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家事
津久井 玲子

知らないと損する掃除シートの使い方と裏技!手軽で簡単にピカピカ

掃除シートは使い方も簡単で、リビングやキッチン、トイレなど、あちこちを手軽に掃除できる便利グッズです。しかし、どうせならもっと簡単でキレイにできたら、と考えたことはありませんか?掃除シートと裏技で掃除を快適にする方法をご紹介します。

掃除シートの種類

掃除シートにはさまざまな種類があります。掃除する場所や汚れの種類によって、使い方を変えられるようになっているのです。では、どのような種類があるのでしょうか?

 

 

ドライとウェット

掃除シートには、掃除したい場所の表面にのっている汚れの掃除に適した「ドライタイプ」と、油汚れやこびりついた汚れなどを落とす洗剤成分や除菌成分などが浸み込ませてある「ウェットタイプ」があります。

 

「ドライタイプ」は化繊で作られた超極細繊維のシートで、主な使い方は細かいゴミや毛髪、ホコリなどをからめとることです。

 

「ウェットタイプ」はシートに界面活性剤や除菌剤を浸み込ませてあり、主な使い方はこびりついた汚れを落とすだけでなく、衛生上除菌をしたい場所の拭き取りに適しています。使う場所に合わせて、掃除シートに含まれている溶剤を選ぶのがおすすめです。

 

そんな「ウェットタイプ」のデメリットは、保存中に乾いてしまうことがあることではないでしょうか?掃除シートが乾かないようにする裏技は、『パッケージごと密封保存袋にしまうこと』。簡単なので試してみてください。

 

 

使用場所に合わせた掃除シート

掃除シートは使う場所に合わせたシートが作られています。フローリング用やトイレ用、キッチン用などです。それぞれ使い方が違うだけでなく落としたい汚れも異なるため、掃除シートのタイプはもちろん、ウェットタイプに使われている溶剤も製品により異なります。

 

掃除シートの厚さも使う場所ごとに変えてあるだけでなく、トイレ用のシートの中にはそのままトイレに流せるものもあるなど、用途に合わせたさまざまな製品が売られているのが特徴です。

 

 

【掃除シートの使い方と裏技】フローリング

フローリング用掃除シートを効率よく使う裏技の前に、まずは掃除シートを上手に使いこなせているかをチェックしましょう。フローリング用掃除シートを使う時、フローリングワイパーをモップやぞうきんのように力を入れて、グイグイ床に押し当てていませんか?

 

フローリング用掃除シートの特徴は、「シートの繊維にゴミやホコリをからめる」ことです。そのためフローリングワイパーで床をこすってしまうと、肝心のシートの繊維がつぶれてしまうため、ゴミやホコリをからめ取ることができなくなってしまいます。

 

つまり、フローリングワイパーはヘッドに力をかけずに、なめらかに滑らせるとシート全体で効率よく汚れを取ることができるのです。掃除が終わったら、ワイパーをひっくり返してシートを確認してみてください。縁に汚れが集中していたら力の入れすぎです。

 

 

フローリング用掃除シートの使い方の裏技

フローリング用掃除シートを効率よく使う裏技は、緩衝材としておなじみのプチプチ(気泡緩衝材)をワイパーのヘッドとシートの間に挟むことです。この裏技を使うことでプチプチの凸凹がシートの繊維の凸凹を強調し、効率よくゴミやホコリを吸着してくれます。

 

特に容量の多いまとめ売りの掃除シートの場合、厚みがないため吸着力に物足りないものも。シートの厚さはどうしようもないため2~3枚重ねて厚みを出し、後はヘッドとシートの間にプチプチを挟んでください。

 

この裏技のコツは、プチプチの気泡部分をヘッド側ではなく床面側にして挟むことです。プチプチの気泡が掃除シートに凸凹をつくり、吸着力のアップに効果を発揮してくれます。

 

 

【掃除シートの使い方と裏技】キッチン

キッチンを掃除する時、多くの方が洗剤をたっぷりと使っているのではないでしょうか?そのような掃除方法では、洗剤の拭き取りやその際に使った雑巾のすすぎなど、さまざまな手間がかかってうんざりしてしまうものです。

