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家事
佐藤 恵子

自分でできる!お財布に優しい靴底補修の方法を紹介

靴底の補修を自分で!お財布に優しいうえに、足に馴染んだ靴を、安易に手放す必要がありません。靴といえば、専門店や職人を思い浮かべるかもしれませんが、スニーカー以外の靴底補修なら、誰でも簡単にできます。そこで、手軽にできる靴底補修の方法を紹介します。

誰にでもできる靴底補修!靴や状態に合わせた靴底補修方法を解説

 

靴の表面の汚れは、拭いたり、磨いたりして気にする人も多いと思います。でも、靴底はどうですか?ある日突然靴底が剥がれてしまって、呆然としたことはありませんか?

 

また、歩き方も、一人一人みんな違います。左右の靴底が地面に着く位置も違いますし、体重の掛け方で減りも違ってきます。

 

靴底の減り方や、靴底の剥がれが気になったら、自分で補修をしてみましょう。

 

靴底は、かかとの下にあるヒール部分と、土踏まずより前の前底部分に分かれています。それぞれの補修方法と、剥がれた場合やすり減った靴底の補修方法を紹介します。

 

ヒール部分の靴底補修

ヒールの靴底には、ゴムが貼られています。これが劣化すると、カツカツと釘が当たる音が大きくなったり、滑りやすくなったりします。

 

まずは、古いゴムを剥がしましょう。剥がした場所の汚れをとり、新しいゴムに交換します。

 

この時、接着剤で貼られていたものであれば、靴用の接着剤で貼り付けます。釘で打たれていたものは、専用の釘を使ってハンマーで取り付けます。

 

ヒール部分の交換用ゴムは、ホームセンターで購入できます。釘も一緒にセットになっていますので、とっても便利です。

 

接着剤で貼られているものは、剥がしにくいものがありますので、その場合は、専用の剥がし材を使うと便利です。こちらもホームセンターで購入できます。

 

ピンヒールには、ヒールを補修するためのセットが靴の購入時についてくることがあります。それを、リフトといいます。

 

ピンヒールの靴底がすり減ったら、ペンチやニッパーなどで、それを引っ張って外します。そこに付属のリフトを刺して、仕上げはハンマーでしっかり挿入します。

 

前や後ろといった取り付け位置の指示がありますから、必ず確認してください。

 

靴底の前底の補修方法

前底をハーフソールといいます。実はこの部分を自分で修理をするのは難しい部分です。専門の道具が必要ですし、人の目に留まりやすい場所でもあるので、見た目の美しさを考慮すると、専門家に依頼することをおすすめします。

 

単純に底がすり減っているだけの場合や、滑り止めを取り付けたい場合に役立つ補修方法を紹介します。

 

ハーフソールの部分に滑り止めとして貼る、ハーフラバーがホームセンターなどで購入できます。それを購入したら、まずは靴底の汚れを徹底的に落としましょう。

 

靴専用の接着剤を、靴底またはラバーに塗り、靴底に貼ります。この時、接着剤の使用法をきちんと読んでください。

 

ある程度乾いたほうが接着効果が上がるもの、ドライヤーなどで熱を加えた方が良いもの、あるいはその両方など、より接着効果が上がる方法が記載されていることがあります。

 

接着剤がはみ出すと面倒なので、接着剤をつけたくない場所にマスキングテープを貼っておくと便利です。

 

靴底が剥がれてしまったときの補修

 

歩いていたら、靴底がベロンと剥がれてしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか?地味に恥ずかしいと感じてしまいますよね。

 

靴の異変には、できるだけ早く気が付くように、日頃から手入れをしておくと、こうしたシーンを回避できます。

 

剥がれてしまった靴底は、接着剤で貼る方法とネジで留め直す方法があります。

 

スニーカーなどの柔らかい靴底が剥がれてしまったときは、専用の接着剤がおすすめです。靴の汚れが落ちないよう、新聞紙などを敷いた上で作業をしましょう。

 

剥がれてしまった部分に汚れがある時は、それをしっかり落とします。その後、専用の接着剤を剥がれた場所に、ヘラなどを使ってできるだけ満遍なく塗ります。

この時の接着剤も、接着効果をあげる方法や使い方が記載されたものがあるので、必ず事前に読んでおくようにしてください。

 

接着剤を塗ったら、後は重石などで密着させ、しっかりと着くまで放置します。範囲が広いときは、洗濯ばさみなどで挟んでずれないようにしておくと良いでしょう。

 

釘で靴底を補修するのは、靴底の厚いブーツなどがおすすめです。靴の中から外に向けてネジを打つので、専用のネジやドライバーが必要になります。

 

ネジは皿頭ネジといって、頭の部分が平たいものを準備してください。ネジの長さは、靴底から飛び出さない長さのものが必要です。

 

靴の中敷きを外してください。靴底をしっかり固定した位置で、ネジを埋め込みます。つま先部分に3箇所、かかと部分に3箇所程度打ち込めばOKです。

 

ネジが靴底から外に飛び出していないこと、靴の内側に気になる突起がないことを確認したら、中敷きを靴に戻して完成です。

 

靴底がすり減った時の補修方法

自分の歩き方が原因で、靴底だけ変なすり減り方をしていることはありませんか?そんな時に使える、補修材があります。

 

ホームセンターで購入できる「シューズドクター」という商品です。必要な物は全てセットになっているので、誰でも簡単にすり減った靴底を補修することができます。

 

まずは、付属のサンドペーパーで、靴底の汚れをしっかりとりましょう。次に、付属のポリ板をかかとの周りに取り付けます。これは、溶剤が不要な場所に垂れないために必要です。

 

ここまで準備をしたら、溶剤をすり減った靴底部分に注入します。付属のヘラで、すり減ってない部分と高さを合わせたら、そのまま放置するだけです。

 

放置時間の目安は24時間。溶剤が乾かないうちにポリ板を剥がすと、大失敗になってしまうので、注意してください。

 

おわりに

靴底の補修が、自分でも簡単にできることに納得いただけたでしょうか?チョッとだけ靴底を補修したいとか、靴を買い替える時間が無いときなど、とても便利です。出先で靴の不具合を察知した時も、知っておくと恥ずかしい思いをしないで済むかもしれませんね。