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【ペットの災害対策】日頃から備えたい同行避難するためのグッズ18項目
突然起こる災害に備えて、あなたの家族とペットが安全に避難でき、一緒に暮らせるようにするための、「備蓄品チェックリスト」と「普段から気をつけておきたいポイント」をまとめました。もしものときのために、日頃から準備できるペトの防災対策です。
目次
災害に備えて日ごろのペットとの接し方をチェック
本年4月に起きた熊本地震では、多くの犬や猫も飼主と一緒に避難しました。
しかし、ペットが普段と違う避難所での生活になじめず、飼主とペットが車中泊せざるを得なかったり、ワクチン接種していないために預けたくてもすぐに預けられなかったり、迷子ペットが保護されても所有者に返還できなかったなどの事態がみられました。
今回は、そんな「もしも」のときに備える、ペットのためのチェックリストを用意しました。大切なペットを守るために、今一度見直してみてください。
お忘れ物はありませんか? 備蓄品をチェック!
※上から順に優先度が高いものになっています
□ ケージ
□ 飲料水・フ ー ド(5日分)
□ 療法食
□ 処方薬
□ 予備の首輪・ ハーネスリード(伸縮しないもの)
□ 食器
□ ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用可能)
□ 飼い主の連絡先を記録したもの
□ ペットの写真・ペットと飼い主が一緒に写っている写真
□ ワクチンの接種状況がわかるもの
□ 既往症・健康状態を記録したもの
□ かかりつけの動物病院がわかるもの
□ ペットシーツ
□ 排泄物の処理用具
□ トイレトレー 、猫の砂
□ タオル・ブラシ
□ 洗濯ネット(猫用)
□ 使い慣れたおもちゃ
普段から気をつけておきたいポイント3点
Point1. 首輪などをつけ、所有明示ができるようにしておく
災害時にペットが迷子になっても、飼い主がわかるものを身に着けていれば見つかるスピードも早くなります。マイクロチップや鑑札と狂犬病予防注射票、連絡先を書いた迷子札、首輪などが有効です。
猫の首輪はひっかかりを防止するために、力が加わると外れるタイプがおすすめ。
Point2. ワクチンの接種など、 日頃から健康管理をする
避難生活では、ペットにもストレスがかかり、体調を崩しやすくなります。
日頃からブラッシングなど体を清潔に保つ、狂犬病予防注射、各種ワクチンの接種、フィラリア症の予防・駆除、ノミやダニなどの寄生虫の予防・駆除などをしておきましょう。
Point3. 周りに迷惑をかけないよう、しつけをしておく
しつけをしておくことは、周りの人のためであると同時に、犬や猫のストレスを少なくすることにもつながります。
ケージやキャリーバッグの中に入ることを嫌がらない、人を怖がらないなどのしつけを基本に、決められた場所やペット用トイレで排泄ができるようにしましょう。
ペットフードの保管方法
ペットフードの保管方法はパッケージに表示されています。家庭では守られていても緊急時避難場所などでは忘れがちです。
保管方法が正しくなかったら、ペットの健康に影響が出てくることもあります。基本は、直射日光が当たらない、高温・多湿を避けたところで保管しましょう。
ドライフード
開封後は袋をしっかり閉じて、直射日光が当たらない温度や湿度のできるだけ低い場所で保管。
目安として開封後は1カ月以内に使い切るようにしましょう。 (ソフトドライも同様)
ウェットフード
原則として開封後すぐに与えます。
一度に食べきれない量なら、別の容器に移し替えて冷蔵庫に保管し、できるだけその日のうちに消費しましょう。
劣化が早いので、給与時間は20分程度が目安。
セミモイストのスナック
しっとり系のスナックで飼い主の手から与えやすいので便利。
しつけのご褒美などに使いますが、開封後は、袋をしっかり閉じて冷蔵庫に保管。2週間程度で使い切るように。
おわりに
災害時でも大切なペットと一緒に過ごすには、普段からの備えが重要です。
他人に友好的に接することができるなどのしつけをしておくことはもちろん、病気に備えたワクチン接種、迷子に備えた所有明示等は、日常生活においても重要なこと。
普段からのペットとの接し方を今一度見直し、上記チェックリストも活用して、いざというときに困らないように、しっかり準備をしておきましょう。