- 佐藤 恵子
- 4匹の犬たちと、里山暮らしを楽しんでいます。趣味は一人旅、温泉、読書、お菓子作り、籠編みなど多岐に渡ります。自分の好奇心をエネルギーに、皆さんのお役に立てる記事をお届けしたいと思います。
買い替えする時に知っておきたい!正しい洗濯機台の選び方
「洗濯機の振動音を軽減したい」「洗濯機の下の床面を掃除したい」洗濯機の台があると便利なのは知っているけど、どんな台を選んだらよいのか不安なあなたへ。洗濯機の台の選び方を詳しく解説します。ぜひ、参考にしてください。
洗濯機台とは?
洗濯機台というと、どんなものを思い浮かべますか?洗濯機台は、単なる洗濯機置き場ではなく、色々な要求を満たしてくれるものです。
振動を吸収する洗濯機台、静音効果のある洗濯機台、キャスターがついて移動がしやすい洗濯機台、床を気づ付けないための洗濯機台など、悩みに合わせた対策ができるのが特徴です。
防水用の洗濯パンや、かさ上げ台という給排水用のパイプの微調整に使うものまで、すべて洗濯機台に入ります。それぞれの洗濯機台の特徴を、詳しく紹介しましょう。
キャスター付洗濯機台
洗濯機の下は、思いのほか埃が溜まりやすい場所です。洗濯機の下に溜まった埃を、手軽に掃除したいなら、キャスター付きの洗濯機台が便利です。
また縦型洗濯機にはあるあるな現象ですが、洗濯機の後ろに落ちてしまった洗濯ものを、簡単に拾うことができます。届かない場所に手を伸ばして、イライラする必要が無いというメリットも、キャスター付き洗濯機台のメリットです。
キャスターがついていますから、移動が楽なのは当然ですが、むやみに移動しないようにストッパーがついているものを選ぶようにしましょう。
据え置き型洗濯機台
防振静音タイプの洗濯機台は、据え置き型になります。据え置き型の洗濯機台には、ジャッキがついているものがあり、自分の好みの高さに調整できる優れものです。
また、キャスター付の洗濯機台との合わせ技で、通常は据え置き型で固定されいるものの、掃除の時はジャッキでキャスターが使えるようになり、洗濯機の移動ができるといった便利なものもあります。
防振静音タイプの洗濯機台は、洗濯機台に耐震パッドがついています。脱水の際のガタガタする振動も吸収してくれます。また、振動で洗濯機がずれてしまうことも防いでくれます。ガタガタ音が軽減されることで、伝わる音量がかなり少ないものになります。
洗濯機の防水用パンも、据え置き型洗濯台の1つです。この洗濯機パンの上に置ける据え置き型洗濯機台もあります。水漏れの心配も軽減し、お掃除もしやすいというメリットがあります。
床に傷が着かないよう配慮された据え置き型洗濯機台には、床面に設置する部分に傷防止のパッドが貼られています。
かさあげ台も据え置き型洗濯機台の1つといえるでしょう。本来は、設置された排水口や給水口と、洗濯機のそれが合わなかった場合、かさ上げ台でパイプの遊びを作り、容易に繋げるようにするためのものです。
洗濯機の台を選ぶ際の4つのポイント
洗濯機のサイズ・洗濯時の荷重・台を選ぶ目的・洗濯機のタイプという4点が、洗濯機台を選ぶときに、しっかり考えなくていけないポイントになります。それぞれを説明しましょう。
洗濯機のサイズ
台が、自宅の洗濯機に適応したサイズかどうか、しっかり確認をしましょう。縦と横のサイズだけではなく、台の上に洗濯機を乗せた時の高さまで考慮する必要があります。
排水ホースが収納できるかや、備品置き場も確保できるかなど、必要なスペースを忘れずチェックしてください。
洗濯機の台の中には、サイズ調整ができるものがあります。しかし縦横の長さは調整できても、高さは同じように確認が必要です。不安な時は、自分の家の洗濯機の機種番号や容量をメモするか、購入時についてきた取扱い説明書を持って販売店で相談してみてください。
洗濯時の荷重
洗濯機本体の重さは、付属の取扱い説明書か、公式ホームページで確認してみましょう。一般的に、縦置き式洗濯機は20kg~30kg、ドラム式洗濯機は80kg前後のものが多いようです。
この場合の荷重とは、洗濯機の重さ+洗濯物の重さ+水の重さをいいます。洗濯機30kg+洗濯物が最大で8kg+この時の水の量が20リットル(20kg)だと、荷重は58kgとなります。この重さに耐えられる洗濯機台を選ぶ必要があります。
台を選ぶ目的
洗濯機の振動が階下に伝わらないようにしたいのか、洗濯機の下を掃除したいのかで、選ぶ洗濯機台は変わってきます。
振動を抑えたいのであれば、据え置きタイプで耐震機能を持ったものがおすすめですし、お掃除のしやすさでいえば、キャスター付きで洗濯機ごと動かせるタイプのものがおすすめです。
水漏れを防止したい場合は、専用の洗濯パンという台もあります。
洗濯機のタイプで選ぶ
洗濯機台は、ドラム式洗濯機には対応していないものがあります。自宅の洗濯機の仕様に合わせて、必ず使用可能かどうか確認してください。
サイズは問題がなくても、荷重や振動などで使えないことがあります。安易に選んでしまうと、失敗しますので慎重に選びましょう。
縦型とドラム式洗濯機で洗濯機台の違い
縦型の全自動洗濯機と、ドラム式洗濯機では、洗濯機台は違うのでしょうか?洗濯機台を選ぶ際の4つのポイントは、どちらもしっかり検討しなければいけないことに変わりはありません。
縦型全自動洗濯機とドラム式洗濯機の台を選ぶときに、決定的に違うのは、それぞれの荷重です。
荷重が思いドラム式洗濯機の場合、対応重量を満たさない洗濯機台を購入してしまわないよう注意が必要です。
ドラム式洗濯機を台の上に上げてしまったために、圧迫感を感じてしまうこともあります。台の高さと洗濯機の高さ、周りの家具に比べて存在感が大きくなり過ぎないか検討してみましょう。
取り出し口の低いドラム式洗濯機を、台の上に乗せたことで使いやすくなったという事例もあります。こうした変化も、縦型洗濯機よりドラム式洗濯機の方が感じるかもしれません。
洗濯機の台はどこで買える?
