- 佐藤 恵子
- 4匹の犬たちと、里山暮らしを楽しんでいます。趣味は一人旅、温泉、読書、お菓子作り、籠編みなど多岐に渡ります。自分の好奇心をエネルギーに、皆さんのお役に立てる記事をお届けしたいと思います。
毛布の洗濯してる?毛布が長持ちする適切な洗濯頻度とは
毛布の洗濯、してますか?一見キレイに見える毛布ですが、汗や埃などを吸収して、ダニの温床になっているかもしれません。でも、毛布を頻繁に洗濯すると、風合いなどの劣化が心配ですよね。そこで、毛布に最適な洗濯頻度と洗い方、日頃のお手入れを紹介します。
毛布を洗濯する最適な頻度とは?
毛布の洗濯頻度は、季節や毛布の素材によって異なります。全て同じように洗ってしまうと、とんでもないことになってしまうかもしれませんので、注意してください。
季節で違う毛布の洗濯頻度
晩春のころは、冬の間に使っていた毛布をしまう時期ではないでしょうか?
毛布をしまう前に、冬用の毛布は必ずしっかり洗いましょう。そして完全に乾かしてから、防虫剤と一緒に収納するようにしてください。
また、乾いた毛布には、花粉が付着していることが考えられます。丁寧にはたき落としてから、家の中に入れるようにしましょう。
家で洗えない毛布も、この時期はクリーニングに出すなどして、必ず汚れを落としましょう。
夏は毛布というより、タオルケットなどの薄手のものが多い季節です。汗も寝ている間の汗の分泌量も増えますし、ダニなども活発になる時期です。
使っているのがタオルケットであれば、できるだけ頻繁に洗濯することをおすすめします。
秋になると、しまっておいた冬用の厚手の毛布の出番となります。しっかり乾かしてしまった毛布も、夏の湿気の影響で水分を吸収していることが考えられます。
そこで、秋の毛布の使い始めは、もう一度丸洗いすることが望ましいです。
毛布の使用中は、できれば月に1回が清潔に保つうえで、最適な洗濯頻度となります。でも、お天気の関係もあって、なかなか洗えないということもあるでしょう。
それでも、1シーズンに1回から2回は、毛布の洗濯をしたいものです。
毛布の素材によって違う洗濯頻度
毛布の素材として、シルク、綿、ポリエステル、アクリル、ウールがあります。この中で、家で洗えるのは、綿、ポリエステル、ウォッシャブルタイプのアクリルとウールだけです。
洗濯可の素材の場合も、洗濯表示の確認と、それを守ることが大切です。洗濯ができない素材は、クリーニングに出して清潔を保つようにしましょう。
シルクの毛布は、基本的に洗えません。日陰で風に当てる程度が最適です。変色の恐れがあるので、直射日光は避けてください。
どうしても汚れが気になるときは、クリーニング店にお願いして洗ってもらいましょう。
綿は、おおむね洗濯機で洗えます。洗った後は、陰干しがおすすめです。竿を2本使ったM字干しをすると、乾くのが早いので試してみてください。
綿毛布の洗濯頻度は、1シーズン中2回です。長い期間使うようであれば、2ヶ月に1回程度の頻度で洗濯することが望ましいです。
ポリエステルも、洗濯機で洗える素材です。ただ、熱には弱いという性質があるので、乾燥機などは使わない方が無難です。
乾きも早く、軽い素材なので、M字干しをすれば問題なく乾燥するでしょう。こちらの洗濯頻度は、月に1回です。それ以上洗っても、特に問題のない素材です。
アクリルは、洗濯ができるという表示があれば、自宅で洗うことができます。アクリルは、表面に特殊な処理をしているため、柔軟剤を使うことで生地をいためてしまうことがあります。
洗濯マークを確認し、何も表示が無い場合は、柔軟剤を使わないほうが良いでしょう。アクリル毛布の洗濯頻度は、1シーズンに1回か2回程度です。
ウールの毛布は、基本的に洗濯ができないものが多いです。中には、ウォッシャブルタイプというのがあり、自宅で洗濯ができるものがあります。
洗濯後は、表面を軽くブラッシングして、毛並みを整えましょう。こちらの洗濯頻度は、1シーズンに1回から2回程度です。
毛布を洗濯しないとどうなる?
毛布を長い間洗濯しないでいると、いったいどんなリスクがあるのでしょうか?冬でも、寝汗や皮脂は毛布に付着します。
結果、ダニの温床になってしまったり、臭いの元になったりします。それが原因の、アレルギーの発症も考えられます。毛布の保温効果も下がりますし、風合いも劣化します。
毛布は毛足が長く、剥がれた皮脂やフケなどが奥に入りやすいため、洗わないということは、とても重大なリスクだといえます。
毛布の清潔を保つ日頃のお手入れ方法
毛布を清潔に保つための、日頃のお手入れ方法を紹介します。
- 天気の良い日は天日干しをする
- カバーがあれば、それをつける
- 毛布にも使える殺菌スプレーや除菌スプレーを使用する
- 掃除機をかける
- 布団乾燥機を使う
天日干しは、毛布の湿気を飛ばすためです。ダニを殺すためには、内部温度を60度以上にする必要があります。夏であれば、黒いビニールを被せることで温度をあげることはでき、ますが、冬は難しいかもしれません。
ダニ対策には、カバー、スプレー、掃除機、布団乾燥機が有効です。天日干しの際は、カバーを外し、できれば別途洗濯をし、毛布を取り込んでから清潔なカバーをつけましょう。
おわりに
毛布の洗濯頻度について解説しました。大きくて洗うのが大変な毛布ですが、無視できないのがダニや埃です。できるだけ清潔に使いたいと思いつつ、いつ洗ったら良いのか分からないという人は、ぜひ参考にしてください。