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【実録体験談】猫を飼いたい!と思ったら知るべきことは・・・
近年は空前の猫ブームということもあり、おうちに猫を迎えたいと考えている方も多いかと思います。 しかし、中にはきちんとお世話できるか不安に思ったり、家族に反対されていたりして迷っているという方もいるのではないでしょうか。そこで、実際に猫を飼っている飼い主さんのインタビューを含めながら、猫の飼育に必要なアイテムや費用をまとめてみました。
猫を飼う前に知っておくべきこととは?
猫を飼う前に、まず飼育にかかる費用と猫の平均寿命を知っておきましょう。
命あるものを飼うのですから、本当に生涯お世話ができるのか真剣に考えておくことも大切です。
猫の平均寿命と飼育にかかる費用は?
猫の平均寿命は15歳前後といわれています。猫の飼育には、完全室内飼いをする場合と外へ自由に出す外飼いがあり、飼育の方法によっても平均寿命の長さに違いがあります。
近年はペットフードの質がよくなり、ペットを家族だと思う意識も昔より強く、また病気やケガの発見も早いことから猫の平均寿命も延びています。もちろん個体差や猫の品種によっても寿命は違いますが、外飼いの猫は自由を得られる分、交通事故に遭ってしまったりするケースも考えられます。寿命を延ばすためには、飼育環境を整えていくことも大切です。
飼育にかかる生涯飼育費用は、完全室内飼いの場合はおよそ100万円近くかかります。また猫を迎える前には事前に準備しなければいけないものがあります。例えば猫用トイレや爪とぎ、子猫を迎えるとなれば、部屋での事故防止のためにゲージなどが必要となるので、猫を飼う前には初期費用面もしっかりと考えておきましょう。
猫を飼うとできなくなること・起こる問題とは?
猫は、「手間がかかりにくいペット」というイメージが強いかと思いますが、猫を飼うとできなくなることや起こり得る問題もあります。
猫の特徴として、自分の家以外を好みません。そのため旅行に一緒に連れて行くことが難しく、またペットホテルなども嫌がるため、飼い主さん自身も旅行に出かけづらくなってしまう場合もあります。
その他にも、猫を迎えた後に自分や家族の猫アレルギーが発覚するケースも少なくありません。そのため猫を迎える前には、あらかじめ検査などを行うこともおすすめします。
猫を飼うことでできなくなることや問題はありますが、猫は人に大きな癒しと幸福感を与えてくれます。問題解決方法を考えながら飼育を検討してみてはいかがでしょうか。
【実録体験談】飼い主たちの本音インタビュー
今回は実際に、猫を飼っている方々のリアルなインタビューをまとめてみました。読みながら憧れの猫ライフを想像してみましょう。
会社員Kさん(29歳)一人暮らし【飼い猫:とらまる(ミックス種:2歳)】
<Kさんの平均帰宅時間:21:00>
一人暮らしで猫を飼うことは金銭的・時間的にも大変なこともあるでしょう。しかし本当に猫が好きであれば、飼育することは可能のように思えます。
Kさんは、平均帰宅時間が遅めですが、それでも特に大きな問題もなく幸せな猫ライフを満喫しています。ぜひ参考にしてみてください。
- 【猫を飼ったきっかけは里親募集のサイトを見たこと~Kさん談~】
- 元々実家で猫を飼っていたこともあり、家族全員が猫好きでした。一人暮らしをしてからも猫を飼いたいと思ってはいましたが、平均帰宅時間が21時と遅めなので、ペットショップや里親募集のサイトを見るだけで我慢していました。
そんなとき里親募集サイトを見ていると、昔実家で飼っていた猫にそっくりな子猫が掲載されており、いてもたってもいられず掲載主に連絡を取りました。
引き取る際に「ペット可のマンションに住んでいるか?」「猫を飼育した経験があるか?」「平均帰宅時間はどのくらいか?」などの質問を受け、概ね掲載主に納得してもらえたので、譲っていただくことができました。
※掲載主によっては、猫の飼育経験を重視したり、定期的に引き取り主の家に掲載主が訪問し、きちんと飼育できているか確認できることを条件にする人もいます。そのため、猫を飼いたいからといって気軽に申し込めない場合もあります。
- 【猫を飼って幸せに感じること~Kさん談~】
- やっぱり、大好きな猫が自分になついてくれて甘えてくれることは幸せです!
