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家事
井上 佑佳

全ズボラさんに捧げる!簡単スッキリ冷蔵庫収納術を紹介

冷蔵庫を整理整頓してもすぐに散乱し、キレイな状態を維持できませんよね。とくにズボラさんは、こまかい管理が苦手だと思います。しかし今回紹介する冷蔵庫収納術は、誰でも冷蔵庫の中をキレイに保てますよ。スッキリ爽快な気分で毎日を過ごしましょう!

なぜズボラさんは冷蔵庫収納が苦手なのか

ズボラさんは「整理整頓は苦手」と感じているかもしれませんが、実は収納の大切なポイントを知らないだけかもしれません。ここではズボラさんが冷蔵庫の整理整頓を挫折してしまう2つの理由を紹介します。自分に思い当たる節がないか、チェックしてみてくださいね。

 

食品の定位置が決まっていない

買ってきた食品を、なにげなく冷蔵庫に放り込んではいませんか?とくにズボラさんは定位置を決めずに、手の届く場所から収納しがちです。しかし食品の定位置が決まっていないと、当然ながら冷蔵庫内は散乱します。食品を探す手間も増えてしまいますよね。

 

とはいえ冷蔵庫の中身は日によって変わり、食品の循環が激しい場所です。なかなか定位置を決めにくいですが、いつも買う食品だけでもおおよその収納場所を決めてみましょう。無駄なスペースも生まれず、庫内の乱れも防げますよ。

 

性格やライフスタイルに合わない冷蔵庫収納をしている

SNSでは美しい冷蔵庫収納がたくさん掲載されています。なかにはケースやラベリングを上手に使い、生活感をおさえたテクニックも見受けられますよね。整った庫内に憧れて、写真を真似する人も多いと思います。

 

しかしこまごまとした収納術は、ズボラさんにとって維持が難しいかもしれません。例えばケースが不透明だと中身がまったく見えず、在庫の把握がしにくいのです。期限が短い食品を食べ忘れたり掃除が行き届かなかったりで、管理が面倒となる可能性が否めません。こまかなラベリングも、毎日が忙しいと継続しにくいですよね。

 

冷蔵庫内を長くキレイに保つには、自分にとって無理のない管理方法がもっとも大切です。

 

ズボラでも管理できる冷蔵庫収納術

ここでは簡単で取り入れやすい冷蔵庫収納術をまとめました。ズボラさんでも簡単に実践できるので、参考にしてみてくださいね。

 

透明ケースを使う

冷蔵庫で活用する食品収納ケースは、透明・半透明といった中身が見える製品がおすすめです。不透明のケースよりも冷蔵庫内が雑然としますが、見えにくい上段でも在庫の把握が簡単ですよ。ラベリングの必要もありません。ズボラさんにとって中身が見えるケースを使った冷蔵庫収納術は、管理に手間のかからない最適の方法だといえます。

 

用いるケースの形状は『棚の半分程度の高さ』『取っ手付き』だと、出し入れがスムーズです。掃除がしやすいメリットもありますよね。ケースの購入までが面倒かもしれませんが、一度セットすれば整理整頓が簡単です。ごちゃごちゃした冷蔵庫を使っていたときのストレスが軽減されるはずですよ。

 

野菜室の管理は紙袋がおすすめ

ズボラさんこそ、野菜の冷蔵庫収納は紙袋を使ってみましょう。紙袋はプラスチックケースよりも柔軟なので、形がさまざまなである野菜の保管に好都合。自宅で余っている紙袋があれば、簡単にセットできますよ。取っ手部分を切り、フチを折り返して完成です。100円ショップで販売されているクラフト袋だと、マルシェ風でかわいらしく収納できますね。汚れたらすぐに交換できる手軽さも魅力です。

 

また、紙は野菜を保湿する手助けもしてくれます。そのまま冷蔵庫に保管してしなびていた野菜も、紙袋によって長持ちするならば嬉しいですね。今すぐにでも実践できる収納術なので、ぜひ試してみてくださいね。

 

袋入りの自立しない食品は仕切りスタンドを使う

自立が難しい袋入りの食品は、仕切りスタンドで立てましょう。食べかけのパウチや使いきりの調味料などは、庫内の棚に無造作に置くと他の食品で埋もれてしまいます。立てて収納すれば在庫の管理もラクになりますよ。

 

棚のスペースに余裕がなければ、仕切りスタンドをドアポケットに設置しましょう。目につきやすい場所なので賞味期限切れも防げますよね。大小さまざまな仕切りが販売されているので、冷蔵庫の収納スペースをチェックしてから探してみてくださいね。

 

 

冷蔵庫収納のコツを身につけて脱ズボラ!

冷蔵庫収納においてズボラさんが長くキレイな状態を保つには、ちょっとしたコツがあります。習慣づけてしまえば無理なく冷蔵庫を管理できるようになるので、少しだけでも意識してみてくださいね。

 

冷蔵庫に収納する前にパッケージを外す

豆腐や納豆などパッケージによって連なっている食品は、なるべくパッケージを外してから収納しましょう。そのままだと収納のバリエーションが限られてしまい、スペースをうまく使えません。個別にして食品を立てたり横にしたりできれば、ケースへの収納も簡単になりますよ。在庫管理もわかりやすいので、食べ忘れ防止にも繋がります。

 

ただし、賞味期限がパッケージ以外に書いていない食品や漏れの心配がある食品は、無理せずそのまま収納してくださいね。

 

冷蔵庫収納は庫内7割程度を目安に

冷蔵庫収納は、庫内の在庫を7割程度に保つことがポイントです。いくらケースや仕切りで分類しても、棚に余裕がないと在庫の確認が難しいですよね。また、冷気が循環しにくく、電気代が心配です。

 

大事な心がけとして、無駄な買い物は避けましょう。食品を買い足し過ぎなければ冷蔵庫収納の効率が上がり、電気代の節約にも繋がります。 

 

フリースペースをつくる

冷蔵庫収納はフリースペースの確保が大事です。大きなスイカや箱入りのケーキ、下ごしらえした食材、肉の解凍など、フリースペースはちょっとしたときに利用できます。棚に鍋ごと置ける広さを設けると、庫内の場所が突然必要となってもすぐに使えますよ。

 

重い食品も負担なく取り出せるように、フリースペースは下段につくりましょう。ステンレス製のバットを設置しておけば解凍に重宝するうえに、「いつの間にかフリースペースがなくなっていた!」という事態も防げます。

 

使いかけの野菜専用スペースをつくる

カットして小さくなった野菜は、どうしても見えにくい場所に転がってしまいます。発掘したときは既にしなびていることも……。そんなときにおすすめなのが、使いかけの野菜専用スペースです。狭くても構わないので、優先的に使う野菜をまとめておく場所をつくりましょう。パッと目に入り、食品ロスも減りますよ。

 

野菜以外でも、開封して食べ忘れてしまう食品がありますよね。さまざまなカテゴリーで応用できる方法なので、冷蔵庫収納ではぜひ専用スペースを取り入れてみてください。

 

 

おわりに

ごちゃごちゃする冷蔵庫内も、ポイントを押さえればスッキリ見やすくなります。ズボラさんだからこそ、頑張りすぎずに冷蔵庫の使い勝手を良くしたいですよね。掃除のついでに、使いやすい冷蔵庫収納を見直してみましょう。家族にもきっと喜ばれるはずですよ。