
- 酒井智啓
- アウトドアやカーライフをこよなく愛する「あそぶ株式会社」代表。3台の旧車4WDとクラシックBMWバイクをいずれもオフロード仕様にする根っからの趣味人で、マラソンや山登り、自転車競技にも積極的に参戦している。年に一度開催される野外オフィスイベント「Outdoor Office」仕掛け人でもある。
https://www.asov.co.jp/staff/tomo/
究極の趣味空間とも言える「ガレージライフ」。その好みもさまざまだが、今回「アウトドア × クルマ」をライフスタイルとして楽しむ御仁にご登場いただき、無垢なガレージハウスを存分に彩ってもらいました。アイテムの選び方や飾り付け方次第で個性を色濃く打ち出せるという好例のようなガレージハウス、とくとご覧あれ![PR]
皆さんこんにちは、「あそぶ株式会社」代表の酒井智啓と言います。
弊社は「スポーツ・アウトドアで日本を元気にする」を活動目的として、いろんなクリエイティブを手がけています。
ちょっと変わったアウトドアイベントを開催したり、ドキュメンタリーメディアを手がけたり、「焚き火アプリ」を開発したりと、遊びと仕事をボーダレスに楽しんでいます。オフの日はクルマやバイクでキャンプや山登りなどアウトドアに出かけます。ビンテージやミリタリーなどの機能美系ギアに目がありません。
いま、クルマは3台所有してます。クルマもビンテージものが好きで、アメリカの「アーリーブロンコ」(左)とオーストリアの軍用車「ピンツガウアー」(右)のいずれも僕の愛車です。そして今回の企画で登場する愛車……
こちら「スズキ・ジムニー」です。現役モデルも存在するので馴染みのあるクルマですね。発売からすでに19年を経っています。ただのオンボロクルマに見えますが、丸目(丸いヘッドライト)の最終モデル「JA11の5型」と呼ばれる、日本が世界に誇る4WDの名車なんです。アウトドア向けにサスペンションやタイヤ、バンパー周りなどにカスタムを施し、悪路走破性も高めた本格仕様で今でもバリバリ現役として活躍しています。
クルマが複数台あると、最低でも台数分の車庫が必要なわけで、それなりにガレージスペースが必要になってきます。それも、ただクルマを格納するだけじゃなくて、仲間とか、ひとりでのんびり過ごせるような「大人の秘密基地」がやっぱり欲しいわけです!
今回、Webマガジン「Pacoma」編集部より「コンテナガレージハウスを自分好みにコーディネートしていいよ」という嬉しいお話をいただきましたので、自分なりのガレージライフを描いてみようと思います!
目次
今回僕に与えられたステージはこちら、東京・葛飾は新小岩にあるコンテナガレージハウス「EERF」(イールフ)。1Fが車庫、2Fがリビングスペースとなっているメゾネットタイプの賃貸ガレージハウスです。
1Fの模様はこんな感じ。
ジムニーを入れても余裕のスペース。作業するスペースがあって嬉しいな。
真っ白な壁一面に囲まれた2Fのリビング。フローリングがいい感じです。
ちゃんと流し台とトイレがあります。空調もバッチリ完備。
なるほど……まずは部屋のサイズ感を体感できたので、どこに何を置くかイメージしていきます。ソファとテーブル、ラックといった大物をどう配置するか、が考えどころかな。
よぉーし! だいたいイメージが固まりましたよ! 早速アイテムのピックアップへGO!
部屋のイメージは、だいたい頭の中に出来上がっています。テーマは「ビンテージ & リラックス」。あくまで遊びを中心に飾りすぎず、実用的かつリラックスできる空間にしてみたいと思います。
自分が持っているアイテムだけだとあまりにビンテージやミリタリーに偏りすぎてしまいそうなので、今回は会社のご近所さん(東京・馬喰町)で、プライベートでも付き合いのあるふたつのライフスタイルショップに協力してもらうことにしました。
まずひとつめが「INOUT」(イナウト)。
東京・東日本橋にあるライフスタイルショップで、お家でもアウトドアでも使える「INOUT」オリジナルのテーブルやチェア、スタックボックス、コーヒードリッパーが人気のお店です。国内外からセレクトされたアイテムもいろいろ取り揃えてます。
独自の世界観のある心地良い空間、いつも長居してしまいます。
普段の付き合いもあり「気に入ったものを持っていっていいよ」と快諾してもらったので、10点ほどをチョイスしました。「INOUT」さん、ありがとうございます!
そしてもうひとつのお店が、同じく東日本橋にあるスタイリッシュなインテリア & 雑貨ショップ「plywood」(プライウッド)。
素敵で楽しくなる日常をテーマにしたセレクトアイテムがいっぱい! 大好きなアウトドア関連のグッズもたくさんあって楽しいです。さらに本場アメリカから仕入れたビンテージグッズも! こちらもついつい長居してしまうお店です。
取り揃えられているアウトドアグッズも、どちらかと言えば雰囲気を重視したデザインのものばかり。もちろん汎用品より値が張ることもありますが、それもこだわりゆえ。こういうアイテム選びもアウトドアライフの醍醐味でもあるんですよね。
「気に入ったものがあればどうぞ」と快諾いただけたのでテンションマックスで物色。自分が「置いてみたい、使ってみたい」と思ったものをお借りしてます。Plywoodさん、ホント感謝!
