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家事
津久井 玲子

きゅうりを大量消費したい!無理なく消費するコツ

特売できゅうりを購入したものの、つい買いすぎてダメにしてしまった経験はありませんか?水分の多いきゅうりは決して日持ちのする野菜ではありません。しかしその食感はさまざまな料理で重宝します。買いすぎたきゅうりを大量消費するコツをご紹介します。

きゅうりの大量消費!おすすめの食べ方は?

きゅうりというとサラダや和え物といった生食が中心の野菜です。しかし、きゅうりは過熱しても食べられます。

きゅうりの大量消費のコツは、食べ飽きない味付けと食感のほかに、余分な水分を抜いてカサを減らすこともポイントです。さらに保存期間を伸ばせればいうことはありません。

きゅうりのカサを減らしたり、保存期間を伸ばすにはどうしたらよいのでしょうか?それには下処理や調理法で対応できます。後は美味しくて食べ飽きない料理に仕上げるだけです。

きゅうりを美味しく仕上げる下処理方法や、箸が止まらなくなる美味しい料理を作るコツをご紹介します。

 

 

きゅうりは下ごしらえでも食感が変わる

きゅうりというと定番の食べ方はサラダや和え物が多いことでしょう。下ごしらえとして塩もみすると、きゅうり特有の青臭さや余分な水気が抜けて、食感に弾力がでて美味しくなります。

「塩もみ程度でそこまで変わるの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、プロが実践している塩もみ方法を試すと、きっと考えが一変することでしょう。ではプロはどのように下ごしらえをしているのでしょうか?

まずはきゅうりに塩をまぶして、まな板の上でゴロゴロと3~4回転がしてください。これを板ずりと呼びます。板ずりをすることできゅうりの表面の細胞を壊し、余分な水分を抜けやすくするとともに、味浸みをよくするのです。

つづいて熱湯を沸かして板ずりしたきゅうりを入れて、10秒~1分茹で上げます。「きゅうりを茹でる?」と驚かれるかもしれませんが、きゅうりを茹でることが下処理では重要です。

きゅうりを茹でると、きゅうりの持つ余分な水分が適度に抜けるとともに食感がよくなります。さらに色がより鮮やかになって、イボの部分についていることが多い雑菌の殺菌もできるのです。

茹であがったきゅうりは、イボの無い部分は繊維にそって縦切りに、イボのある部分は輪切りにすると種の量のムラなどがなくなり食感が安定します。

さらに水500mlに対して塩を大さじ1入れた塩水に15分ほど入れておき、時間になったらしっかり水気を切ってください。食感がよく調味料の浸み込みやすいきゅうりの薄切りの完成です。

 

 

きゅうりを大量消費するコツ

きゅうりを大量消費するコツは、同じ調理法ばかりで食べないことです。通常はそのみずみずしさと食感を活かした、サラダなどの生食で食べることが多いことでしょう。

しかし、味付けだけ変えても同じ食べ方ばかりでは飽きてしまいます。味付けだけでなく調理方法も変えることで、ガラッと雰囲気を変えてみましょう。主な調理法をまとめてみました。

 

生で食べる

サラダやサンドイッチのほかに、野菜スティックなどもこの食べ方になります。特に野菜スティックは長くカットするだけなので、誰でも簡単に作れて大量消費に向く調理法です。手先が器用できゅうりの扱いに慣れている方は、飾り切りにしてほかの料理に添えてみるのもよいでしょう。

 

漬物にする

漬物は味に変化をつけやすい調理法です。塩やだし汁、しょうゆやぬかなど、さまざまな漬け方があります。浅漬けとキムチなど、ほかの漬物同士を和えても全く違った味と食感を楽しめる点も強みです。

さらに人はそれぞれに味の濃さの好みが異なります。塩分濃度も好みにあわせて漬けられるので、きゅうりの大量消費にはもってこいの調理法です。たとえ大量に作っても、漬物ならば日持ちもします。

 

加熱調理する

きゅうりは過熱すると味浸みがよくなることはすでにご紹介した通りです。さっと加熱したきゅうりをそのまま漬物にしてもよいでしょう。炒め物とあわせても美味しくいただけるだけでなく、大量消費することもできるのでおすすめです。

 

 

きゅうりを生で大量消費する方法

きゅうりを生のまま大量消費するには、箸休めだけでなく、おつまみとしても楽しめる料理が向いています。では具体的にどのような調理法があるのでしょうか?いくつかご紹介していきます。

 

和え物

下処理したきゅうりを千切りにして炒め物と和えれば、おかずとしてもおつまみとしても使える一品の完成です。鶏がらスープで旨みを加え、ごま油で香り立つ炒め物とあわせれば、食欲を刺激する料理に仕上がります。

 

特に炒め物は冷蔵庫の中のあまりものを使って作るのにぴったりの料理です。きゅうりを大量消費するだけでなく、冷蔵庫の中もすっきりさせられます。定番の酢の物などの和え物もよいですが、炒め物との和え物は変化を付ける料理としてもおすすめです。

 

きゅうりのヌードル

ホームセンターなどで売っている、野菜をヌードルにするスライサーを使ってきゅうりのヌードルを作ってみませんか?糖質制限にも向いている低カロリーな麺料理を楽しめます。ヌードルスライサーを使えばきゅうりを簡単に麺にできるため、大量消費にうってつけの料理です。

 

シンプルに麺つゆやポン酢を使っても、ゴマだれやドレッシングでコクを出しても、それぞれ美味しく楽しめます。新鮮なうちにきゅうりを使い切りたい時におすすめです。

 

漬物

加熱処理したきゅうりを塩やだし汁、ぬかなどに漬ければ、簡単に保存もきく漬物の完成です。自家製の漬物の利点は、単にきゅうりを大量消費できるだけでなく、好みの塩加減で漬け込めることでしょう。浅漬けやぬか漬けのほか、キムチにしても長く楽しめます。

 

 

きゅうりを加熱して大量消費する方法

きゅうりは下ごしらえだけでなく、ちゃんとした加熱料理にも使える野菜です。中には冷凍保存ができるレシピもあるため、漬物以上に長期保存することができます。すぐに食べきれないときに試してみてはいかがでしょうか?

 

佃煮

下ごしらえしたきゅうりを、しょうゆや砂糖、みりんといったあわせ調味料で、煮汁がなくなるまで煮込めば簡単にきゅうりの佃煮を作ることができます。昆布で旨みを加えたり、トウガラシでピリッとさせてみたり、工夫次第で味わいもさまざまに変化するので飽きません。

 

きゅうりの佃煮の最大の利点は、大量消費ができるだけでなく冷凍保存がきくことです。冷凍袋に密封してから冷凍すれば、1か月以上保存できるものもあります。食べる分は冷蔵庫で自然解凍させて、色や臭いなどの安全を確認してから食べるようにすれば大丈夫です。

 

調味液を味浸みさせて

短冊切りなどにしたきゅうりを加熱処理したあと、しょうゆや砂糖、酢などの調味液を沸騰させたものに浸し、味を浸みさせても美味しくいただけます。コツは漬けるときに火を消して粗熱が取れるまで漬け込むのを繰り返すことだとか。

 

きゅうりの大量消費に向くだけでなく、乱切りにしたり唐辛子をきかせたり、アレンジしやすい調理法でもあります。箸休めとしてもおつまみとしてもおすすめの一品です。

 

おわりに

きゅうりはその歯応えのよさから人気の高い野菜です。調理法もさまざまあるため、多少買い込みすぎても簡単に大量消費することができます。箸休めやおつまみだけでなく、おかずや主食としても楽しんでください!