- 鈴木 阿由美
- ライター。埼玉在住。これまで関わった企画は旅行やライフスタイル、LGBTQなど。人の背景にある考え方や価値観を引き出すのが好き。毎日のようにジムで走っています。筋膜リリースにハマり中。
とっても簡単な立体マスク!子供用マスクの手作り方法
- 子供服教室ソーイングカフェLUNA(@sewingcafeluna)さん
- 「ママとおばあちゃんのための子供服教室」を開催。ハンドメイドの作品をSNSに公開。
インスタグラム▶︎https://www.instagram.com/sewingcafeluna/
手縫いでもOK!子供用マスクの手作り方法
学校やお出かけの時の布マスクは、洗濯をする分も含めて枚数が必要ですよね。できるだけ簡単に作れたらいいのにと思う人もいるかもしれません。
そこで今回は、子供服教室ソーイングカフェLUNAさんに、子供用マスクの手作り方法を教えてもらいました。
教えてもらったのは立体型のマスクなので呼吸がしやすく、夏におすすめです。子供の好きな布で作ったり、夏用の素材で作ったりとアレンジもできます。
ベビー・幼稚園児・小学生に合わせたマスクの型紙も教えてもらったので、子供の顔の大きさに合わせて調整しながら作ってみてください。
子供用マスクを手作りするために必要な物
まずはマスク作りに必要な物を揃えましょう。
- 布 表布と裏布にしたいものを2枚
- アイロン
- ゴム
- ミシンまたは手縫いのための針と糸
上記の物があればマスクを作ることができますよ。ミシンがない場合は、手縫いでも縫えるのでやってみてください。ゴムの代わりにLUNAさんがおすすめなのは、ウーリースピンテープです。
ウーリースピンテープとは、ニット生地で洋服を作る時に一緒に縫い込むことで一定以上の伸びを防ぐためのものですが、マスクゴムに感触が似ています。何よりマスクゴムに比べてとても安く購入できます。
家族分やご友人の分も子供用マスクを手作りする方は、ウーリースピンテープもぜひ試してみてください。売り場はミシン糸やロックミシン関連にあることが多いそうです。
LUNAさんに教えていただいた夏向けの生地もご紹介します。
- リップル生地
子どもの甚平などによく使われています。ポコポコとしていて、肌と接する面積が少ないので、汗ばんでもさらっと快適です。
- リネン生地
麻の生地は吸水性に優れています。使い込むほど柔らかくなり肌触りもいいです。乾きも早いのでおすすめです。
- 冷感生地
触れた時にひんやりと感じる生地で、スポーツウェアや暑さ対策のグッズでもよく使われています。吸水速乾性に優れ、ネットや手芸店でも購入可能です。口に当たる裏地だけ冷感生地にして表地を好きなものにするのもおすすめです。
子供用マスクの型紙
LUNAさんが作った、子供用マスクを手作りするための型紙です。縫い代込みで作っています。
1枚目はベビーサイズですが、LUNAさんからの注意事項として、赤ちゃんにマスクをさせる時には、常に様子を気にかけ安全面を十分に考慮してください。無理に着用させると、呼吸困難や熱中症などのトラブルになる可能性があります。
幼稚園サイズの型紙です。
小学生用のマスクの型紙です。
子供の年齢などでピッタリのサイズは異なります。一度型紙を元に作り、調整してみてください。
子供用マスクの作り方
①ダブルガーゼに型紙を当てて、表地と裏地それぞれ2枚ずつ裁断します。
②表地2枚を表どうしを重ねて(中表)、カーブしている部分を幅1cmで縫います。裏地も同様に縫ってください。縫うところは目打ちで示しています。
③縫い代に1cm間隔でハサミで切り込みを入れます。②で縫ったところを切らないように気をつけましょう。
④縫い代をアイロンで割ります。割るとは、縫い代を片側ずつアイロンがけをしてペタンとしていくことです。
⑤表地と裏地を中表にして、上と下を1cm幅で縫います。目打ちで示している箇所を参考に縫ってください。
⑥脇から生地を引っ張り、表にひっくり返します。表地から裏地が見えないように気をつけながら、アイロンで形を整えます。
マスクの両端をロックミシンまたはジグザグミシンをすると、仕上がりがキレイです。やらなくてもマスクは作れるので手縫いの人もご安心くださいね。
⑦ゴムを通す部分を作っていきます。両脇を1cmで折ってさらに1cm折ります。三つ折りの状態にしたら、端ギリギリを縫っていきます。三つ折りが狭いとゴムが通らなくなるので、注意してくださいね。
⑧三つ折り部分にマスク用ゴムを通します。ゴムの長さは、幼稚園児サイズで約25cmですが、子供に合わせて調整してください。
これで完成です。
おわりに
子供用マスクを手作りすると、生地を子供が好きなもので作ることができ、子供も喜んでマスクをつけてくれる気がしますね。手作りでも簡単にできるので、子供用マスクを作ってみたい方はLUNAさんの方法をぜひ参考にしてください。