洗濯機の寸法を測り、荷重も計算し、欲しい洗濯機の台の形状もほぼ決まりました。次は購入ですが、どこで買えばよいのでしょうか?
もちろん、通販で購入は可能です。この場合は、失敗したときの返品が面倒ですから、より慎重に選んでください。ホームセンターの実店舗やホームセンターの通販サイトでの購入も可能です。
箱を開けてしまってからの返品は、対応されないことが多いので、こちらも慎重さが必要です。家電量販店での取扱いもあります。出かける前に、在庫の有無などを問い合わせておけば、よりスムーズに購入ができます。
失敗したかもと思ったときは、まずは窓口やカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。対処法を教えてもらえたり、交換に応じてくれたりする場合もあります。
洗濯機の台は必要?洗濯機の台のメリット
持ち家だったりすると、洗濯機は床に直置きという家庭も少なくないようです。しかし洗濯機の台は、使った方がよいというメリットがありますので紹介しましょう。
洗濯機の移動が楽になり、掃除がしやすくなる
キャスター付きの洗濯機の台は、楽に洗濯機を移動することができます。耐震機能を兼ね備えたものもありますから、振動の抑制と掃除に、大変便利に使えます。一戸建てだったとしも、掃除は楽にできたほうが、断然ありがたいのではないでしょうか。
排水溝の詰まりなどにも、移動ができる洗濯機の台を使っていれば、簡単に対処ができます。
振動が抑制できるので夜の洗濯も静か
洗濯機が意外にうるさいと、感じたことはありませんか?アパートやマンションの場合は、下層階の人に迷惑にならないよう、洗濯機の台を設置しているご家庭も多いはずです。
持ち家の場合も、夜に洗濯をしなければならない場面は少ないないはずです。ご近所迷惑にならないよう、家族にうるさいといわれないよう、洗濯機の台があると便利です。
洗濯機の台のデメリット
キャスター付きの台を使う場合、キャスターが小さいと、床に加重が掛かり過ぎてしまうことがあります。そこだけ凹んでしまうことがあるので、違和感のない板を敷くなど対策が必要です。
また、防水用の洗濯パンとは違い、水漏れがあった時は対応ができません。設置の際や洗濯機の下を掃除したときは、排水口やパイプの取り付けを入念に確認する必要があります。
すっきりしたフォルムの洗濯機の下に台をいれることで、見た目の残念感はぬぐえません。インテリアにこだわりのある人は、こうした見た目もチェックすることをおすすめします。
洗濯機台周辺の掃除方法
狭い隙間が多く、掃除機のノズルも入りにくい洗濯機台の回りですが、定期的な掃除で清潔にしておきたい場所でもあります。
洗濯機台の周りも、水回りの一部ですから、カビが生えやすい場所だということを忘れずに、週に1度くらいは掃除をできるのが理想です。
では、洗濯機台の周りの掃除方法を紹介しましょう。キャスター付きの洗濯機台を使っている場合は、台ごと洗濯機を移動させ、掃除機で埃を吸い取ってしまえば簡単です。
そうでないときは、ハンディモップなどを使って、狭い場所の埃を取ります。ハンディモップを針金ハンガーとストッキングで作ることもできます。
針金ハンガーの下の部分を引っ張ります。ハンガーのひっかける部分が取っ手になります。全体に細い菱形のような形にしましょう。菱形になったところに、ストッキングやタイツを巻きつけて、適当に縛れば、簡単はハンディモップが出来上がります。
手作りのハンディモップは、厚みが無いことが利点で、かなり狭い場所にも挿しこむことができます。ぜひ試してみてください。
おわりに
洗濯機の台を選ぶ際は、寸法・荷重・スペースなどに注意して、目的にあった台を選ぶようにしましょう。あれば便利な洗濯機台ですが、購入を失敗すると、返品や交換もできず粗大ゴミになりかねません。しっかり採寸し、検討してから購入するようにしてください。