
- Pacoma編集部
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さまざまな汚れが混在する上、掃除箇所も多岐に渡るキッチン!住まいの中で最も掃除が厄介な場所といえます。キッチンの場所別に、効果的な落とし方を解説。年末年始を気持ちよく過ごすためにも大掃除で綺麗に仕上げましょう!
油を使って調理をしたり、洗剤で食器を洗ったり。食べ物を扱うキッチンは酸性の汚れ、アルカリ性の汚れ、カビ、ホコリのすべてが集結し、しかもそれらの汚れが複雑に絡み合うスペースです。
普段から清潔に保つように気を付けているとはいえ、なかなか落とし切れていない細かい箇所も。そんな中から、特に汚れが手強い箇所をピックアップ!場所別に、効果的な落とし方を解説します。
換気扇を掃除しないまま半年~1年使い続ければ、調理で使った油とともに、吸い込んだホコリが付着してギトギト状態に。そんなギトギト汚れには、アルカリ性洗剤の重曹などがおススメ!それ以上に頑固な汚れはpH値の高いセスキ炭酸ナトリウムなどを使って対処しましょう。
フィルターやシロッコファンなど取り外せる部品は、洗剤を溶かしたお湯につけおきした後にこすり洗いを。フードなど取り外せない場所はパックが効果的です。汚れが落ちてスッキリとした換気扇は、吸引力がぐんと回復しているはずです。
ゴミ受けカゴと排水口の間にレジ袋を挟んでシンクをせき止め、50~60℃のお湯をたっぷりと溜める。
pH値の高い洗剤を使用。セスキ炭酸ナトリウム(大さじ2~3杯)を溶かしたお湯に、油で汚れた部品を約30~60分間つけおく。
シンクからセスキ水を排水。フィルターには重曹をクレンザー代わりにふりかけ、ブラシでこすり洗いをして、仕上げに水洗いをする。
シロッコファンは割り箸やヘラを使って、溝にたまった油汚れを丁寧にこすり落としていく。こちらも仕上げは水洗いを。
技職人魂汚れ削ぎ取り!親方棒
シロッコファンの溝の汚れがごっそり取れる。
(850円/允・セサミ)
フードはセスキパック後、水拭きします。アルカリ性洗剤(濃度1%のセスキ炭酸ナトリウム水)をキッチンペーパーに浸し、油で汚れているフードに貼り付けて5~10分間パック。汚れが緩んだら、フード全体を拭き掃除。さらに、水で濡らしたマイクロファイバークロスで拭き取ればピカピカに。
気になった時に掃除していても、油はねや煮こぼれなどじわじわと酸性の汚れがたまりがちなコンロ回り。取り外せる部品は全て外して、セスキ炭酸ナトリウムを溶かしたお湯につけおきを。取り外せない本体のしつこい汚れには、セスキ水でパックしましょう。
ポリ袋などでふたをしてせき止めたシンクに50~60℃のお湯をため、五徳などガスコンロから取り外せる部品をつける。
シンクにためたお湯にセスキ炭酸ナトリウム(大さじ2~3杯)を溶かし、取り外せる部品を30 分~1時間ほどつけおきする。
アルカリ性の食器用洗剤で洗って仕上げを。落としきれなかった頑固なこびりついた汚れは、重曹の粉をふりかけてブラシでこすり落として。
取り外せないコンロ本体には、濃度1%のセスキ水をまんべんなくスプレーし、マイクロファイバークロスで拭き取る。
こびりついた頑固な汚れは、セスキ水を浸したキッチンペーパーでパックを。特に汚れがひどい場合は、その上からドライヤーで温めて。
10分間後、パックを外してスポンジでこすり洗い。その後、セスキ炭酸ナトリウムの成分が残らないように、しっかり水拭きをすること。
排水口で付きやすい汚れは、油や食品からの腐敗臭などの酸性の汚れ。特に汚れがひどいのは、なかなか手の届かない奥の部分。ゴミ受けカゴなども合わせてお湯&過炭酸ナトリウムでつけおきすれば、ヌメリ、黒ずみ、臭いを一挙に解決できます!
取り外せる排水口の部品はすべて取り外す。中央のパイプ部分には二重にしたラップを深くかぶせ、根元を輪ゴムでしっかり留める。
水封(パイプ脇の水が溜まっている部分)に過炭酸ナトリウム(大さじ1)をふりかけ、ラップが外れないように熱湯を排水口に注ぎ入れる。
熱湯を注ぎ入れると過炭酸ナトリウムが泡立つので、それに浸すように部品を戻して、30分以上(一晩おいてもOK)つけおきする。
お湯が冷めたら、パイプにかぶせていたラップを外して排水。この時点でまだ汚れが残っていたら、スポンジでこすり洗いをする。
冷蔵庫は食べ物から出る酸性の汚れや手あかが付着しています。取り外せるものは丸洗いし、取り外せない庫内はアルコールスプレーで汚れを落として。掃除しながら除菌でき、脱臭効果も!
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溜まった汚れを一網打尽!汚れがリセットされたキッチンで作る料理はとびきり美味しいはず。年末に大掃除をしっかり済ませて、良い年を迎えましょう!