
- Pacoma編集部
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自宅の屋上に作られた、〝光の庭〞。降り注ぐ光の中でバラが咲き乱れる光景は、まるで別世界のよう。バラと共生している草花のチョイスも参考にしてみてくださいね。
プレートに刻まれた「Giar-dino di Luce」とは、イタリア語で〝光の庭〞という意味。
自宅の屋上に庭園をつくり、旦那さまと共にバラ栽培を楽しんでいるオーナーさん。
「家を建て替える際、『屋上にローズガーデンを作れるようにしよう』と主人が提案してくれたんです。少しずつ種類を増やし、今では夫婦が揃う癒やしの場所になりました」
オーナーさんの屋上庭園では、カラフルなバラとさまざまな植物が共生しています。
「大好きなクレマチスにスイセン、クリスマスローズ……。もともと園芸が好きなので、いろいろな草花をバラと寄せ植えしたいと思ったんです。
寄せ植えする植物はバラと相性の良いものを選んで種から育てています。
バラもイングリッシュローズを中心に20品種以上ありますが、『ここはピンク』『ここはイエロー』と、メインとなる花色をエリアごとに区分けしています。
庭仕事も、バラは主人、種まきは私と分担しているんです。手間暇かけて育てることも庭づくりの醍醐味。その分咲いたときの喜びは大きいです」
バラとほかの植物を見ごとに共生させた庭をさっそく見ていきましょう。
庭づくりの参考にしてみてくださいね。
庭の中でひときわ存在感を放つオベリスク。カラフルなバラの足元には小花を寄せ植えしました。
バラの誘引作業は、ご主人の仕事。
東側のエリアには、ガーデニング作業に便利な素焼きの立水栓の手洗い場が。
限られたエリアの中でも道が枝分かれしており、探求心をくすぐられます。
イタリアンパセリやフェンネル、キャットミントなどのハーブを寄せ植えしてつくった、ミニポタジェ。
ナチュラルな庭の雰囲気にぴったり。
屋上だけで数十株あるというクレマチス。
バラと開花時期がほぼ同じなので、5月からのシーズンには美しい花色のコントラストを楽しめます。
1階にあるウッドデッキでは、バラと寄せ植えする植栽や野菜を種から育てています。
「うちの庭は、“種まきガーデン”なんですよ」と、オーナーさん。
咲き方▶返り咲き
花径▶10cm前後
芳香▶中香
ハニームスクの香りがするオープンカップのイングリッシュローズ。
花弁はリッチイエローからペールイエローへと徐々に変化し、混ざり合うのが特徴的。
「花付きが良く、色が移り変わる様子を見るのも楽しいです」。
屋上に広がる、別世界のような美しい空間。日頃の疲れも癒されそうですね。
草花のレイアウトも参考にしてみてください。
バラ歴▶15年
庭の広さ▶70㎡
ブログ▶https://okuzyou.exblog.jp