
- 小松﨑裕夏
- フリーランスの編集・ライター。青森県出身、東京在住。「暮らし方」「働き方」「クラフト」などをテーマに、企画や書くことを生業としています。
趣味はトレッキングで、遠くのステキ山にハマり中。
「どうしてすぐ散らかるの」「どこから片付けていいやら・・・」。そんな悩みを抱える超収納下手さん必見。片付けのコツを整理収納アドバイザーの村上直子さんに教えてもらいました。片付けのコツをつかんで、整理整頓された美しい部屋を目指してみて!
村上さんに、片付け下手さんの”あるあるな悪い癖”を教えてもらいました。
あなたはいくつ当てはまりましたか? 4個以上当てはまる人は、片付け下手の可能性大です!
この記事で片付けのコツをぜひ身に着けてくださいね。
ここで紹介する5つの片付けのコツをつかめば、すっきりとした部屋をキープでき、リバウンドも少なくなりますよ。クローゼットやキッチンなど様々な場所の片付けに応用できるので、ぜひインプットして!
トイレや玄関などの小さなスペースは、収納するモノの量やアイテムが限定されるので片付けやすいのが特長です。
時間もあまりかからず、達成感が得やすいというメリットがあるため、片付け下手さんはこういった小さなスペースからまず片付けるのがコツ。
片付ける心地よさを体験すれば、苦手意識も薄れてくるはずです。
大事にしている、好きなモノなどを整理整頓したり処分したりするのは難しく、時間がかかるもの。思い入れのあるモノは最後に手をつけましょう。
思い入れのないモノから始め、片付けに慣れてから着手すると、作業がスムーズに進みます。
片付けはモノを分類することから始めるのがコツです。まずは文房具、書類、本、薬など、アイテムごとに分けましょう。
使用頻度の高いモノは、1アイテム1引き出しなどと、アイテムごとに定位置を設ければOK。
仕切りを入れて収納スペースを分割し、種類ごとにグルーピングして片付けると、格段に出し入れしやすくなりますよ。
アイテムで分類したら次に、使うシーンが同じモノでまとめましょう。
例えば衣類の場合、週5で着るスーツ用と、週末だけ着る私服とに分けます。
上写真、収納ケース内の中央のTシャツを挟んで左側がスーツの時に身につける靴下やベルト、右側が私服用の靴下やベルトと分けています。
文房具の場合、リビングで使うモノとは別に、梱包用に使うハサミ、ガムテープなどのセットをつくります。
同じタイミングで使うモノがそろっているので、探す時間が省けますよ。
ほかにもこんな風に使う場面別に片付けるのもおすすめ。
【分類にぴったりの収納ケース】
分類収納にチャレンジするなら、ぴったりサイズの収納ケースを準備しましょう。
同じブランドで統一すれば、見た目もスッキリするはず!
モノの定位置が決まっていると、使ったらそこに戻せばいいので部屋が散らかりません。
定位置は、使う場所に設けるのが基本です。まずは出しっぱなしのモノを使う位置に置き、カゴやトレイの上に並べてみて。
例えば、写真は行方不明になりやすいリモコンをテレビボードの上に置いています。ここに戻すということをルールにすれば、散らかり防止になりますよ。
収納スペース以上にモノがある場合は、片付けと同時に手放していくこともコツです。
とはいえ急に手放すのは難しいので、毎日1個見直すことからスタートしましょう。
レシート1枚でもかまいません。無理せず続けられるので、自然と手放すクセがつくはずです。
「いつか使うかも?」「思い出の品だから捨てられない!」。なんて考えが頭をよぎって、モノを上手に捨てられない方も多いのでは。
いくら片付けのコツをつかんでも、モノが多くては部屋の美化を保てません。ここでは、捨て方のコツをご紹介しましょう。
捨てるか捨てないかの判断に迷ったら、保留BOXに入れて半年後に再確認するのが手。
「半年間なくても困らなかったから、捨てても大丈夫!」と、サクッと手放せるようになります。
そのまま保管しないよう、再確認すべき日付を目立つところに記してください。
食品のストックはこのかごに入る分だけ、書類は書類ケースに入る分だけと、自分が保有するモノの枠を先に決めると、ムダ買いや持ちすぎが減ります。
その際、収納スペースにぎゅうぎゅうに詰めるのはNG。どこに何がどのくらいあるか、パッとひと目で把握できるくらいの量に絞って。
モノを手放しても、家の中にどんどんモノが入ってきては意味がありません。それを防ぐために、本当に欲しいモノだけ買うようにしましょう。
衝動買いはせず、3日ほど寝かせ、それでも欲しいかじっくり検討して。
また、手に入れたらクタクタになるまで何度も使ってください。お気に入りのモノでも「お役目御免!」と、すんなり手放すことができます。
いかがでしたか? 片付けのコツさえつかめば、部屋が散らかりにくくなるはずですよ!ぜひチャレンジしてみてくださいね!
撮影/大滝央子