お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
家事
Pacoma編集部

間違いやすい!スキレットのお手入れ術【サビ防止まで】

鋳鉄製の鍋やフライパン、いわゆるスキレットの手入れの方法をご紹介。最初に使用する際の注意事項や、手入れの際に行ってはいけないNG事項まで、スキレットを長く使うためのポイントを解説します。

スキレットを使う前に最初にすべきこと

買ってきてさっそく料理に使用! …とは行かないのがスキレットの特徴。
まずは初めて使う際のポイントをご紹介します。

 

まずはサビ止め落としとシーズニングを

© PIXTA

スキレットを使い始めるときは、最初に台所用洗剤を使ってサビ止めを洗い落としましょう。
サビ止めを落としたら次はシーズニング。シーズニングとは、スキレット全体に油を馴染ませて油の膜を作り、サビを防ぐための作業のことです。
サビ止めを洗い落とした後に水気を取り、食用油やオリーブオイルなどを、キッチンペーパーを使って全体に薄く塗りましょう。
塗り終わったら弱火で5分ほど加熱し、これでシーズニングは完了です。

 

料理に使った後の手入れ方法

スキレットは、正しい手入れ方法をしないと、すぐにサビが出てしまいます。
ここでは、スキレットの正しい手入れ方法をご紹介!

 

使用後の手入れ方法

スキレットを使用した後はすぐに熱めのお湯とスポンジで洗うようにしましょう。

【用意するもの】

  • 重曹・・・大さじ1杯
  • お湯・・・適量
  • スポンジ・・・1個

 

【使用後のスキレットの手入れ方法】

  1. 使用後はお湯とスポンジで汚れを洗い流しましょう。焦げ付きが残っている場合は水と重曹を入れて火にかけ、焦げ付きを浮かせてから取るようにしてください。
  2. 水分を飛ばすため、洗った後はスキレットを火にかけて乾かします。スキレットの表面に付着した水分を、ここでしっかりと乾かしておきましょう。
  3. 乾いた後は、スキレットが熱いうちにシーズニングを行います。食用油などを全体に薄く伸ばし、5分ほど弱火で加熱して手入れ完了です。

 

 

サビが出てしまった場合の対処法

© PIXTA

シーズニングを丁寧に行えばサビを防ぐことができます。もし、スキレットにサビができてしまったら、たわしを使った手入れで落とすことができますよ。

【用意するもの】

  • たわし・・・1個
  • 重曹・・・適量
  • ナイロンたわし・・・1個

 

【スキレットのサビを取る手入れ術】

  1. スキレットの錆びた部分を強火で熱し、サビを炭化させます。スキレットは持ち手部分も高温になるため、火傷には十分注意してください。
  2. サビが炭化したらスキレットを冷まし、たわしを使ってサビをこそぎ落としましょう。
  3. サビを落としたら重曹を振りかけ、ナイロンたわしを使ってスキレット全体を磨きます。スキレットを強くこすると表面が削れてしまうため、やさしくこするようにしてください。
  4. 最後に重曹をお湯で洗い流し、通常のシーズニングを行って手入れ完了です。

 

 

【カルカヤタワシ/amazon】

  1. 頑固な油汚れや茶渋におすすめのタワシ。洗浄力のある植物繊維・カルカヤ根を100%使用。「亀の子たわし カルカヤタワシ小」

【スキレットの手入れでNGなこと】

使用後のスキレットを洗う際は、必ずお湯で洗うようにしましょう。
洗剤を使って洗ってしまうと、スキレットに馴染んだ油まで洗い落としてしまうためです。
他にもクレンザーや漂白剤、また金たわしなど研磨効果の強いものは表面に負担をかけ、サビの原因になってしまいます。
また、熱したスキレットを水で冷やすのもNG。冷水で急冷却を行うとヒビが入りやすくなり、またぶつけたり落としたりするだけでも割れてしまうため、取り扱いには十分注意しましょう。

 

スキレットを長持ちさせるポイント3選

理論的に耐用年数はないと言っても、それはあくまで手入れをしっかり行った場合の話。
サビの原因を徹底的に避け、手入れをすればスキレットを長く使い続けることができますよ。

 

スキレットに料理を入れたままにしない

© PIXTA

できた料理をスキレットに乗せたまま保管すると、酸化してスキレットのサビの原因になってしまいます。
蓄熱性が高く、料理をあたたかいまま食べられるのはスキレットの利点ですが、サビさせてしまっては元も子もありません。
調理後は料理をスキレットから移して、洗ってシーズニングまでを1セットとして頭に入れておきましょう。

 

シーズニングは毎回必ず行う

サビ防止の意味合いの強いシーズニングですが、スキレットは鋳鉄製のため、長く使い続けることで油が表面に染み込み、より焦げにくくなります。
テフロン加工がされた通常のフライパンはいつかはコーティングも剥がれてしまいますが、スキレットはシーズニングを行う限り、常に同じ状態で使い続けることができるのです。

 

使わないときは新聞紙に包んで保管する

© PIXTA

シーズニングを行った後は、十分に熱を冷ましてから保管しましょう。
湿気の少ない場所に保管し、しばらく使用しない場合は新聞紙などでくるんでおくのがポイント。
こうすることで、新聞紙が余分な水気を吸収してくれますよ。

いかがでしたか? 様々な料理に使えるだけでなく、シーズニングさえ行えばずっと使い続けることができるスキレット。
しっかりと手入れを行えば、きっと欠かせない調理道具になりますよ。