- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
お風呂掃除の頻度はどのくらいが適切?理由は?
汚れのないキレイな浴室には憧れますが、実際どのくらいの頻度でお風呂掃除をするのがよいのでしょうか?キレイな浴室を保つには汚れを溜めないことが大切です。汚れを溜めないお風呂掃除の頻度とはどのくらいなのか、理由もまじえてご紹介します。
お風呂掃除の頻度は「毎日」が正解!
浴室に汚れを溜めないお風呂掃除の頻度とは、ずばり「毎日」です。「毎日お風呂掃除をするのは大変すぎる!」と感じるかもしれませんが、むしろお風呂掃除にかける手間は軽減することができます。
ではなぜ毎日お風呂掃除をすることが正しい頻度で、お風呂掃除の手間を軽減できるといえるのでしょうか?理由とお風呂掃除を楽にするコツをご紹介します。
お風呂掃除を毎日する理由
東京ガス都市生活研究所の生活分野別調査2018(2)(n=2,575)によると、浴槽の掃除頻度は毎日している人が32%、週に5~6回・週に3~4回という人を加えてようやく半数超えの56.5%になります。
床掃除の頻度に至っては、ほぼ毎日という人はわずか約16%に減り、週に1~2回が最も多く約26%という結果でした。意外と毎日の頻度でお風呂掃除をしている人が少ないという結果に、驚く人も多いのではないでしょうか?
浴室を汚す汚れには、体を洗うときに使ったシャンプーや石鹸カスのほか、体から落ちた皮脂汚れ、さまざまな要因でできる水垢などがあります。そしてこれらの汚れには1つの共通点があることにお気づきでしょうか?そう、すべてがお風呂に入ることで出る汚れです。
毎日お風呂掃除をすることが頻度として正しい理由は、「お風呂に入るごとに汚れが出るから」にほかなりません。ではどのタイミングでどのようにお風呂掃除すれば、最も楽に浴室をキレイにできるのかご紹介します。
毎日の頻度でしておきたいお風呂掃除
毎日お風呂掃除をすることが正しい頻度としても、掃除をするタイミングや掃除の仕方が気になります。掃除をするタイミングとして最もよいのは「入浴直後」です。汚れが定着する前に流してしまえば、浴室を楽にキレイに保てます。
しかし、毎日の頻度で浴室全体を掃除するのは大変です。そこで汚れの付きやすい場所の掃除や、カビの予防に効果的な作業を中心におこないます。
浴槽のお湯を抜いている間に、浴室全体をシャワーで流しましょう。壁や床の汚れは、シャワーを流すだけでも大方流れ落ちます。ただし浴室がタイル地の場合は、目地の間にカビが生えやすいため、スポンジなどでこすって汚れを落とすのがおすすめです。
シャンプーなどのお風呂に置いてある小物類も、シャワーで流すのを忘れてはいけません。特に物が密接しあった奥には、石鹸カスをはじめとした汚れが溜まりやすいため、黒カビが生えやすくなっています。こちらも週に何度かこすり洗いをするのがおすすめです。
浴槽のお湯が抜けたらすぐにシャワーで表面の汚れを洗い流し、スポンジと洗剤で洗いましょう。浴槽が乾いて冷えると汚れがしっかり定着してしまうため、洗うのが大変になります。お湯を抜いた直後ならまだ暖かく汚れも付着していないため、早めに落とすと手間がかかりません。
主な汚れを落としたら、浴室全体を冷水のシャワーで流します。カビや雑菌は暖かく湿った環境が大好きです。そのため冷水で浴室の温度を下げれば、カビや雑菌の繁殖を抑えられます。
そして最後に仕上げの水気取りです。特に梅雨時など湿度が高いときには欠かさずやりましょう。スクイージーで壁や浴槽、鏡などの水切りをしてから、タオルで拭きとるとより効果的です。水気を拭き取ったら換気扇を回して浴室を乾かせば、カビや雑菌を防げます。
週1の頻度でしておきたいお風呂掃除
毎日の頻度でお風呂掃除をしていても、浴室の汚れは完全には落とせていません。そこで週に1度の頻度で中性洗剤などを使ってこすり洗いをするようにしましょう。
そうはいってもいつもしている掃除に洗剤を取り入れ、床をブラシでこすったり壁をスポンジでこするだけなので、そこまで苦労は増えません。普段は流すだけのボトル類や洗面器、椅子などもスポンジで汚れを落としてから水気を拭き取るようにすれば十分です。
また、このときに排水溝のゴミを取り除き、ぬめりなどの汚れを落としておけば、嫌な臭いも防げます。ゴミ取りだけでも毎日の頻度でおこなっておけばより安心です。防臭も兼ねてキチンと掃除しておきましょう。
月1の頻度でしておきたいお風呂掃除
月に1回の頻度でおこなうお風呂掃除には、週の掃除でもやらなかった天井や換気扇の掃除を加えましょう。除菌効果のあるシートをフロアモップに付けてから天井を拭くだけでも、カビや雑菌の繁殖を抑えられるのでおすすめです。
換気扇の掃除も月に1度の頻度でやっておくとよいでしょう。感電の危険を避けるため、電源は切ってからおこなってください。フィルターの掃除やカバーのふき取りなど、汚れをキレイに取り除いておきましょう。
月に1度の頻度でやっておきたい場所に、排水溝の掃除もあります。普段のゴミ取りだけでなく、排水溝の蓋や蓋の下にある網目状の目皿、ゴミを受け取る受け皿、まるでコップを逆さにしたような部品のトラップも取り出し、カビ取り剤を吹きかけてから5分ほど放置して殺菌してください。
また、頻度は年に1~2回でよいものの、バスタブのカバーであるエプロンの裏側も、できれば掃除したい場所です。ただし掃除の難しい場所でもあるため、難しいと判断したときにはプロに頼んで掃除してもらいましょう。
おわりに
お風呂掃除の頻度は毎日が理想です。しかし、毎日隅々まで磨かなければいけないというわけではありません。頻度も大切ですがメリハリを付けて掃除することも大切です。適度な頻度でお風呂掃除をすることで、キレイな浴室を保ってください!