小さじも大さじもまとめて解決！【ののかの花嫁修業】 〜料理計量グッズ編〜

計ってしっかり美味しいごはんを作っちゃおう！

こんにちは！ ライターの佐々木ののかです。

野菜の下ごしらえに、米とぎ、掃除と、順調に花嫁修業を続けてきたわたし。ですが、まだ理想の旦那さんには出会えていません。紙切れ1枚の幸せをゲットするのに、こんなに苦労しなきゃいけないわけ？

「男は胃袋から」とよく言われるので、ご飯を作っていろんな人に振る舞っていたんです。そしたら、みんな濃いだの、薄いだのって……。

そこで気づいたんです。「わたし、調味料を計ったことがないんだ」って。

目分量で入れられたらプロっぽくてカッコいいですが、何事も守破離って言いますし、まずは基本から！ というわけで今回は、「計る（はかる）」ことに注力して、料理に挑むことに。計ったこと1回もないけど、目盛りも付いてるし、チョロいっしょ！

というわけで、計るぞ〜！ 計るといったら、小さじとか大さじとか書いてあるスプーンみたいなやつだよね？ とりあえずキッチンの引き出しから、あれこれガサゴソやってみました。余裕だよね、まぁ使ったことないけど！

うん、小さじとか、大さじとか……あれ、でも、何か全部同じに見えてきたぞ？ てか全部スプーンじゃない？ これ。そもそも大さじ1杯って何グラム？ あれ、単位ってグラム？ ミリリットル？ デシリットル？ え、ちょっと待って……、ミリはいくつ分集まったらリットルになるの？ えっと……えーっと……

・

・

・

あぁ～、もうやだ、心が折れた~！！！！！

あぁ、もう心がバッキバキですよ。心折れすぎて、腹が立ってきたな。憎たらしい大さじ小さじめ、お前らスプーンと似すぎて紛らわしいんじゃ！ もっと「私は大さじで～す！ 小さじで～す！」っていうアピールしてくれよ、ほんと。没個性でいいのかよ。この世に生まれてきた意味、ちゃんと考えたことある？ まぁどうでもいいんだけど、とりあえず分量計る前の最初のハードル高すぎなんですけど神様～！ はかりの神様～！！！

ガタ、ガタガタガタ……

ビターン！！！！！

……お？

説明しよう！ 佐々木ののかは、ピンチになると自らの身体が磁場となり、その磁力で、問題を解決してくれるアイテムを引き寄せる特殊能力を持っているのだ！ ちなみにこの設定にそろそろ飽きてきているそこの君！ 今後、アクロバティックなポーズに挑戦していくので期待して次回もぜひ読んでほしい何卒！！

計量苦手系女子の簡単“はかれる”グッズ

はかりの神様が味方してくれたみたい……。それにしても今回のポーズ、だいぶアクロバティックじゃない？ 頑張ったでしょ？

というわけで、こちらが今回の「はかりグッズ」です。左手前から順に、「計量9スプーン」「計量みそマドラー」「デジタル計量カップ 『ファリーヌ』」。

パッケージを見ると、それぞれこんな説明が書いてありました。

• 計量スプーン9……9種類の計量がこれ1本！
• 計量みそマドラー……大さじ2、大さじ1分のお味噌を簡単に計測！
• デジタル計量カップ 「ファリーヌ」……計量カップとデジタルスケールの1台2役！

9種類の計量がこれ1本！ 万能計量9スプーン！

まずは、計量9スプーン。「どこからどう見たって1本なのに、どうして9役もできるわけ？」と思ってしまいますよね。実はこれ、黒い部分がスライド式になっており、目盛りに合わせて計りたい分だけ計ることができるのです。

計りたい分量のところに目盛りを合わせて……

計りたいものを注いで……はい、できた！

当然ですが、粉ものもOK。目盛りに合わせてスライドさせるだけで大さじ1から小さじ8分の1までの9通り計れちゃうんです。大さじ1や小さじ1などの計量スプーンが同じリングにガチャガチャとくっついているものもありますが、これなら洗い物も増えません。

