- 三輪礼子
- ハンドメイドとキャンプが好きな主婦ライターです。趣味の時間を確保するため、家事の時短を日々研究中。役立つ情報や、モノづくりのたのしさを共有できるような記事を目指しています。
カセットコンロの新時代!おしゃれなものから機能的なものまで
アウトドアでも使えることから、カセットコンロが人気です。おしゃれなものや高機能なもの、好みに合わせて選びやすくなっています。実はカセットコンロにも寿命があります。古いカセットコンロを使っている方は要チェックです。
カセットコンロの買い替え時は?
カセットコンロは10年が目安
カセットコンロはあまり使用していないと、古いものでもきれいで、まだまだ現役で使っている方も多いと思います。しかし、カセットコンロにも寿命があります。
ガス石油機器を安全に、安心して利用するために、事故の分析などをおこなっている、日本ガス石油機器工業会によると、10年を目安に買い替えの検討をすすめています。
カセットボンベの挿入口にOリングという、ガス漏れ防止のゴムパッキンが使われています。このOリングが劣化することによってガスが漏れてしまう可能性があるそうです。
また、カセットボンベも劣化するとガス漏れの危険があります。製造年月日から7年以内を目安に使いきるようにしましょう。7年以内でも、サビていたり、部品が歪んでいたりするとガスが漏れる可能性があるので使えません。
新しい物は安全機能も向上
新しガスコンロは安全機能も優れています。マグネットでカセットボンベを装着でき、カセットボンベが熱くなり、内部圧力が上がってしまったときに自動的に外れ、ガスの供給が止まる仕組みになっているものが多いです。
五徳や汁受けが正しくセットされていないと五徳が水平にならないものも。五徳が正しくセットされていないと、カセットコンロが高温になり、爆発することがあるからです。
日本の安全基準を満たしているものには、PSLPGマークがついています。ネットで並行輸入品やフリマアプリなど、海外のカセットコンロが販売されていることがありますが、PSLPGマークがないものは注意しましょう。
日本では、PSLPGマークがないカセットコンロの販売は禁止されています。理由は、国によって安全基準が異なるためです。カセットコンロだけでなく、ガス機器やカセットボンベも国により、安全基準が異なります。
現在、各国共通で使用できるガス機器やボンベは存在していません。おしゃれな商品でも、PSLPGマークがついていない商品は安全基準を満たしていないため、リスクがあることを理解しておきましょう。
カセットコンロはおしゃれ派それとも多機能派?
来客時にもピッタリ!おしゃれなカセットコンロ
最近のカセットコンロは見た目にもこだわった商品が多くなっています。光沢があるものや、黒を基調にしたものは、高級感があり、ホームパーティーでもおしゃれな雰囲気を演出できます。
大きくて収納しにくいカセットコンロですが、折りたたむとワインボトルほどのサイズになるものもあります。
アウトドアでも、家でも使えるもので、コンパクトになり、立てて収納することもできるのは魅力的です。キッチンに置いてもなじむ色とデザインなので、コンパクトに収納したい方におすすめです。
多機能タイプは使い勝手抜群
カセットコンロは鍋料理で使うイメージが強いですが、ホットプレートのように使えるものもあります。カセットコンロにフライパンのような浅めのグリル鍋がセットになっています。
電気を使わないので、使う場所を選ばず、いろいろな料理を楽しめます。専用のグリル鍋を外せば、普通のカセットコンロとしても利用できるので一年中活躍します。
収納場所に困る、ホットプレートとカセットコンロが一つになるのは、ものが多くなりがちなキッチンでは嬉しいポイントです。
アウトドアでも活躍するカセットコンロ
キャンプを楽しむ人が増えているいま、カセットコンロの需要も増えています。カセットコンロは火加減の調整が簡単で、キャンプで料理を楽しみたい方や、キャンプでの朝食作りに便利なアイテムです。
しかし、アウトドアでカセットコンロを使いたい場合は、家庭用では使えないことがあります。家庭用のカセットコンロは、屋内での利用を想定して作られているので、風があると鍋まで火が届きません。
アウトドア用のカセットコンロはパワーに注目
アウトドアでの利用を考えている場合は、火力にも注目しましょう。火力はkcalで表記されています。屋内用は2000~2500kcal前後が一般的です。
火力が弱いと、風の影響でなかなか火がつかなかったり、すぐに消えてしまったりします。アウトドアでも使いたい場合は、3000kcal前後ある高火力なものだと、扱いやすくなります。
火力が強いタイプは、ガスの消費も多くなります。とくにアウトドアで利用すると風の影響があるので、強火にしていることが多くなります。燃焼時間を確認して、カセットボンベを用意しておきましょう。
火を安定させるには、防風対策が必要
アウトドアで使う場合は、風の影響は避けられません。アウトドアでも使えるタイプのカセットコンロは、防風対策がしっかり搭載されているものがあります。
少量の料理を作る場合は、風にあおられても時間はかかりますが、何とか料理できます。しかしファミリーキャンプなど、3人~4人分の料理となると、安定した火でないと、かなり時間がかかるうえに、ガスの消費も激しくなります。
防風機能がない場合は、ウィンドスクリーン(風除け)を用意しておきましょう。
おわりに
カセットコンロは電気を使わないので、災害対策にも役立ちます。しかし、カセットボンベにも寿命があるので、定期的に利用し古いものは使い切るようにしましょう。
古いカセットコンロを使っている方は、新しいものに買い替えてみてはいかがでしょうか。少ないガスで効率よく加熱できるエコな商品も増えています。10年以上使っているなら買い替え時かもしれません。