
- 藤屋翔子
- フリーライター・編集者。編集プロダクションでガーデニング誌やインテリア誌などの編集とライティングを経験。おもに暮らしや手づくりにまつわる記事・コンテンツ制作に携わる。
一年を通して葉をつける人気ハーブ・ローズマリー。ベランダや玄関前でもできる、鉢やプランターでの育て方を紹介します。 土の選び方、水やり、剪定などの基本から、「花が咲かない」「枯れた」「根腐れした」などのトラブル解決策まで、初心者に必要な情報ばかり。<人気グリーンショップ「ブリキのジョーロ」オーナー・勝地末子さん監修>
ローズマリーの育て方は、実はとても簡単。水やりと置き場所に気をつけて栽培しましょう。
ローズマリーを育てるうえで起こりがちなトラブルや、園芸初心者にありがちな悩みにお答えします。
ローズマリーは初夏ごろに淡いブルーの花を咲かせますが、花が咲かない場合は肥料をやってみるといいでしょう。
リン酸とカリが多めの化成肥料がおすすめで、適した時期は秋ごろ。
ローズマリーは品種によって花つきがよいものとそうでないものがあるので、まずは栽培している品種について調べてみるのもおすすめです。
丈夫なはずのローズマリーが枯れてしまう原因は、根腐れがほとんど。
ローズマリーは乾燥には強いのですが多湿には弱く、雨や水のやりすぎが原因で根が腐ってしまいます。
根腐れは水やりのタイミングに注意することや雨を避けることで防げますが、すでに枯れてしまった場合は一度鉢から根を出して根腐れを起こした部分を切り落として植え替えましょう。
葉が黄色くなったり落ちてしまうのは、根からの栄養が足りていないサイン。もしかしたら、鉢の中で根がまわりすぎて根詰まりを起こしているのかもしれません。
一度鉢から根を取り出し、ひとまわり大きな鉢に植え替えるといいでしょう。放っておくと枯れる原因になるので早めの対処がおすすめです。
ローズマリーの育て方、いかがでしたか? 料理にも役立つハーブだから、上手に育てて収穫を楽しんでみてください。
(写真 森 勇馬)
今回監修いただいた勝地末子さんのグリーンショップ「ブリキのジョーロ」。
1階では観葉植物や切り花、鉢、ジョーロなどを販売。
テラリウムのための容器や材料などもあるから、ぜひそろえてみては?
階段をあがって2階へあがると、植物といっしょに飾りたくなるヴィンテージ雑貨も。
多肉植物コーナーもあり。レアな品種など幅広いラインナップが魅力です。
高低差をつけたディスプレイも参考になります。