お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
ガーデニング
河村ゆかり

家庭菜園に彩りを!可愛い花を咲かせるコンパニオンプランツ

一緒に植えることによって、野菜の成長促進や害虫を防ぐなど、よい効果をもたらすとされるコンパニオンプランツ。さらに可愛らしい花まで楽しめる、一挙両得なコンパニオンプランツなら、見た目も素敵な家庭菜園「ポタジェ」ができますよ!

ビギナーでも育てやすい! 花の美しいコンパニオンプランツ5選

野菜栽培に役立つコンパニオンプランツは、丈夫で育てやすい草花がたくさん!さまざまな花色で家庭菜園の彩りだけでなく、清々しい香りでお茶に、ボタニカルクラフトの材料にと、さまざまな活用法にもご注目を。

コンパニオンプランツってどんな植物?

コンパニオンプランツは、「共栄作物」「共存作物」と呼ばれる植物の組み合わせや、その組み合わせの植物そのものをさす言葉。かかりやすい病気を予防する、害虫を忌避する、生育を促進するなどのよい効果が期待できます。

たとえば「トマトとバジル」のコンビ。バジルの香りにより、アブラムシなどトマトの害虫が寄りつきにくくなります。さらに、バジルが土中の水分をぐんぐん吸い上げ、水分不足気味のほうが増すとされるトマトの甘みを引き出す効果も。

コンパニオンプランツの植え方は、株の間にコンパニオンプランツを植える「混植」と、「トマトの列」「バジルの列」というふうに列ごとに植える「間作」が代表的。

そのほか、株元を囲むように植えたり、家庭菜園の周囲をコンパニオンプランツを垣根状したりなど、デザイン性に富む植え方もあります。

ただし、なんでも組み合わせればよいというわけではありません。「トマトとジャガイモを混植すると生育が悪くなる」など、悪影響を及ぼすカップリングもあるので注意してください。

また、害虫の徹底駆除を目指すのなら、専用薬剤を使用することをおすすめします。

マリーゴールド

マリーゴールド(キク科)は、春から秋まで約半年にわたって、花を咲かせる1年草。さまざまな野菜と相性がよいことが知られており、花も楽しめるコンパニオンプランツの代表格です。

マリーゴールドは、土中に潜み、植物の根や葉に害を及ぼす「センチュウ」対策に一定の効果が認められています。センチュウはダイコンなどの根菜に入り込み、大きな被害をもたらしますが、マリーゴールドを一緒に植えることで土中の線ちゅう密度を抑制できるのだとか。

さらに、トマトやナス、キュウリなどの害虫であるアブラムシなどは、マリーゴールドの花の香りを嫌うため、近くに植えると寄り付きにくくなります。

マリーゴールドは真夏でも花を途切れさせないため、夏野菜を植えた家庭菜園にぴったりです。日当たりと水はけ、風通しがよい場所に植えればぐんぐん育ち、施肥の心配もほぼありません。

タネを直まきしてもよく芽吹き、難しい手入れも不要なので、園芸ビギナーでも十分育てられますよ。

ペチュニア

ペチュニア(ナス科)は、多彩な花色で人気のガーデニング植物。菜園にあるイメージのない草花ですが、イチゴとの相性は抜群です。

ペチュニアにはアブやミツバチなどたくさんの昆虫が集まってきて、イチゴの花を無駄なく受粉させることが期待できます。その結果、イチゴの収穫量アップが見込めるというわけです。

同時に、昆虫が集合することで、イチゴの害虫であるアブラムシなどを遠ざけます。そのほかペチュニアは、マメ科の植物の生育を助けることも知られており、インゲンなどの足元にもどうぞ。

ペチュニアは成長が早く、育てやすい一年草。高度な栽培テクニックなしに、早春から霜が降りるころまで長期間花を咲かせてくれます。花期は肥料切れにならないよう、緩効性肥料や液肥を規定量与えてください。

カモミール

3~6月にリンゴに似た香りを放つ花をさかせるカモミール(キク科)。家庭菜園では、タマネギなどアブラナ科の植物の成長を助け、風味アップに貢献します。

タマネギの害虫であるスリップスは、カモミールの匂いが苦手で近寄らなくなるのだとか。

また、カモミールにはアブラムシが集まってくるため、同時にアブラムシを捕食するカマキリやテントウムシが引き寄せられ、タマネギのアブラムシ対策にも有効です。

同じような効果は、キュウリにも当てはまりますから、キュウリの株元にカモミールを植えるのもよいでしょう。

カモミールは、肥沃でやわらかい土を好みます。植える前に腐葉土やたい肥をすき込んで、土づくりを行ってください。野菜のコンパニオンプランツにするだけでなく、花を収穫して乾燥させれば、香り高いハーブティーも楽しめますよ。

ラベンダー

ラベンダー(シソ科)は、豊かな香りで人と魅了しますが、害虫や野鳥は臭いを嫌って近づきません。ラズベリーやリンゴなど、害虫や野鳥の被害にあいやすいバラ科の果樹の側に植えるのがおすすめ。

家庭菜園の縁取りに利用する場合は、風下と風上に植えるのがコツ。家庭菜園を丸ごとラベンダーの香りで満たすので、害虫対策に効果的です。またミツバチなどが集まるため、トマトやナス、キュウリなどの受粉を助けます。

ラベンダーの花の最盛期には一部を収穫し、ポプリやラベンダースティックなど、ボタニカルクラフトの材料として活用を。美しい紫の花は、ドライフラワーでも人気です。

ナスタチウム

食べられる花「エディブルフラワー」としてもおなじみのナスタチウム(ノウゼンハレン科 )。ピーマン、シシトウ、トウガラシやナスなどの側に植えたいコンパニオンプランツです。

ナスタチウムには、よくハダニなどの害虫が取りつきます。その害虫を狙って、天敵の昆虫も寄りつくため、ピーマンにつく害虫も捕食。

アブラムシなどはナスタチウムの香りを嫌って、その近くに植えられたピーマンにも近寄らなくなります。

ナスタチウムは花だけでなく、葉や実も食用できます。春~秋にかけての生育期、適量を収穫しながら育てましょう。

本葉が4枚程度育ったら、一番上の芽を摘み取るのが栽培のポイントです。脇芽がたくさん発生して、花や葉の数が増加。こんもりと育ち、収穫量が増えます。

おわりに

いかがでしたか? たくさんの利点がある花も楽しめるコンパニオンプランツ。広い家庭菜園がなくても、野菜と寄せ植えして、鉢やコンテナで栽培することもできますよ!