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家事
Pacoma編集部

布団のカビ取り方法〜自宅にある身近なもので簡単キレイ!

「布団と布団カバーに黒いカビができちゃった! クリーニングに持って行かないと・・・」。ちょっと待って! そのカビ、自宅で簡単に取る方法があるんです。しかも、用意するものは重曹や漂白剤など身近なものばかり。カビを生えにくくする対策もあわせてご紹介します。

布団に生えたカビの取り方

© PIXTA

敷布団の場合

敷布団の場合はかさがある分、より入念な作業が必要になります。
布団のカビを取るためには、”重曹スプレー”と”エタノールスプレー”がおすすめ!

【用意するもの】

    • ティッシュまたはキッチンペーパー・・・適量
    • スポンジ・・・1個

【重曹スプレーの材料】

    • 重曹・・・小さじ1
    • ぬるま湯・・・100ミリリットル
    • スプレーボトル・・・1本

【エタノールスプレーの材料】

  • 消毒用エタノール・・・80ミリリットル
  • 水・・・20ミリリットル
  • スプレーボトル・・・1本

 

【重曹スプレー・エタノールスプレーの作り方】

  1. 重曹と消毒用エタノールを、それぞれ別のボトルに入れます。
  2. 重曹のボトルにはぬるま湯を、エタノールのボトルには水を入れ、よく混ぜて完成です。

【手順】

  1. 水で湿らせたティッシュ、またはキッチンペーパーを使って、布団表面のカビ菌を取り除きます。使用したティッシュはカビ菌が付着しているので、飛散しないようすぐにゴミ箱へ捨ててしまいましょう。
  2. 重曹スプレーを吹きかけて数分間放置します。汚れが浮いてきたら、スポンジにも重曹水をつけて軽く水気を絞ってから撫で洗いし、天日干しにします。
  3. エタノールスプレーをカビ部分に染み込むようにスプレーして、殺菌処理を行います。
  4. 風通しの良い場所で天日干しにして乾燥させたら完了です。

 

ティッシュを使ってカビの胞子を、重曹スプレーでカビの栄養素を取り除く、二段構えの方法です。
カビを取るだけならティッシュでのカビ除去とエタノールによる殺菌だけでも構いませんが、カビの再発を防止するためには1~4の手順をすべて行ったほうが安心できます。

 

布団カバーの場合

布団カバーに生えたカビは、漂白剤を使って取ることができます。
柄物や色のついた布団カバーには色が抜けないように酸素系漂白剤を、白く柄もない布団カバーの場合は塩素系漂白剤を使用しましょう。

【用意するもの】

  • 漂白剤(酸素系もしくは塩素系)・・・適量
  • ゴム手袋・・・1組
  • マスク・・・1枚
  • お湯・・・適量
  • 歯ブラシ・・・1本

 

【手順】

  1. 漂白剤を使うのでゴム手袋とマスクを着用し、窓を開けて空気の流れを確保します。
  2. 使用する漂白剤の分量に従って、カビの生えた布団カバーを1~2時間ほど浸けておきます。熱めのお湯を使用するのが効果的です。
  3. 浸け置き後、残ったカビは歯ブラシを使って擦り落とすように取っていきます。
  4. 最後は洗濯機ですすぎ洗いを行い、天日干しにして乾かします。

 

部屋干しすると室内の湿度が高くなってしまうので、布団カバーのカビ落としをする際は、天気の良い日に行うようにしましょう。

 

【それでもダメならプロに頼ろう!】

それでもカビが落ちないときは、クリーニングに出しましょう。専門店だけあって、専用の機械を使ってしっかりカビを除去してくれます。
自力でのカビ取りは漂白剤の取扱いを間違えると危険なうえ、布団が痛んだり色が抜けてしまったりといった事故もあり得ます。
ひと目見て無理そうなカビは、プロに頼んじゃいましょう。

重い布団を持っていくのは大変だから、宅配クリーニングを利用するのがおすすめですよ。

カビを徹底除去!布団の宅配クリーニングはこちら

 

 

【amazon】

  1. 上記の取り方で落ちない場合は、プロ仕様の強力なカビ取りスプレー「カビ取り侍」を使ってみるのも手。布団のカビだけでなく、お風呂や畳、家具などにも使えますよ。【超強力/業務用】カビ取り侍

 

布団にカビをはやさないための対策

カビを除去したなら、きれいな状態を保ちたいですよね。
そこで、布団にカビをはやさないための予防策をご紹介しましょう。

 

布団にカビが生える原因

© PIXTA

布団のカビ対策の前に、まずは原因を知りましょう。
布団にカビが生える原因は4つ! 床に敷く方だけでなく、ベッド派の方も、ここで紹介する原因に当てはまるようでしたら、今後注意しましょう!

部屋の湿度が高い
そもそも空気中には、常に数個~数千個のカビの胞子が浮遊していると言われています。
こうしたカビは室内の表面に付き、付着した場所の栄養と水分を利用して繁殖するのだとか。
つまり、湿度が高い空間はそれだけカビの成長を助けていることになるのです。

 

万年床
布団を敷いたままだと、床と布団が触れている部分は空気が通らないため湿度がアップします。
また寝ている人の体温によって布団が温められ、カビの繁殖に必要な湿度と温度がそろってしまうことに。
さらに布団に付着した埃や髪の毛もカビの栄養分になるので、カビはどんどん増殖してしまいます。

 

寝汗
人間は睡眠中、コップ1杯分(200cc)ほどの汗をかくと言われています。
汗かきの人であればもっと多くの汗をかきますし、小さな子どもは特に寝ている間に多く汗をかきます。
この寝汗を吸収するのはもちろん布団です。汗を吸った布団は湿気を多くふくみ、カビの温床になってしまうのだとか。

 

結露
冬のシーズンは、ひんやりとしたフローリングの上に温かい布団を敷くことが多くなりますよね。布団乾燥機などを使用していればなおさらですが、この温度差によって結露が発生。
これによってできた水滴を布団やフローリングが吸収してしまい、結果的にカビが繁殖となるのです。

 

布団にカビをはやさないための対策

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万年床にしない

敷きっぱなしの布団は床との隙間に湿気が溜まり、カビの絶好の繁殖場所になります。
頻繁に干さなくても、月に1~2回風通しの良い場所で干すだけでカビの繁殖を防いでくれます。
雨の日が続く梅雨シーズンは室内で椅子などに掛けて、布団の裏側の風通しを良くしましょう。
普段布団を置いている床の湿気も取り除くために、布団と床を離すのが何より大切なことです。

 

フローリングや畳に直接敷かない

フローリングや畳の上に直接布団を敷くと湿気が逃げる空間がなくなり、布団の中に湿気を溜め込む原因になってしまいます。
すのこで通気性を確保したり、布団の下にバスタオルを敷いて湿気を吸収させることで、カビの発生を抑えることができますよ。
また、毎日溜まっていく新聞紙は吸水性の高い便利アイテム。布団の下に敷いて湿気を吸収してもらい、使い終わったら捨てるという方法がとってもお手軽です。

 

布団を宅配クリーニングに出すのも手!

抗菌効果付きの洗剤を使うプロの宅配クリーニングに頼んで、一度徹底的に洗ってもらうのも手です。
カビをきれに洗い流せるだけでなく、ダニ対策や防臭効果も期待できますよ。

 

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いかがでしたか? 毎日使う布団にカビが生えてしまっては、体にも影響が出てきてしまいます。
カビ取りをしたあとは二度とカビが生えないよう、忘れずに対策を行っていきましょう。