、自分で直そうとすると、逆に悪化させてしまう可能性が高いです。
まずは専門の業者に、修理を依頼しましょう。修理して使い続けたほうが良いか、ミシンの寿命と諦めて新しいミシンに買い替えるかは、それぞれの費用対効果を計算して決めると良いでしょう。
例えば、余りミシンを使わないのであれば、安いコンパクトミシンに買い替えるというのも選択肢の一つです。逆に使っているミシンが高価なもので、使い勝手も良く、頻繁に使うのであれば、修理の方が安いかもしれません。
業者に修理の見積もりをお願いし、熟考してみることをおすすめします。
ミシンが壊れた時の買い替えの手順
ミシンの寿命と判断し、買い替えを決断したら、寿命を迎えたミシンを廃棄する必要があります。その手順を紹介しますので、参考にしてください。
ミシンが壊れた時に、廃棄する方法は3つです。
- 新しいミシンを購入する店舗に引き取ってもらう
- 粗大ごみとして自治体のルールに従って廃棄する
- 廃品回収業者に引き取ってもらう
それぞれについて説明します。
新しいミシンを購入する店舗に引き取ってもらう
販売店によりますが、下取りや買取のシステムがある店舗があります。それによって、新しいミシンを値引きして貰えることがありますから、必ず確認してみましょう。
粗大ごみとして自治体のルールに従って廃棄する
ミシンは粗大ごみとしている自治体が多いようです。粗大ごみの回収については、自治体ごとのルールがあります。必ず自治体のホームページで確認し、そのルールに準じて廃棄処理を行ってください。
廃品回収業者に引き取ってもらう
ミシン単体での依頼は、金額的に高くなってしまう可能性があります。他にも引き取っても欲しい廃品がある時に、一緒にミシンもお願いするというのがスムーズです。
また、街中をアナウンスしながら流してあるく廃品回収業者の中には、悪質な業者がたくさんいます。不法投棄などを助長しないよう、こうした業者に依頼するのは避けましょう。
ミシンを長持ちさせるための日頃のお手入れについて
ミシンのお手入れのポイントは、埃の除去と注油です。丁寧に扱わないと故障の原因になってしまうことがありますから、取扱説明書をよく読んでから行いましょう。
ミシンのお手入れは小まめな埃とりから
ミシンは扱うものが糸や布ということもあり、必然的に埃や糸くずの巣窟になってしまいます。定期的に天板を外して、埃を取りましょう。
ミシンは精密機械ですから、部品を決して乱暴に扱わないよう注意してください。
定期的な注油も必須
ミシンのお手入れに、定期的な注油も怠ることはできません。ミシンの窯やレール部分に注油が必要ですが、取扱説明書をみながら、注意深く行う必要があります。
高温多湿を避けて保管
ミシンを高温多湿の場所にしまっていませんか?何度も繰り返しますが、今やミシンは精密機械です。高温多湿の場所は、ミシンの寿命を縮めてしまう大きな要因の一つになってしまいます。
おわりに
ミシンの寿命と、長持ちさせるためのお手入れについて紹介してきました。ミシンの寿命は、素人目には判断が難しいという印象があります。専門業者と相談しながら、修理か買い替えかを決めるのが、一番妥当なようです。