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「枝豆の育て方」【家庭菜園初心者ガイド】今年の夏は手作り枝豆とビールで晩酌!
ベランダでも狭い庭でも大丈夫!たった一畳のスペースでも、プランター1個でも、野菜を植えればそこがあなたの家庭菜園です。本記事では、夏の風物詩に欠かせない『枝豆』の育て方をご紹介します。春に植え付ければ、夏には収穫可能ですよ!
目次
今回育てるのは「枝豆」!
大豆を若い時に収穫して未成熟な状態で食べる枝豆は、育て方によって、甘み、コク、食感、風味などが違ってくるんです。
本記事では、野菜ソムリエ協会主催の第2回ベジフルサミット『枝豆部門』で最高得点を獲得した加藤流『極うま枝豆』の育て方をご紹介します。プランター栽培もできるので、ぜひトライしてみてくださいね。まずは枝豆の栽培カレンダーを見てみましょう。
枝豆の栽培カレンダー
3~4月 タネまき
《POINT #01.有機の元肥が味の決め手。種まき後は防虫ネットを!》
- 種まき1~2週間前に畝の中央に溝を掘り、牛ふん堆肥、有機配合肥料、米ぬかを入れ埋め戻して穴あき透明マルチを張ります。
- 2cmのまき穴に1粒ずつまいて。種をまいたら土をかぶせてしっかり押さえます。種まき後は水やりはせず、畝を防虫ネットで覆いましょう。
4~5月 根切り(間引き)
《POINT #02.根切り(間引き)で丈夫に!サヤの数も増やそう》
- 最初に出た葉が開き始めたら根切りをし、2株ずつ植え直すと収穫量がアップ。花芽が付き始めた頃に葉色が悪ければ速効性の化成肥料を1回与えましょう。
- 掘り上げた主根の先端を1~3cmちぎって、いい株を2本ずつ組んで植え直し株元をよく押さえます。
7~8月 収穫
《POINT #03.収穫はタイミングが大事!品種ごとの収穫日数で》
- 葉の色が濃い緑から黄色に、下葉の方から変わってくる頃。サヤの中で粒がパンパンにはち切れる一歩手前が食べごろ。全体の8割程度のサヤが膨らんだら収穫します。
《CHECK!!収穫した日に食べられない時は・・・》
- サヤを外さないで枝つきのまま根を水につけておくと鮮度が保たれます。このとき、サヤが水につからないよう注意。鮮度が命の枝豆は、できるだけ収穫した日のうちに食べるのがおすすめです。
プランターでも育てられます!
プランターでの栽培は深さ30cm以上の容器で。土は野菜用の培養土を使い、種まきは畑と同じように土に穴を開けてまきます。根切りも畑と同じ要領で。種まき後 防虫ネットか不織布をかけ鳥害から守りましょう。
採れたてを畑で食べよう!
―塩茹でで!病みつきになる美味しさ
“ビールに枝豆”といえば、日本の夏の風物詩。自分で育てた枝豆のおいしさは格別です!枝豆をおいしく食べるには、採れたてをできるだけ早く塩ゆでにし、収穫した日に食べ切ること!「鍋を火にかけてから畑へ行け」といわれるくらい鮮度が大事です。
ゆでる前にサヤごと塩もみしておくと産毛がきれいに取れますよ。この夏は、ぜひ自分で育てた枝豆をつまみに、冷たいビールで晩酌なんていかがでしょうか?
- 教えてくれた人 加藤正明さん農業体験農園『百匁の里』園主、ジュニア野菜ソムリエ。都内で貸し農園会員に野菜づくりの指導をする他、NHKなどでも活躍。