- 藤岡みなみ
- ふじおか・みなみ/文筆家。暮らしの中の異文化をテーマにした『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)が発売中。
藤岡みなみ|思い立ったがDIY吉日 <vol.32>
タレントの藤岡みなみさんが、モノづくりに対してのあれこれをつづるコラム連載!題字ももちろん本人。可愛くもシュールな世界観には、思わず引き込まれちゃいます。今回は、本屋さんの空間作りについて。
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藤岡みなみ
ふじおか・みなみ/1988年、兵庫県出身。テレビ番組・CMに出演からラジオパーソナリティ、エッセイストなど、幅広く活動。バンド「藤岡みなみ&ザ・モローンズ」ではボーカルを務める。
ブログ:藤岡みなみ 熊猫百貨店
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タペストリーは空間作りの主役!
―DIY力の見せ所。
今年から不定期で本屋さんをはじめた。
タイムトラベル専門書店と銘打って、SFや時間を感じる本と、文房具や絵を並べている。
毎回違う場所をお借りして期間限定でオープンするので、その都度お店作りが必要になる。
DIY力の見せ所である。
二度目の開店となる今回は、一度目の反省を生かして効果的な空間作りができたと感じたので、勝手ながらそのポイントをシェアさせていただきたい。
仲間のなかいかおりさん作・立て看板。
―タペストリーと立て看板が大活躍。
今回用意してよかった!と思ったのは大きな布のタペストリー。
天井から吊るすと圧倒的な存在感で、一気に自分たちの店という感じが出た。
借りた場所が人通りの多い商店街の中のスペースだったため、道ゆく人が「タイムトラベル専門?」「なにそれ?」と話す声がよく聞こえてそのたびにガッツポーズしたくなった。
そしてもうひとつよかったのは、黒板タイプの立て看板だ。
タペストリーはわかりやすさを重視して文字のみのシンプルなものにしたため、立て看板がお店の雰囲気を醸し出すのに一役買った。
立て看板って業務用のイメージがあるけれど、使いやすくてかわいいので、フリーマーケットやちょっとしたイベントにも幅広く使えそうだと感じた。
神出鬼没の本屋さんです。
―次の目標は本棚作り。
お店はまだ始めたばかりだが少しずつ勝手がわかってきたので、近い将来、本にばっちり合った本棚を手作りするのが目標。
乞うご期待!