- 佐藤 恵子
- 4匹の犬たちと、里山暮らしを楽しんでいます。趣味は一人旅、温泉、読書、お菓子作り、籠編みなど多岐に渡ります。自分の好奇心をエネルギーに、皆さんのお役に立てる記事をお届けしたいと思います。
【愛鳥家必見】鳥の防災グッズと日頃の備えを徹底解説!
鳥の防災グッズは、準備していますか?愛鳥家にとって、大切にお世話をしている鳥は、家族の一員のようなものです。そこで、災害が起きる前に準備しておきたい、鳥の防災グッズを紹介します。日頃からの備えも大切ですので、準備を始めていないという人は、ぜひ参考にしてください。
災害から愛鳥を守れ!必ず準備したい鳥の防災グッズ
鳥は、鳥かごを持って一緒に逃げれば大丈夫というわけではありません。気温の変化や環境に敏感に反応し、体調を崩してしまいがちなのが鳥の避難には一番心配なことです。
そこで、一般的な鳥の防災グッズを紹介します。愛鳥によって、それぞれ必須アイテムが違ってくるかもしれません。そんな時は、今回紹介する鳥の防災グッズを参考に、愛鳥に合わせて加えたり、削除したりしてください。
- 愛鳥用のフードと水(1週間分が目やす)
- フードや水を入れる容器
- キャリーケースとそれを運ぶバッグなど
- 保温用カイロ
- 掃除用具(ティッシュや新聞紙など)
- ゴミ用の袋
- 目隠し用のタオルやブランケット
- ガムテープやナスカン、ダブルクリップなど
- 普段飲んでいる薬があれば必ず
- できれば温度計
- 愛鳥の写真や診察券など
どんな場面で必要になるものなのか解説します。
愛鳥用のフードと水(5日分が最低)
いつも食べているフードが最適です。避難所では、人間用の水の配布はあっても、ペット用までは手が回りません。愛鳥用の水は、忘れず準備しておきましょう。
フードや水を入れる容器
フードを出来るだけこぼさずに食べられるような容器と、同様に、水入れも、水の交換がしやすく、水が飛び散らないものを用意してください。
専用のキャリーケースとセットになったものもありますので、しっかり検討してください。
キャリーケースとそれを運ぶバッグなど
いつもの鳥かごでは、運ぶのが大変な場合があります。ハンドル付きのキャリーケースを1つ用意しておくと、病院に行くときなども便利です。
またキャリーケースごと入るバッグがあると、持ち運びしやすいだけでなく、暗くして落ち着かせてあげることができます。
いつも使っているケージで避難する場合は、扉が開かないよう、結束バンドなどでしっかり閉めてから運びましょう。
保温用カイロ
鳥は体調が悪くなると、すぐに体温が下がってしまいます。二酸化炭素の発生が少なく、電気がなくても使える保温用のカイロは、とっても便利です。
バッグやブランケット、段ボールなどで空気がこもるような環境を作り、その中の空気を温めるために使います。決して、鳥が直接触れないよう、注意してください。
掃除用具(ティッシュや新聞紙など)
鳥かごは、必ず清潔に保ちましょう。特に、鳥の糞は、臭いが独特で、嫌悪感を覚える人もいます。
キャリーの底に新聞紙を敷いたり、ティッシュで小まめに掃除をするなどして、臭いを出さないよう注意してください。
ゴミ用の袋
愛鳥のキャリーの掃除をしたら、ゴミ袋に入れて、しっかり封をしてください。できれば、抗菌防臭効果のある袋がおすすめです。
また、大きめの袋であれば、愛鳥のキャリーを包んで、温度調整などにも利用できます。
目隠し用のタオルやブランケット
何かあった!いつもと違う!と、鳥も敏感に察知します。気持ちが高ぶって騒いでしまうことがあるかもしれません。
そんな時は、厚手のタオルやブランケットで目隠しをして暗い空間を作り、落ちつかせてあげましょう。
ガムテープやナスカン、ダブルクリップなど
鳥は思いのほか賢くて、自分でキャリーのロックを外してしまう子がいます。それを防ぐために、ナスカンやダブルクリップなので、補強しておきましょう。
ガムテープは、キャリーの補修など、幅広く使えます。愛鳥の防災グッズというよりは、どこででも使えるアイテムなので、1個準備しておくと便利です。
普段飲んでいる薬があれば必ず
愛鳥に薬があれば、それは必ず持ち出せる場所に保管してください。
温度計
人にとって、なんとなく暑いとか、少し寒いといった程度の気温の変化でも、鳥にとっては大きなリスクになってしまうことがあります。
可能であれば、最低温度が設定でき、そこに達したときにアラームで教えてくれるような機能をもった温度計がおすすめです。
愛鳥の写真や診察券
万が一迷子になってしまった時のために、愛鳥の写真を数枚、角度を変えて撮ったものを予め防災グッズに入れておきましょう。名前や特徴が分かりやすく書かれたメモなども一緒に持っていると役にたちます。
診察券も持っていけると、愛鳥の具合が悪くなったときなどに、直ぐに連絡が出来たり、違う病院を紹介して貰ったりできます。
愛鳥の安全を守るために日頃からやっておきたい防災対策とグッズ
災害大国日本では、いつ何が起きても対処できる備えが必要です。鳥の防災のために、日頃から心がけておくことを幾つか紹介します。
まずは、日頃使っているケージが、安全かどうか確認してください。上から何か落ちてくるような場所はありませんか?ケージが倒れやすかったりしていませんか?耐震マットで、愛鳥のケージの揺れを軽減する対策も大切です。
災害が発生したとき、愛鳥がケージの中で暴れまわって怪我をしないよう、ケージの中は必要最低限のアイテムにします。
避難時に、普段使っているケージを使用するのではなく、キャリーを使うのであれば、それに慣れさせておくことも大切です。遊びの一環として、スムーズに入れるようにしておきましょう。
避難所での鳥のトラブルの要因は、臭いと声です。おしゃべりを覚えることができる鳥であれば、それを教えることで鳴く声を軽減することが可能です。ぜひ試してみてください。
最後に、自分が避難する場所が、鳥の避難も受け入れてくれるのか確認しておきましょう。ペットとの同伴避難が環境省の推奨ですが、まだまだそれが難しい地域もあります。
その場合は、避難するにしても、違う選択肢を考える必要があります。誰か預かってくれる人を、予め決めておくとか、家が比較的安全ならば自宅避難にするなど、状況に合わせた避難のスタイルを事前に考えておきましょう。
おわりに
鳥の防災グッズと、日頃の準備を紹介しました。肩や手に乗ったり、おしゃべりしたりする鳥は、飼い主にとっては家族同然のはずです。何も起きないことが一番ですが、何か起きた時の対処を、事前にしっかり検討しておくことも大切だということを、改めて考えて頂けたらと思います。