- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
お風呂掃除用の靴「バスシューズ」って?種類や正しい選び方
お風呂掃除の時に足が濡れるのを防いでくれる靴。それが「バスシューズ」です。水が冷たい冬や、お風呂掃除だけに集中していられない時などは、足が濡れるとつらいもの。お風呂掃除の味方「バスシューズ」についてご紹介します。
お風呂掃除用の靴「バスシューズ」って?
お風呂掃除用の靴といえば、真っ先に思いつくのは「バスシューズ」。お風呂掃除の必需品という方も多いことでしょう。しかし、一方で「バスシューズって何?」という方もいるのではないでしょうか?
お風呂掃除での水濡れを防ぐ靴である「バスシューズ」にはほかにも呼び名があり、「お風呂スリッパ」や「バススリッパ」などという方もいます。お風呂掃除で使うだけあって、水濡れを防ぐ素材で作られています。
もちろんお風呂掃除で大切なことは、水濡れしないことだけではありません。昔ながらのタイル地のお風呂は、冬にはとても冷たくなります。お風呂掃除で使う水で足が冷えるのを防ぐため、靴底に工夫を凝らした商品もあるのです。
また、お風呂掃除で洗剤をまいても、靴底が滑りにくいように作られています。使う方に合わせて、形状や特徴にもさまざまな工夫がなされているのです。お風呂掃除の作業中でも、水浸しの足元に気を取られないよう作られた靴。それが「バスシューズ」なのです。
お風呂掃除用の靴「バスシューズ」はこんな方向け
「床がタイル地で、冬場は足が冷たくて苦労している」「お風呂掃除に集中したいけれど、子供が小さいのでそちらの面倒もみないとならない」など、お風呂掃除で足を濡らしたくないという方にピッタリの靴です。
このほかにもお風呂掃除の時に素足だと、洗剤に直接触れてしまって肌が荒れてしまうことも。そんな心配も「バスシューズ」を履くだけで解決します。肌の弱い方は1足用意するとよいでしょう。
お風呂掃除用の靴「バスシューズ」の種類
お風呂掃除の靴「バスシューズ」には、大きく分けて2つのタイプがあります。まずはどんなタイプがあるのかから見ていきましょう。
ブーツタイプ
ブーツタイプといえば、足首まで包み込むように作られていることです。そのためお風呂掃除で水や洗剤をまいても、足が濡れないようになっています。靴下を履いたままでも使用できるので、お風呂掃除とほかの作業を両立したい時などに便利です。
ブーツタイプには、足首の開口部分に水跳ね防止用のかえしがついた商品も多くあります。お風呂掃除を足を濡らさずすませたいのであれば、ブーツタイプがおすすめです。
スリッパ(サンダル)タイプ
スリッパタイプは、履きやすくて脱ぎやすい形が特徴です。ブーツタイプと違って足は濡れやすいですが、洗剤で足を滑らせて転倒するのを防げます。また、素足でシャワーを浴びたくない時に履く、お風呂場専用靴としても人気の高いアイテムです。
不特定多数が使う公共のシャワー施設では、素足で入りたくないという方も多いことでしょう。そんな時にはこのスリッパタイプを履いて入れば、脱がないまま体を洗うことができ、脱衣所まで戻る時にも床にふれる心配はありません。
さらにブーツタイプよりもコンパクトで収納しやすいので、「お風呂掃除以外の用途でも使える、水場用の靴が欲しい」という方にはピッタリです。
お風呂掃除用の靴「バスシューズ」の選び方
お風呂掃除用の靴としてだけでなく、それ以外の場所でもバスシューズは便利なアイテムです。では、たくさんの商品の中からどのような基準で選べばよいのでしょうか?