自分の私物アイテムも持ち寄って、これでイメージしているアイテムはすべて揃いました!
それではいよいよ運び入れ……ですが、
うーん、これ一人じゃ無理かも……
あっ! いいのがいた!
おー!ちょうどいいところにっ!
前回バイク企画で「EERF」を彩った ハーレーに乗るライターの田中宏亮くんが隣にいるのです。
ちょっと面白もんあるから見に来ない?(ウソ) ついでにちょっと手伝ってよ。
田中「いやいや、トモさん、俺これから出かけるとこなんすよ」
トモ「マジすごいから(これもウソ)。ちょっとだけ手伝ってもらうけど(これホント)」
田中「マジすか。じゃ、ちょっとだけなら」
トモ「2階に上がるついでに、これ一緒に持って上がろうか」
田中「ついでって大きさちゃうやん! 何このいきなりな大物!? 冗談きついわー!」
田中「きついわー、シャレならんわー! ホンマ自分!」
トモ「ほらほら、天国はもうそこだよ、頑張って!」
田中「どっせーーーい! ……って、まだなんもあらへんやん!」
トモ「やったねー、田中くん! まずはこの達成感を味わって欲しかったんだよ。よし、次はお楽しみの小物たちを運び入れよう!」
田中「おいおっさん」
そうそう、このガメラのソフビをどこに置こうか、悩んでたんだよね〜。
ルービックキューブって久しぶりにやると結構ムズいんだよね。
おっ、あいつ今こんな仕事してるんだな〜。
便利だな〜、フェイスブックって。
今日手伝ってくれている田中くんでも記念に撮っとくか。
田中「いい加減、手伝え!」
現場アシスタントの田中くんがアイテムを運んでくれたので、レイアウトを組んでいきます。
そして……
あれこれ1時間あまり……ついに2Fが完成!
持ち込んだアイテムはウッド基調のもの、また「EERF」2Fも雰囲気のあるフローリングと真っ白な壁が印象的なので、そこにすんなりと馴染むアイテムでレイアウトしてみました。なかなかいい感じ!
「INOUT」のタートルテーブルと床のいいコンビネーション! アイテムがいい感じに引き立つなー。
リラックスする用にロングチェアを設置。足置きの部分は取り外しができるので便利!
アウトドア用のテーブルを活用。趣味系のちょっとした作業ができるスペース。
必須であるコーヒーやアルコール。ランプを灯しながらゆっくりお酒が飲みたい!
アーミールックの収納ラック。ウェアやアウトドアギアはここにまとめて保管。
台所にはアウトドア用の一口ガスコンロを活用。カンタンな調理ができるようセッティング。
床や壁、天井にもっと手を加えていけば、さらに楽しくなりそうな予感!
続いて1Fも着手!
ここの主役はあくまでもクルマなので、テントやブーツといったアウトドア用品の保管場所としての役割が主となります。アウトドアシーンに出かけてついた汚れや壊れたものなどをここでメンテナンスができるように、です。そんなアウトドア × ガレージライフが送れる男の作業場をここに作っていきたいですねー。
Plywoodさんのビンテージアイテムがガレージをいい雰囲気にしてくれます。
クルマがガレージに入っていてもマウンテンバイクのメンテができる余裕のスペース。これはかなりポイントが高い。
いろんなガレージアイテムがあっても小狭い感じにならないお洒落ガレージです。ますますアイテムを増やしたくなりますね!
汚れとか気にしないでワイルドに使いたい! ざっくりとした床の雰囲気がビンテージアイテムに合いそうな感じ。
少年の頃に夢見た秘密基地が、ここに完成! ここから大好きなアウトドアに繰り出せると思うと胸が高鳴りますね。
誰にも邪魔されず、自分の時間を過ごす。
日常から解放されて、何も考えずのんびり過ごす。こういう場所ってホント必要だと思います。
無事に終わったんで、お手伝いしてくれた田中くんをコーヒーで労ってあげました。
1Fのガレージエリアでは、乗り物好きのプチオフ会が自然と始まります。クルマとバイク、国とかメーカーなどそれぞれ趣味嗜好は違っても共有できるモータースポーツの楽しさとか奥深さは同じ。そこに魅了された者同士で語り合う時間って、本当にシンプルに楽しいんです!
「酒井さん、僕の2Fって何にも着手できていないんで、ここと同じようにプロデュースしてくださいよ〜。あ、なんならこのまま部屋を入れ替えてくれてもいいですよ〜、えへへへへ」
「今日もコーヒーがうまいねぇー(遠い目)」
いかがでしたか?
ガレージライフは、その人の趣味嗜好をそのまま浮き彫りにするキャンバスなんだと改めて知りました。完成した部屋を見渡して「うん、まさに自分の妄想の世界そのものだな」という感想を抱きました。
モーターライフの究極のゴールとも言えるガレージライフ。確かにそれ相応の予算を要するものではありますが、乗り物趣味を楽しむ身として、やはり一生に一度はこんな空間を持ってみたいものですね。
2017年5月、東京・新小岩に誕生したメゾネットタイプの賃貸コンテナガレージハウス「EERF」(イールフ)。どんな使い方、彩り方をするかはあなた次第!
[PR]提供元
株式会社ストレージ王 http://www.storageoh.jp/
[取材協力]
ASOV inc. あそぶ株式会社 https://www.asov.co.jp
INOUT https://inout.tokyo
plywood http://www.plywood.jp