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DIY
Pacoma編集部

知っておきたい!すのこを使ってベランダのDIYアイデア

ホームセンターなどで気軽に手に入るすのこ。そのすのこを使えばさまざまなDIYができるのはご存知でしょうか。もちろんベランダにウッドデッキを作ったり、ガーデニングをしたりなどできます。今回はすのこでベランダのDIYを紹介します。

すのこを使ったDIYでベランダを華やかに

ベランダの活用法と言えば、主に洗濯物を干すことが挙げられますが、それ以外にもガーデニングを楽しむこともできます。ラベンダーやマリーゴールドなどさまざまな植物を愛でるのはとても風情があります。

 

ただ、無機質なベランダにそのままプランターを置くとどこか無機質な雰囲気を感じるかもしれません。せっかくのガーデニングですから、ベランダごとDIYをして華やかにするのもいいアイデアです。

 

ベランダを簡単にDIYする方法としてすのこを使うというのがあります。すのこなら敷くだけで簡易的なウッドデッキになれるほか、木目を取り入れることでガーデニングとしても馴染んでくれます。

 

それ以外にもベランダの柵に取り付けることで、全体的な見栄えを良くするのに効果的です。また、エアコンの室外機はベランダにあるのが多いですが、そのままだと生活感があるからもっとおしゃれにした時には、すのこで室外機カバーを作るというアイデアもあります。

すのこでベランダをDIYするならどの素材がいい?

すのこを使ってベランダのDIYをするときにまず考えたいのがすのこの素材です。すのこの素材には主に桐・スギ・ヒノキ・パイン材がありますが、それぞれに特徴が異なるため、適材適所の使い方を心掛けなければなりません。

 

桐は軽くて扱いやすいのが特徴で、湿気にも強いという長所があります。抗菌作用もありカビが生えにくいので、すのこベッドとしてはよく使われていますが、耐久性はそう高くないので、DIYには注意が必要です。

 

パイン材も安価で見た目にも美しいのですが、桐同様にそこまで耐久性はありません。しかし、木の香りが心を落ち着けるリラックス効果がありますし、肌触りも良いのでどちらかというと屋内での使用に適した木材です。

 

ヒノキは強度もあるので昔から建築資材として使われてきた歴史があります。虫にも強く、腐りにくいという性質もあるため、屋外での使用に適した木材です。光沢もあるので、ベランダの見た目も華やかになります。

 

一方、スギも強度があり、安価なので比較的手に入れやすいというメリットがあります。柔らかいので加工もしやすく、DIYには最適と言える木材でしょう。大量に使用するようならスギは検討しておきたい素材です。

 

ベランダにウッドデッキのようにすのこを敷くなら、耐久性があった方がいいので、選択肢としてはスギかヒノキがいいでしょう。どちらを選ぶかは見た目の好みや予算を考えて決めておきます。

すのこでベランダをDIYしよう「ウッドデッキ」

本格的なウッドデッキを作るのは大変ですが、すのこなら基本的には敷くだけでいいのでDIY初心者には打ってつけと言えます。ただ、すのこを敷く前に防水・防腐性がつくように塗装を施す必要があります。

 

木目を美しく出したいならオイルステインがおすすめ。それだけでは防水性はないので、その上からニスを塗りましょう。塗り終わって乾かしたら、ベランダに敷くだけです。しかし、窓との間に段差ができる場合にはすのこの下に2×4(ツーバイフォー)材を取り付けるアイデアもあります。

 

まず、ウッドデッキの土台となる2×4材をベランダの縦と横に取り付けるため、寸法を図って木材カットをします。塗装をしたら格子状になるように2×4材を組み合わせ、ビスで止めたら土台の完成です。

 

後は土台の上に塗装をしたすのこを敷くと、段差のないウッドデッキの出来上がり。細かい高さ調整やがたつき防止には防振ゴムなどを使うといいでしょう。

すのこでベランダをDIYしよう「室外機カバー」

続いて紹介するのは室外機カバーをすのこでDIYするアイデアです。室外機はそのままだと殺風景なのに加えて、すのこでカバーをつけてあげると直射日光を防ぐので冷暖房の効率も良くなります。

 

用意するのは、すのこが4つにビス、あとはオイルステインと好みに応じてニスか塗料となります。すのこについては、室外機よりも多少大きいサイズであれば問題ありません。

 

まず、オイルステインを全体的に塗ります。すのこ本来の色合いが良ければその上からニスを、ブラウンなどの色を付けたい人はこの段階で防水性のある塗料を塗ります。次に側面と前面、天板となるすのこを組み立てる段階です。

 

コの字形に組み立てたすのこをビス止めしますが、天板となるすのこは側面のすのこの足部分に重ねてビス止めします。あとは前面となるすのこを適当な位置で取り付けるだけです。

 

天板にもう一枚すのこを置いてL字金具でとめれば、見た目がベンチの室外機カバーが出来上がります。このDIYのいいところはノコギリが要らないことです。ぜひチャレンジしてみてください。

おわりに

すのこを使ったアイデアはまだまだありますが、室外機カバーとウッドデッキをDIYするだけでも随分とベランダが変わります。ガーデニングやちょっとした憩いの場を作ることができるのです。この機会にベランダを好きなイメージに変えてはいかがでしょうか。