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人生の門出である結婚式には心のこもったお祝いのメッセージを贈りたいですよね。メッセージの内容は、友人・職場・身内と贈る相手によって変わってきます。そのままで使えるメッセージ文例や書き方をご紹介します。
お祝いメッセージを用意する時には、まず「メッセージを贈りたい相手と自分との関係性」を考えてみましょう。相手と自分がどんな間柄なのかによって言葉の選び方や内容に変化をつけることでワンパターンになったり失礼に当たったりすることなく、喜んでもらえるメッセージを贈ることができます。
ここでは、贈る相手別にサンプル文例をご紹介します。
友人にお祝いのメッセージを贈るポイントとは以下の2点です。
新郎・新婦二人共が小学校からの同級生などであれば、少し「くだけた表現や記号・絵文字など」を使用しても問題ありません。仕事の延長線上の友人であったり、それほど付き合いの長くない友人の場合にはある程度きちんとした文章を選ぶのが無難でしょう。
とはいえ、特に仲の良い友人であればあるほど大切なのは、祝福の気持ちを素直に言葉にすることです。言い回しや礼儀にとらわれすぎずに自分の言葉でお祝いしてあげれば、相手にもきっと気持ちが伝わるでしょう。
【新郎・新婦両方ともが友人である場合の文例】
【新郎・新婦のどちらか片方と友人である場合の文例】
【どちらの場合でもOKな文例】
職場内でお祝いのメッセージを贈る機会というのは少なくありません。親友のように仲の良い同僚からプライベートではあまり親交のない上司までいろいろなタイプの人がいて、どんなメッセージを贈ればいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。
「自分から見た相手の立場」という目線で文例とポイントをご紹介します。
【同僚の場合】
苦楽を共にしてきた同僚は、お互いにとって大切な存在です。気取らず、ストレートにお祝いの言葉を贈りましょう。
【先輩や上司の場合】
お世話になった先輩や上司には、これまでの感謝やこれからの幸せを願う気持ちを丁寧に伝えるのが一般的です。
どんなに親しい間柄であっても自分より目上の人であることに変わりはないので、記号や絵文字、(笑)などのくだけた表現は避けておきましょう。
【後輩や部下の場合】
時に手がかかることもあるけれど、自分を信頼してくれる後輩や部下の笑顔に救われたという経験を持つ人も多いのではないでしょうか?
後輩・部下にはお祝いとともに背中を押してあげる気持ちでメッセージを贈ってあげてください。
身内が結婚するということは、親戚が増えるという喜ばしいこと。お相手を歓迎する意味も込めて、誠実な言葉を贈りましょう。
小さな頃から見知った仲だからと言って、からかったりネガティブなエピソードを添えたりするのはNG。以下の文例のように明るくあたたかなメッセージでお祝いしてあげてください。
【兄弟姉妹の場合】
兄弟姉妹のパートナーは、あなたにとって「近い未来に義理の兄弟姉妹となる人」です。自分の兄弟姉妹だけに向けたお祝いでも問題ありませんが、結婚相手も含めて二人を祝福するような言葉を選んであげる心づかいがあると一層良いですね。
【従妹や甥、姪の場合】
家族同様の付き合いだったり、冠婚葬祭でしか顔を合わせなかったり、いとこや甥・姪との距離感は家庭によって様々です。
どんな場合でも使いやすい文例をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
応用編として、ちょっと個性的なお祝いメッセージ文例もご紹介します。
他の人と差をつけたい時や、少しだけ個性を出してみたい時のご参考にどうぞ。
直球のメッセージがちょっぴり照れくさい、スタイリッシュに決めたい…そんな方は英語でメッセージを贈ってみては? 近年増えている国際結婚のカップルへもおすすめです。
独自性を追求したいなら、こんなメッセージを選択肢に入れてみるのも一つです。
ただし、ユニークなメッセージを贈っていいのは新郎新婦とよほど気心の知れた仲である場合だけにしましょう。それほど親しくもないのに風変わりなメッセージを選んでしまうと非常識な人と思われてしまったり、相手を不快にさせてしまったりする可能性があるので、くれぐれもご注意を。
【新郎新婦の名前を行の最初の文字にしたメッセージ】
(新郎と新婦が「しょうた」さんと「えりな」さんの場合)
ご結婚おめでとうございます!
(しょ)生涯の伴侶に出会えてよかったね!
(う)嬉しい気持ちでいっぱいです
(た)たくさんの幸せに囲まれて
(え)笑顔と
(り)リスペクトをお互いに忘れず
(な)仲良く暮らしてください!
【指令風メッセージ】
〇〇君への新たな指令は
一生かけて△△さんを幸せにすることです!
全力で任務にあたってください
結婚本当におめでとう!
次に、結婚メッセージを贈る際のマナーや注意点について説明します。
せっかくのお祝いに水を差してしまうことのないよう、以下のポイントをしっかり押さえてスマートにメッセージを贈れるようにしましょう。
文章の終わり・区切りを意味する句読点は、幸せが途切れてしまうことを連想させるため使用しないのがマナーとされています。文例を見て「あれっ?」と思った方もいるかもしれませんね。
途中で文章を区切りたい場合は、改行もしくは一文字分の空白で対応しましょう。
なお、英文のピリオドについてはマナー違反とはなりません。
ますます、いよいよ、ときどき、たびたび、などの重ね言葉は、同じ言葉を繰り返すことから再婚を連想させてしまうため、使用しないようにします。
また、切れる、冷える、割れる、終わる、などの忌み言葉も避けましょう。「新しいスタートを切る」などのポジティブな言い回しでつい使ってしまいがちなので、注意が必要です。
お祝い事のメッセージに使用するペンとしては、筆ペンか万年筆が正式なものとされています。けれど、持っていなかったりあまり使い慣れていなかったりするのであれば普通のボールペンでも大丈夫です。インクの色は黒か濃いブルーを使いましょう。
新郎新婦と親しい仲であったり、寄せ書き形式のカジュアルなメッセージであったりする時はカラーペンを使ってもOKな場合があります。
電報を使ってメッセージを送る時の注意点についてもご紹介しておきます。
電報は電話やインターネットで受け付けてくれるので、お好きな方法でメッセージを送ってくださいね。
いかがでしたか? 大切な人の結婚式には、心のこもった素敵なメッセージを贈ってくださいね。あなたの言葉に相手もきっと喜んでくれることでしょう。