お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
ガーデニング
河村ゆかり

可愛い&美味しい!食べられる花「エディブルフラワー」を育てよう

自分で育てたお花を食卓へ!  お料理がゴージャスになるから、パーティーメニューにもおすすめですよ。

おすすめレシピ付き! 
育てやすい「エディブルフラワー」3選

「エディブルフラワー」を自分で育てれば、無農薬栽培も可能!
育て方のコツに加え、テーブルを華やかなに飾るレシピのアイデアもご紹介します。

 

「パンジー・ビオラ」は砂糖菓子に!

© shutterstock

パンジー・ビオラ(ともにスミレ科)は、冬~春に欠かせないカラフルな草花。
ガーデニングビギナーでも十分育てられる丈夫な性質です。
また、数えきれないほどのカラーバリエーションがあり、10月から翌年の5月まで続く花期の長さも魅力。
肥料を絶やさず、花がら摘みをマメに行うのが、花を咲き続けさせるコツです。

ビタミンC豊富なパンジーやビオラの花は、サラダに散らして彩りにしたり、ケーキの添えたりと大活躍します。
特におすすめなのは、透明感あふれる砂糖菓子です。

作り方は簡単!
パンジーやビオラの花をしっかりと水洗いし、花びらが乾いたら、溶いた卵白を刷毛で塗ります。
そのあと、グラニュー糖を振りかけて、半日ほど乾燥させればでき上がり!

 

「ナスタチウム」は麺類に添えて

© PIXTA

 
「キンレンカ」の名でもおなじみのナスタチウム(ノウゼンハレン科)は、エディブルフラワーの代表格。
また、ナスタチウムは発芽率がよくで、庭や鉢土に直まきしても容易に育ち、ガーデニングビギナーにもおすすめです。
4~5月、または9月に、種子を一晩水につけててから種まきしましょう。
ナスタチウムは日当たりのよい場所で育てるとよいのですが、真夏の直射日光は苦手なので注意して。

ナスタチウムは花はもちろんのこと、葉はピリッとした刺激がありサラダやスープにどうぞ。
おすすめなのは、具材兼薬味として、葉や花をふんわりと盛り付けた蕎麦やうどん、そうめんなどの麺メニューです。
手軽なのにごちそう感たっぷり! ナスタチウムの種をすりおろせば、ワサビの代わりにもなりますよ。

ナスタチウムには、抗酸化作用で知られるβカロテンや、貧血予防に欠かせない鉄分が豊富です。
真夏をのぞき、春~秋にかけて長く開花し、どんどん葉を茂らせるので、収穫しながらどんどん食卓に取り入れましょう。
 

「マロウ」は、色の変わるハーブティーに!

© shutterstock

マロウは、別名の「ウスベニアオイ」の名のままに、淡い青花が清々しいハーブ。
こぼれ種であちこちから芽吹くほど丈夫な宿根草で、一度植えれば数年は花を楽しめます。

マロウは、人の背の高さに達する大型品種もあり、低く育てたいのなら、手ごろな草丈になったときに摘心(主茎の一番上を摘み取る)するとGOOD。
また、ある程度成長したら支柱をたてて、茂り過ぎた葉を整理し、古い葉などを間引くと花つきが良くなります。

マロウの5~8月に花をつけ、疲れ目の回復効果で知られるアントシアニンが含まれています。
そんなマロウのいちばんのおすすめレシピは、「サプライズティー」。
マロウに熱湯を注いだブルーのハーブティーに、レモン汁を加えると…その瞬間に酸性化が進んでピンク色に変化!
ゲストを招いてのティータイムに、ぜひお試しあれ。

 

食べられるエディブルフラワーはいかがでしたか? 
いずれも育てやすいガーデン植物なので、ビギナーの方もチャレンジしてみてくださいね