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家事
Pacoma編集部

これは試したい!スーツのパパッと手入れ術

スーツを長く着るための手入れ術をご紹介。基本的なブラッシングの仕方からスーツについたシワの取り方まで、クリーニングいらずの手入れ方法を解説していきます。合わせて、スーツを長持ちさせるポイントもご紹介します。

スーツの手入れはクリーニングだけじゃない

スーツのお手入れといえばクリーニングが代表的ですが、実はクリーニング以外にも重要なお手入れがあります。
ここでは、スーツ着用後の普段の手入れ方法をご紹介します。

 

【手入れ1】帰宅したらまずブラッシング

ブラッシングはスーツのお手入れの基本中の基本。
着用後は必ずブラシをかけて、スーツに付着したホコリや汚れを取り除きましょう。

【用意するもの】

  • ブラシ
  • ハンガー

 

【スーツのブラッシングの仕方】

  1. 最初にスーツのポケットの中身を取り出して、ハンガーにかけます。その後スーツ全体をブラシで軽くたたいて、汚れやホコリを浮かせてからブラッシングを始めます。
  2. スーツの裏側に手を当てて、表面を上から下へと、繊維に沿ってなでるようにブラッシングしましょう。
  3. フケや毛が付着しやすい肩の部分は、縫い目に沿って、ホコリや汚れをかき出すようにブラッシングしてください。また襟の裏側もホコリが溜まりやすい場所なので、こちらも忘れずにブラッシングしておきましょう。
  4. パンツはベルトを外し、ハンガーにかけた状態でブラッシングします。特に膝から下の部分は砂や土ホコリで汚れやすいので、念入りにブラッシングを行いましょう。
  5. 最後にポケットの裏や襟の裏側など、細かい部分も忘れずにブラッシングして、お手入れ完了です。

 

特にウール素材のスーツは、ホコリや汚れがついたままだと生地が弱くなり、シワが付きやすくなってしまいます。
ハンガーにかけてすぐ保管するのではなく、必ずブラッシングを済ませてからしまうようにしましょう。

 

【手入れ2】シワ取りはスチームアイロンで

© PIXTA

くっきりとシワが付いてしまったスーツは、アイロンのスチームでシワ取りを行いましょう。

【用意するもの】

  • ハンガー
  • アイロン

 

【スーツのシワ取り方法】

  1. 最初にジャケットとパンツをそれぞれのハンガーに掛けます。
  2. 次にアイロンのスチームで、シワを伸ばしていきます。蒸気だけを当てて、アイロンを直接当てないようにしましょう。
  3. 蒸気を当てたあとは、乾かないうちに生地を引っ張ってシワを伸ばします。
  4. プロセス2~3を繰り返してシワがなくなった後は、風通しの良い場所に一晩干して水分を乾燥させて、お手入れ完了です。

 

シワ取り後の乾燥を忘れると、かえってカビの原因になってしまいます。スチーム後は必ず干して乾燥させるようにしてくださいね。

【シワは軽いうちに霧吹きで簡単対処】

スーツのシワは背中や肘、膝の部分に特にできやすいものですが、できたばかりの軽いシワなら霧吹きだけでシワを少なくすることができます。
方法は、ハンガーにかけた状態で水を霧吹きし、あとは乾燥させるだけ。
たったこれだけの手入れで、スーツの生地が自然に元の形に戻ろうとするので、簡単にシワを目立たなくすることができますよ。

 

【手入れ3】正しい保管方法をする

© PIXTA

ブラッシングやシワ取りが終わったら、必ずスーツを休ませましょう。
ハンガーにかけた状態で直射日光の当たらない場所に保管し、ポケット内の物も全て取り出しておいてください。
物が入ったままだとポケット周辺のシワの原因になってしまうほか、スーツ全体の型崩れにも繋がります。
またシーズンオフなど長期間着ないことが分かっているなら、不織布や防虫カバーをかけて保管するのがベストです。
クリーニングから帰ってきた後なども、ビニール袋を外して通気性のあるカバーに入れ替えるようにしましょう。

 

スーツを長持ちさせる3つのポイント

© PIXTA

ここでは、大切なスーツを長持ちさせるポイントをいくつかご紹介します。

 

休ませながら交代で着る

毎日同じスーツを着ていれば、当然スーツもくたびれていきます。
ですがスーツを休ませていれば、スーツの繊維に入り込んだ汗などの水分も渇き、自然にシワを伸ばすことができます。
できればスーツは何着か用意しておき、1日着た後は2日ほど休ませるようにしましょう。

 

ハンガーの選び方も大切

スーツをハンガーにかける際は、スーツに適したハンガーを使用するようにしましょう。
ジャケットには湿気を吸いやすい木製のハンガーを、またパンツにはクリップの付いた専用のハンガーを使用するのがベストです。
特にジャケットは厚みのある、肩の形状に合ったハンガーを選ぶのがポイント。スーツの立体的な形を損なうことなく保管することができますよ。

 

クリーニングに頼りすぎてもダメ

スーツの着用後はクリーニングに出してしまいがちですが、クリーニングもスーツの生地に負担をかけていることを忘れないように。
クリーニングの頻度が高すぎると、かえって形が崩れてしまったり、色あせの原因になってしまいます。
また普段からブラッシングやシワ取りをこまめに行っていれば、クリーニングは衣替えの時期に一度出すだけで十分なのだとか。
自分で取れない汚れはクリーニングに出すほかありませんが、普段のお手入れは自分で行うようにすれば、スーツを長く着用することができますよ。

いかがでしたか? 多くの服の中でも特に値が張るスーツは、なるべく長く着たいもの。
ご紹介した方法を参考にして、愛用のスーツを大事に着てあげてくださいね。