
- Pacoma編集部
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入院中の面会はとてもデリケートなので、お見舞いに行く場合はマナー違反にならないよう気をつけなくてはいけません。また持参する品物にも細心の注意を払う必要があります。入院のお見舞いの品の選び方について分かりやすくご紹介します。
友人や親類の入院報告を受けると心配になって慌ててしまいますよね。急いで駆けつける前にまずは、基本的なお見舞いのマナーを知っておきましょう。ポイントを押さえて、失礼に当たらないお見舞いを心がけることが大切です。
次のようなときには、お見舞いに行くことを避けましょう。
お見舞い品の金額の相場、選び方などをご紹介します。
家族や親類は、身近な存在ということもあり比較的高額ですが、あまり金額をかけすぎてしまうと恐縮させてしまう可能性がありますので、大きく外れないようにしましょう。
また、家族や親戚、会社など連名でお見舞い品を贈る際には、上記金額を目安に複数人でお金を出し合って贈ってみてもよいでしょう。人数が多くなったからといって高額なものを贈ってしまうと、入院されている方が退院時の「お見舞いお返し(快気祝い)」を選ぶ際に困らせてしまいます。
入院中の手土産におすすめの食べ物や飲み物をご紹介します。食べ物や飲み物を手土産に渡す場合は、相手の病状や元々のアレルギー等に配慮が必要です。食事制限を受けていることもありますので、口にできないものがないか事前に確認しておきましょう。
入院中に使う実用的なグッズの差し入れも、とても喜ばれるでしょう。入院生活に必要なアイテムは既に持っている品物と重複してしまわないよう、こちらも事前に確認しておくと良いでしょう。
病状によっては使えないアイテムもあるので配慮が必要です。
「育てるタオル」は、洗濯するたび空気を含むので、ふんわりした肌触りに成長するのが特徴のタオルです。
おしゃれな筒型ボックスに入っているのもGood。
お花は、お見舞い品の定番アイテムです。植物を眺めることが好きな人には、特に喜んでもらえるでしょう。お見舞いに贈る際には、大きな花束などは避け、明るい色の花を選んで持参します。病室に花瓶がないことも考えられますので、小さな花瓶付きのアレンジメント等を選ぶと良いですね。
水をあげなくても枯れることがない、プリザーブドフラワーなどもオススメです。お花に詳しくない人は、花屋さんで「お見舞い用の花を」とお願いした方が失敗しないでしょう。
ただし、お花に付いた菌を持ち込まないためにお見舞いのお花を禁止している病院もあります。
本人にアレルギーがあるかのリサーチを含め、事前に調べる必要があります。
【お見舞いには適さないお花】
お花の中には、お見舞いに適さないものも存在します。特に鉢植えのお花には気をつけましょう。土に根の張った状態の植物は「病院に根付く」というイメージがあるため敬遠されるので必ず、切花を選ぶようにしてください。
また、菊はお葬式のイメージが強いためNG。スプレー菊等、可愛らしい品種のものも多くありますが、お見舞いには選ばない方が無難です。同様に、首から落ちる椿などもお勧めできません。ユリなど、香りの強い花やアレルギーの多い花も避けておきましょう。
上記でご紹介した以外にも、こんな品物も喜ばれるでしょう。
入院中の手土産に良いアイテムをご紹介しました。
いずれの場合においても、本人や家族に聞いて必要なものを用意するのがオススメです。
入院生活では、何かと物入りです。そのため、手土産よりもお見舞金が喜ばれる場合も多くあります。
次のお見舞い金の相場を参考にしてみてくださいね。
基本的には、お見舞い品のときと金額に変わりありませんが、上司など目上の人にお金を包むのは「お金に困っている」「あなたへの贈り物を選ぶ時間がない」といった意味にもつながり、失礼にあたる場合があるので、品物で気持ちを伝えるようにしましょう。
両親や親類の目上の人の場合は、家族以外のお見舞いが多く訪れる場合もあるでしょう。あまり品物ばかり増えても迷惑をかけてしまう場合もありますので、お見舞い金を包む表書きを「御伺(おうかがい)」として渡しても問題ありません。
また、連名でお見舞い金を渡す際には、お見舞い品と同様に上記金額を参考に贈ります。集まった金額全てを贈ろうと思っても4(死)、6(無)、9(苦)、のつく金額は縁起が悪いとされているので避けるようにしましょう。
お見舞金を包むときには、封筒の種類にもマナーがありますので注意しましょう。
お札の向きは、バラバラではいけません。必ず向きを揃えて包みましょう。封筒から見て表側に数字が来るよう入れてください。裏向きは、弔辞のマナーとして考えられていますので気をつけましょう。
また、お見舞いのときには新札を包んではいけません。「まるで入院を待っていたみたい」と受け取られてしまう可能性がありますので避けましょう。お見舞いのときに包むお金は、旧札にするようにしてください。
お見舞いに行くときには、慌てずにあらかじめポイントを押さえておきましょう。入院という予測できない出来事は、本人にとっても辛いものです。心細さや不安を、和らげてあげられるように相手を不快にさせないお見舞いを心がけましょう。