素材
バスシューズは水場であるお風呂場で履く靴のため、滑りにくいことが必須条件です。そのためEVA樹脂などの、水を扱う場所で履くのにも安心できる素材でできているかをチェックしてください。さらに柔軟性もある素材だと、足を動かしやすくなります。
しかし、お風呂場の床の滑りやすさは各家庭で異なるもの。本当に滑り止め効果があるのか、実際に使ってみなければわかりません。安全性にこだわるのなら、先に使用した方々の評価や口コミから判断するのもおすすめです。
収納のしやすさ
お風呂掃除で使うさまざまなアイテムがそうであるように、バスシューズも使わない時にどこに置くかは要チェックです。特にブーツタイプはサイズが大きめになるため、場所を取るデメリットがあります。
商品によっては、収納しやすいようにさまざまな工夫がされているものも。引っ掛けるためのフックがついていたり、かかとが平らになっていて立てかけられるようになっていたり、商品ごとに特徴があります。収納方法を決めておいてから選ぶと安心です。
サイズ
ブーツタイプを履く時は、履き口に適度なゆとりのある大きさで、靴下をはいた状態でもピッタリとフィットするものを選びましょう。「靴下のまま履くからとにかく大きめで」と選ぶと、逆に大きすぎて動きにくくなってしまいます。
スリッパタイプでも同様です。少しゆとりがあるくらいの大きさのものが、ちょうどよいサイズになります。大きすぎると足が抜けやすくなってしまい、履き心地が悪くなるだけでなく、動きにくくもなるので危険です。サイズはしっかりチェックしましょう。
靴底
濡れた面に直接ふれる靴底は、素材も当然のことながら形状も要チェックです。お風呂掃除用なら、滑り止め効果が高くて水はけもよい、凸凹加工されたものを選ぶとよいでしょう。
また、足の冷えを予防するためにも、靴底の厚いものやクッション素材のついたものがおすすめです。特に冬は水も冷たく、冷気だけでも足が冷えやすい時期。冬に使う時のことを考えて選ぶと安心です。
こんなところも要チェック
スリッパタイプを選ぶなら、両方向から履けるタイプもおすすめです。ベルトが可動式になっていることから、サンダルの向きを変える手間を省けます。
ただし、ベルトによっては向きを直す手間がかかるものもあるため要注意です。実際に履き心地を試してみてから購入するとよいでしょう。
スリッパタイプにはこのほかにも機能のついたものがあります。ソールが凸凹になっていて足つぼマッサージができるものや、水抜き用の穴が各所に空いたものなどです。足つぼマッサージは健康志向の方にはピッタリですが、苦手という方は凸凹がないかチェックしましょう。
また、ブーツタイプももちろんですが、バスシューズはすぐに水がはけやすい、中までしっかり乾燥させられるものを選びましょう。スリッパタイプならソールなどに水抜き用の穴が開いたものを、ブーツタイプなら干しやすいものを選ぶのがおすすめです。
中を乾燥させないまま使うと、濡れたシューズ内で足が滑ることもあるなど、履いていること自体が逆効果になることがあります。特にブーツタイプは、中に水が入ってしまった時にはしっかり乾燥させることが大切です。管理のしやすさもチェックして購入しましょう。
お風呂掃除以外での「バスシューズ」の使い方
お風呂掃除用の靴であるバスシューズですが、スリッパタイプのようにお風呂掃除とは関係ない、公共の場でのシャワーの利用時に使うなど、本来とは違う使い方もあります。デザインも豊富なので、外出のお供として持って行っても安心です。
スリッパタイプは乾きやすいものも多いので、帰宅したらサッと洗って干しておくだけ。扱いやすさでも重宝します。
また、バスシューズの特徴を活かして、ベランダ用の履物としても便利です。水に濡れることを前提として作られているので、雨に濡れても比較的傷みにくく、すぐに乾くタイプを用意すれば、ちょっとした外履き用としても使えます。
このほかにも、たたきや玄関に水をまいて掃除する時にも、滑って転ぶのを予防するためにバスシューズがおすすめです。バスシューズならではの効果を活かすことで、滑りやすい場所でも作業しやすくなるのでお試しください。
おわりに
お風呂掃除用として作られた靴である「バスシューズ」は、お風呂掃除はもちろん、ほかの場所でも使える便利なアイテムです。単に足が濡れるのを防ぐだけでなく、お風呂掃除などをより安全に行えるメリットもあります。
お風呂掃除を快適にしてくれる靴「バスシューズ」。ぜひ試してみてください。