一途なほうがいいのは、調理器具も男の子も一緒。構う相手が多いと、手間ひまもかかるしね……って、あれ？ もしかしてちょっとゲスいこと言ってる……？

味噌の計測もラクラク楽しく！ 「計量みそマドラー」

お次は「計量みそマドラー」。泡だて器のような形をしており、実際に手作りドレッシングや卵を混ぜるのにも使えるのですが、今回は計測グッズとしての“顔”をご紹介。その使い道とは、お味噌の分量をはかること！

使い方はシンプル。まずはお味噌に「みそマドラー」を差し込みます。ちなみに大きいほうは「大さじ2」、小さいほうが「大さじ1」です。

さて、差し込みますよ……！

ズボッ！

ふかふかのお味噌に、「計量みそマドラー」を差し込んだときの独特の感触は快感そのものですが、食べ物なので遊びすぎないように注意です。それにしても、気持ちいい……！

差し込んだスティックをクイッとねじること2周ほど。この「クイッ」が過不足なく味噌をすくいとるためのポイントなので、何卒念入りに。

そして、カポッと抜きとると、大さじ1杯分がきっかり計れていました。

通常の計量スプーンで計ると、こびりついたお味噌を溶くのが大変ですが、これなら後片付けも楽チン。「ズボッ・クイッ・カポッ」の3ステップでお味噌が計れてしまいます。なんてキャッチーな響き……！

すくいとるのが簡単すぎて面白いので、必要以上に溶き過ぎないように要注意ですよ。いずれにしてもお味噌汁づくりが楽しくなりそうです。

お味噌汁は、肉じゃがに次ぐ、家庭的アピールができるメニューの1つ。わたしの作る味噌汁の味を舌に刻み込んで、他の女の味噌汁が飲めないようにしちゃうんだから……！ ……あれ、ちょっと狂気じみたかな？
 

“ml”も“カップ”もどんとこい！ 1台2役のデジタル計量カップ「ファリーヌ」

最後にご紹介するのは、「デジタル計量カップ『ファリーヌ』」。一見、ただのビッグな計量カップなのですが、実は超ハイスペな機能が搭載されています。

まずは取っ手についているスイッチを見てください。実はこれ、デジタルスケール。取っ手の上部に付いているデジタル目盛りを見ながら、いろんなものを図ることができるのです。

今回は300mlのだし汁をはかっていきますよ。平皿が乗っているはかりでは粉ものしか計れませんが、液体も計れてしまうのが「ファリーヌ」のすごいところ。計量カップとスケールの1台2役をしているわけですね。

便利グッズも男性も、「マルチタスクがこなせる」って魅力的ですよね……！　この時点で、「ファリーヌ」にだいぶメロメロです。

目盛りを見ながら計って……

はい、ストップ！ 3mlだけオーバーしてしまいましたが、許容範囲。デジタルの目盛りを見ながら注げるので、限りなく正確に計ることができます。

ちなみに「モード」では、「水」「牛乳」「食用油」「小麦粉」を選択でき、「ml／カップ」を押せば、「ml」と「カップ」の単位の切り替えができます。リチウム電池が既に入っている状態なので、開けてすぐに使うことができるのも嬉しいところ。

終わった後は、透明の容器部分だけ取り外して洗うこともでき、お片付けもラクラク。食洗器にもかけられ、使い勝手の良さも100点満点です。
 

ミッション完了！

粉ものも液体もどんとこい！ な計測マスターになっちゃいました！ 寸分違わぬ計測で、どんな料理もレシピ通りに再現できてしまいます。

「ののか、今日はこれ作ってよ」なんてレシピ持ってこられちゃったりして……ぐふふ……。計るって楽しいなぁ……。色んなものを計ってみたい……！

う～ん、小麦粉とかも計れるな……。

ねぎ……なら、計量スプーン9でいける？

焼き肉のタレとかも計っちゃう……？

……かくして、計測マスターならぬ、計測ギーク、はたまた計測モンスターと化してしまったわたし。この後、夜な夜なキッチンじゅうの食品の計測に勤しむことになりました。

食品よりも、男性との距離感をうまく計りたい今日この頃ですが、素敵な旦那さんをゲットするその日まで。

佐々木ののかの花嫁修業は、To be Continued……