- 鈴木 阿由美
- ライター。埼玉在住。これまで関わった企画は旅行やライフスタイル、LGBTQなど。人の背景にある考え方や価値観を引き出すのが好き。毎日のようにジムで走っています。筋膜リリースにハマり中。
靴だけじゃない!?柔軟な発想で靴箱の収納力をあげよう
「物が多いからもっと広い収納場所が欲しい」と思いがちな玄関の収納スペースですが、収納場所の捉え方を見直すことでスッキリするかも。今回は靴箱収納について、育児や家事をゆるりと楽しんでいるりむさん(@lim___life)に教えてもらいました。
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りむさん(@lim___life)
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少ない物で豊かに暮らすことを実践している様子をSNSにて記録中。
収納スペースの使い方は自由。家族みんなが使いやすい靴箱収納
靴箱にしまう物は靴だけだと決め付けていませんか。りむさん(@lim___life)の自宅の靴箱は、玄関で慌てないように外で使う物がすべて収納されています。
「靴箱なんだから、いれるのは靴だけ」と考えず、収納スペースとして活用しているりむさん(@lim___life)の発想に触れると、収納の捉え方が変わり靴箱収納の新しいアイデアが閃くかもしれません。
玄関周辺に収納したい物を決める
りむさん(@lim___life)の収納の考え方は「自分が収納したいと思う物が入るのか」と入れたい物から考えています。
靴箱収納の場合、外で使う物は何かをピックアップしました。
玄関周辺に収納したい物は「子供用ボール・サッカーボール・ベビーカー・犬の散歩用品・砂場遊び道具・自転車の空気入れ・ヘルメット・靴磨き道具・傘立て・ほうき・デッキブラシ・スクイージー・テント・ストライダー・キックボード・レジャーシート・洗車道具・ガーデニング用品・雨具・古紙・家族4人分の靴」です。
靴箱にしまう物を決めて収納方法を工夫する
玄関周辺に収納したい物が決まったら、大きさによって収納する場所を決めます。りむさん(@lim___life)の場合は、テントはアウターと一緒に玄関奥の収納スペース、ベビーカーとストライダーは、靴箱と壁の間や土間に置いていますが、あとは全て靴箱の中に収納しています。
りむさん(@lim___life)の靴箱収納を詳しく紹介していきます。左側の上段は、お下がり用に子供の小さくなってしまった靴を収納しています。
透明なボックス3つに入っている物は、レジャーシート・ストライダーとベビーカーのカバー・雨具です。種類ごとに収納しているので、散らからず、ボックスが半透明で中身もわかります。
子供のボールは突っ張り棒で転がり防止をし、その下の段にヘルメットや自転車のクッションを収納。ヘルメットの横に普段は砂場遊び道具をいれています。
バケツにいれて砂場遊び道具のセットをしまうので、バラバラにならず持ち出しも簡単です。
左側の下段は、上段と同じ収納ボックスを使い、犬の散歩用具、しゃぼん玉、縄跳びなどのおもちゃを種類別に収納しています。
1番下はガーデニング用品や洗車用品です。りむさん(@lim___life)の靴箱収納は、収納したい物にあわせて棚の間隔を変え、物を寝かせないようにしてスペースを活用しています。
真ん中と右側の靴箱収納を紹介します。真ん中は靴を収納するスペースで、ご主人様の靴、りむさん(@lim___life)の靴、子供の靴が並んでいます。
右側は上段にご主人様のサッカー関連の靴などを収納し、下段は棚板を外して突っ張り棒を使った収納スペースです。
ほうき・デッキブラシ・スクイージーは突っ張り棒に吊るしたり、壁沿いに立てかけたりして収納しています。吊るすことで取り出しやすくなり、ほうきも傷みません。
手前に傘立てを置き、その横の箱は古紙用です。DMなどが届いたらリビングにいれることなく古紙用ボックスにストックし、古紙の回収や燃えるゴミへ出します。
このように外で使いたい物を靴箱に収納することで、欲しい物をさっと取り出すことができます。
柔軟な姿勢で家族が使いやすい収納を
りむさん(@lim___life)に家を建てる前のことをお伺いしたら、賃貸のときから今のような靴箱収納をしていたそうです。
賃貸のときから増えた物は、デッキブラシ・スクイージー・キックボード・ガーデニング用品・洗車用品といった主に庭で使う物です。
それ以外は以前から靴箱に入っていたので、わざわざ土間収納に面積を充てなかったとのことでした。賃貸の靴箱は、今より3分の2のサイズだったそうです。そこにこれだけの物が入っていたというので驚きます。
りむさん(@lim___life)の物を持つことに対する考え方は「収納スペースに収まる物の量で生活すればいいだけ」なのですが、もし今後、家族のライフスタイルが変わった時には、必要があれば倉庫を買ったり、靴箱収納をしている傘立てやデッキブラシを外に出したりすればいいと考えています。
収納方法にこだわりすぎないことが家族も使いやすくなるコツですね。生活しているうちに靴が増えたり使いにくさを感じたりすると、りむさん(@lim___life)は靴箱収納の見直しをしています。
棚板の位置を変えるタイミングで、靴箱掃除をし、ほうきで埃を落としているようですが、どれも使用頻度が高いためかあまり靴箱内に汚れが溜まらないそうです。使う分だけを持つメリットは、こういうところにもあるんですね。
家族が使いやすいことが1番と言い切るりむさん(@lim___life)。その柔軟な姿勢が、靴箱というスペースに囚われない収納の活用や、家族も自分も使いやすい収納方法に繋がっています。
おわりに
収納スペースに困ってしまう方は、「収納スペースが大きかったら入る」と考えがちなのかもしれません。りむさん(@lim___life)のように、収納したい物から考えるとどれくらいのスペースで足りるのかがわかります。
決まった収納場所の固定概念に囚われず柔軟な発想で収納スペースを活用しましょう。