 

さらに困ることは、それだけの手間をかけて掃除しても、数回料理するだけで元通りの汚れた状態になってしまうこと。そのため、余計にキッチン掃除にうんざりする方も多いことでしょう。

 

そこでおすすめな裏技掃除方法が、キッチン用掃除シート1パック使い切り掃除です。キッチン用と書かれた掃除シートでも、特にエタノール、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水を使用した油汚れに強いものか、弱アルカリ性のものを用意してください。

 

後は1パック使い切るまで、気になるところから掃除していくだけです。1パック使い切ったら掃除は終了とすれば、「やりきらなければ」という責任感につかれてしまうこともありません。残ったウェットシートが乾いてしまうこともないメリットもあります。

 

掃除シートの使い方のコツは、液だれしないように下から上に向かって拭いていくことです。いつもキッチン掃除につかれているという方は、ぜひこの掃除方法を試してみてください。

 

 

キッチン用掃除シートだけじゃ落としにくい汚れを落とす裏技

キッチン用掃除シートの使い方を工夫しても、汚れがしっかりこびりついてしまった五徳や、広いシンクの掃除は手間がかかります。そこでそれぞれにおすすめの裏技をご紹介しましょう。

 

五徳掃除の裏技に必要なものは、台所用洗剤とゴム手袋、軍手の3つです。まずは台所用洗剤を五徳にたっぷりと付けたら、5分ほど放置して汚れを浮かせます。その後、ゴム手袋の上から軍手をはめて握るようにしてこすれば、細かい場所の汚れも楽チン。水でしっかりすすげば完了です。

 

広いシンクの汚れ落としの裏技に必要なものは、キッチン用漂白剤のスプレータイプとキッチンペーパーのほか、漂白剤から体を保護するためのゴム手袋やマスク、保護用メガネなど。

 

手順は簡単で、スプレータイプの漂白剤をシンクに吹きかけては泡の上からキッチンペーパーを被せます。キッチンペーパーが濡れるくらい、しっかりと泡を吹きかけてください。2分ほど放置してからキッチンペーパーをはがし、シンクをすすげばすっきりピカピカに。

 

キッチンペーパーは水ですすいでからかたく絞り、それから捨てるようにしてください。

 

 

【掃除シートの使い方と裏技】トイレ

トイレ掃除は掃除シートとブラシ、トイレ掃除用洗剤、気になるところの除菌のために除菌スプレーを用意すれば、ほぼ事足ります。トイレ掃除の順番は、「掃除は上から下に」を基本に、トイレ本体、壁、床の順でおこなうのが基本です。

 

掃除シートは使い方ひとつでタンクや便座、便器の外側、壁、床と、ほぼすべての場所を掃除できます。しかも使い捨てなので、雑巾のように雑菌の繁殖の心配もありません。掃除シートを上手に使って、隅までくまなく拭き取りましょう。

 

 

トイレ用掃除シートだけでは落としにくい汚れを落とす裏技

トイレで一番厄介な場所が、便器の中ではないでしょうか?「毎回ブラシでごしごしこするのが大変」という方は決して少なくないはずです。そんな便器の中を簡単に掃除する裏技があります。

 

まずは便器の中の隅々までトイレットペーパーを張り巡らせてください。後は、そのトイレットペーパーの上にトイレ掃除用洗剤を吹きかけて、便器の内側に密着させてから5分ほど放置します。時間になったらそのまま水で流すだけ。

 

もし汚れがひどくて気になる時は、先にブラシでこすっておけばより効果的です。トイレにあるものだけで楽に汚れを落とせる点もメリットといえます。放置している間にほかの拭き掃除も終わらせられるので、まさに一石二鳥です。

 

 

おわりに

掃除シートは使い方次第で掃除を楽にしてくれます。裏技も合わせて使いこなせば、掃除の手間を大きく省いてくれるのです。

 

残念ながら掃除シートだけですべての掃除をこなすことはできませんが、掃除シートがあれば後はちょっとした裏技と合わせるだけで、いつもの掃除がより楽になることは間違いありません。ご紹介した掃除シートの使い方と裏技を、ぜひ試してみてください。