遅く帰宅したときに出迎えてくれたり、足に擦り寄ってきてくれたりするのでとても可愛く思います。冬には一緒に布団に潜り込み、湯たんぽ代わりにもなってくれるので一石二鳥です。猫の性格にもよりますが「とらまる」の場合、抱っこされるのが大好きなので、膝に乗ってきたり肩に飛び乗ってきたりします。爪が引っかかって痛いときもありますが、自分になついてくれているのを感じるととても癒されます。
ある程度遊んであげれば散歩に行く必要もないので、私自身が外泊することもできます。短期間の旅行であれば、家でお留守番させることも可能です。そのときは直径20cmくらいの少し深いお皿に水と山盛りの餌を入れておきます。ただ猫のトイレ掃除ができないため、どうしても部屋が汚れるときがあります。それでも心配な場合は、友人や家族にお願いするか、難しい場合はペットホテルや動物病院などで預かってもらうのがおすすめです。実際に私も夏と冬の時期は心配なので、動物病院で預かってもらっています。費用面も猫の場合だと比較的安価で、私がよく利用する動物病院は1日2,500円で預かってくれます。そのため一人暮らしの場合でもそこまで心配することなく、旅行を楽しむことができます。
- 【猫がいて大変なこと「カーテンがボロボロに…」~Kさん談~】
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「とらまる」は気に入らないことが起きたり、遊んで欲しいと、気を引くためにわざとカーテンで爪とぎをしたり、登ったりします。
特にレースカーテンの場合、爪をひっかけて登りやすいのかボロボロになってしまいました…。
キャットタワーが置いてあるのにカーテンを登り、カーテンレールの上を歩きたがることもありました。
爪がカーテンに引っかかって取れずに「とらまる」がケガをしたり、またカーテンがボロボロになったりしないようにしつけを行ったので、今は特に困ることはありません。猫を飼えば大変に思うこともありますが、幸せなことが多くあります。
自分自身が寂しいときや嫌なことがあったとき、猫のモフモフのお腹に顔を埋めたり、話しかけたり、撫でたりすると気持ちが落ち着きます。
また猫を飼ってから毛が落ちるのが気になり、こまめに掃除するようになりました。
そのため部屋もきれいになった気がします(笑)。その他にも、例えば初対面の人が猫好きな場合、話題に共通点が見つかり、写真を見せ合うなどして、会話も広がり交流のきっかけにもなっています!
兼業主婦Sさん(43歳)ファミリー【飼い猫:ココア(ラグドール:7歳)・ウーロン(ベンガル:7歳)】
<Sさんの平均帰宅時間:19:00>
次に、家族の反対を押し切りながら猫ライフを始めた兼業主婦Sさんのケースをご紹介します。
猫を飼うことを反対されていたSさんは、どんな方法で夢の猫ライフを手に入れたのでしょうか。
- 【夫婦で猫好きだったが新築マンションで夫が反対!説得方法は?~Sさん談~】
- 夫婦二人ともに猫好きで、新築マンションを購入したタイミングで私から猫を飼いたいと提案したのですが、新築がボロボロになることを予想して夫は反対気味でした。
そこで元々猫好きである夫を、どうにかして「やっぱり可愛いから飼いたい!」という気持ちにさせようと考えたのです。ネットで閲覧できるペットショップの一覧を送り「この子可愛くない?」と話を振った数日後、「コイツ、可愛くない?」とお気に入りの子(ラグドール)を見つけて、ペットショップまで出向き、買ってきてしまいました。作戦大成功です!
私たちは旅行することが好きなので、留守中にひとりぼっちにすることが心配でした。そのためすぐに2匹目(ベンガル)も飼いました。2匹いるので、短期間の旅行なら家を空けても仲良くお留守番してくれています。
- 【猫がいる幸せは「とにかく可愛いくて癒される」「飼いやすい」~Sさん談~】
- 我が家はお出かけが好きで年数回旅行に行くので、ペットの世話が心配になります。ですが、猫はトイレさえきれいにして餌があれば問題ありません。我が家は夏と冬場には空調をつけたままにして、餌を大盛りに準備、自動掃除トイレを設置、猫用のお水としてお風呂の水道を洗面器にポタポタと出しっぱなしにしておきます。このようにして短期間の旅行をすることがありますが、日中ほぼ寝て過ごす猫たちは、普段と変わりなく元気にお出迎えしてくれるので、とても飼いやすいです。ときどき膝の上に乗ってきたり、隣で一緒に寝てくれたりする姿はとにかく可愛く癒されます!
