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- 小松﨑裕夏
- フリーランスの編集・ライター。青森県出身、東京在住。「暮らし方」「働き方」「クラフト」などをテーマに、企画や書くことを生業としています。
趣味はトレッキングで、遠くのステキ山にハマり中。
「机の上に請求書が山積み」「家電の説明書が捨てられない」。家の中で意外と多い書類の整理に困っていませんか。そこで整理収納アドバイザーの村上直子さんに4STEPで片づく”書類の整理術”を教えてもらいました。
請求書や明細書など…。毎日のようにポスティングされる書類。とりあえず取っていると、収納スペースがすぐにあふれかえっちゃいますよね。
ここで紹介する村上さんの書類整理術をSTEP通りにまねすれば、きれいに整理できるはずですよ!
書類は、なんでも取っておくと量が増えて管理が大変。毎日、郵便受けから出したらすぐに、いる書類と不要な書類に分け、不要な書類は即、捨てましょう。
ためこむのがクセになっている人は、何のためにその書類が必要なのかを考えると、手放しやすくなりますよ。村上さんがこの段階で捨てる書類は次の通り。
STEP1で残った書類を「夫宛の書類」と「そうでない書類」に分類します。「そうでない書類」はさらに、保存期間によって3つに分けます。
1つ目は「1週間以内に処理する書類」で、払い込みの書類や行きたいお店のDMなど。2つ目は「1か月ほど保管する書類」で、光熱費やクレジットカードなどの明細。3つ目は「長期保管する書類」で、年賀状や確定申告のための書類などが該当します。
4つに分類したらカテゴリーごとに収納します。「1週間以内に処理する書類」は忘れないよう、毎日持ち歩く手帳ケースにしまい、ほかはボックスに入れて管理。
ボックスに数字のシールを貼れば、入れる際に迷いません。ちなみに1が「夫宛の書類」、2が「1か月ほど保管する書類」、3が「長期保管する書類」です。
1か月経ったらボックス2「1か月ほど保管するモノ」を確認します。光熱費やクレジットカードの引き落としが終わったモノは処分。また、夫が1の「夫宛の書類」を見たら2のボックスに入れる仕組みにしているので、その中で不要なモノも捨てます。
同じく、ボックス3も自身で決めた期間が過ぎたときに確認をしましょう。
【郵便物以外の書類は適した収納グッズで保管する】
家族が持ち込む書類は、処分するタイミングに合わせて収納グッズを選んでいます。
日々、どんどんたまる子どものプリントはバインダーで管理。バインダーが窮屈になったら捨てていますが、バインダーならワンアクションで取り出せ、手間がかかりません。
毎日見るのでリビングに置いています。
家電の取扱い説明書や保証書、住宅関連の書類など長期保管するモノは、ファイルボックスに収納。中を細かく仕切ると書類が見つけやすくなります。
こちらは滅多に見ないので、2階の物置きを定位置に。
せっかくきれいに整理した書類。もう散らかしたくないですよね。
そこで、きれいに整理した状態をキープするためのコツをご紹介します。
書類をしまいっぱなしにしないで、定期的にチェックすることも大事。特に処分期間を決めていないものでも、半年に1回でよいので不要な書類がないか全体を見直しましょう。
書類を取り出すのに手間がかかると、処分するのがおっくうでほったらかしに。
1か月ほどしか保管しないものは、クリップで挟むだけのバインダーや、放り込むだけのボックスなど、出し入れがラクな収納アイテムがおすすめです。
スマートフォンなどの通信費の明細や家電の取扱い説明書など、ウェブ上で確認できる書類は多くあります。
そういった書類は紙の書類を手放しましょう。
とても簡単な整理術だから、テレビを見ながらでもできるはず。机の上にたまっている書類を見かけたら、無視せず整理してみてくださいね。
撮影/大滝央子