- 【猫がいて大変なことは”息子との確執と猫の粗相”~Sさん談~】
- 猫を飼って1年半後に息子が生まれました。猫にとって息子は「後から来た侵入者」でした‥きっと恐ろしかったのだと思います。それまでも暴れることはありましたが、壁やふすまを傷つけることはなかったのに、息子がいるストレスでふすまがボロボロに。
- 猫を飼う時点である程度覚悟はしていましたが、新築だった我が家はみるみる傷が目立ってゆきました…。さらに、餌や毛玉を吐いてシーツを汚されることもあり、疲れているときに汚物を掃除しなければならないときは、辛く感じてしまうこともあります。
また、私が見ていない間に2~3歳の息子が何も分からず猫を追いかけたり、しっぽをぎゅっとつかんだりするので、ときどき息子の手足に引っかき傷ができていました。犬と違って猫へのしつけは難しく、どんなに叱っても人が見ていない場所ではやってしまい、やめてはくれません。
これから出産を考えている方は、ちょっと考えた方がよいかも知れません。我が家はアレルギーが出ることはありませんでしたが、生まれてくる子が猫アレルギーになってしまう可能性もあります。また、寝ている赤ちゃんの上を猫がジャンプして踏まないように、赤ちゃんを育てるお部屋にも配慮が必要です。我が家は猫の出入りを禁止にした部屋を1室つくり、対応しました。- いろいろと困りごともありますが、結局は猫を飼ってよかったと思うことばかりです。家はボロボロになりましたが、それも「猫がひっかかない仕様」へ変更すればいいだけです。猫と一緒に暮らしやすい部屋へ都度改善し、2匹と楽しく暮らせるようにしていくことも楽しみとなっています。
仕事で疲れて帰ってきたとき、玄関まで「にゃ~」とお出迎えしてくれる猫たちには本当に癒されます。毎日ダラダラと寝転がって能天気な顔をしている猫たちを見ていると、自分の悩みがちっぽけなものに感じてきます。 - 猫を飼う時点である程度覚悟はしていましたが、新築だった我が家はみるみる傷が目立ってゆきました…。さらに、餌や毛玉を吐いてシーツを汚されることもあり、疲れているときに汚物を掃除しなければならないときは、辛く感じてしまうこともあります。
多頭飼いの良さと注意点
幸せが倍増しそうな多頭飼い生活はメリットがある反面、デメリットもあります。
では、実際にどんなメリットやデメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう。
【多頭飼いのメリット】
- お留守番中も猫同士で遊べて、猫が寂しい思いをしない
- 猫同士で遊べることがストレス解消に繋がる
- 猫による性格の違いを楽しむことができる
- 先住の猫が優しい性格になることも
多頭飼いをすると、猫は猫社会でのルールを学び、警戒心が強くなくなったり、優しい性格になったりします。こうした猫は、新入り猫が加わったときでも優しく迎え入れてくれるでしょう。
性格の違いから個性を楽しめるようになったりするのも、大きなメリットだといえます。
【多頭飼いのデメリット】
- 遊び方が激しいので、部屋がいたみやすい
- 猫同士の相性が悪いと、ストレスや喧嘩が多くなってしまう
- 交尾によって猫を増やしたくないときは避妊・去勢手術が必要
- 猫同士が嫉妬をしやすくなる
- 猫のダイエットを成功させづらくなる
猫同士の関わりが密になるため、相性が合わないと強いストレスを感じたり、喧嘩が頻繁になったりするのが多頭飼い生活のデメリットです。
また、食事のタイミングが一緒なのでダイエットをさせようとしても、痩せている猫の分も食べてしまったりするので、食事制限をさせるのが難しくもなります。
さらに、オス猫とメス猫を同時に飼う際は、もし妊娠を望まない場合、避妊・去勢手術を行う必要もあるでしょう。
また、猫も特定の子ばかりを可愛いがっていると嫉妬をし、飼い主さんと信頼関係をうまく育めなくなる可能性もあります。
愛猫の探し方と初めに用意すべきアイテム
それではこれから、愛猫の探し方と用意すべきアイテムをご紹介いたします。自分好みの猫と出会うために役立ててみてくださいね。
猫に出会って飼うまで
猫との出会い方にはさまざまなパターンがありますが、猫好きの間でよく耳にするのはペットショップと里親募集の2パターン。里親の場合、最近ではインターネットや”保護猫カフェ”なんてものもあります。まめに情報収集をして、お気に入りの子を見つけてみてはいかがでしょうか。
猫を飼うときに揃えるアイテム
猫を初めてお家に迎える前に、必要となるアイテムをあらかじめ揃えておきましょう。具体的にどんなアイテムを用意すればよいのか、およその価格と共に分かりやすくご紹介していきます。
このように、猫の飼育にはたくさんのグッズが必要になります。
猫を迎えるときは、本当に猫を幸せにできる環境をつくってあげられるかどうか、ということをもう一度考えてみましょう。
飼い猫を守っていけるのは飼い主さんだけなので、どうか安易な考えで悲しい思いをさせてないように気をつけてくださいね。