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家事
井上 佑佳

リビング収納のメリット・デメリットは?くつろげる部屋を目指そう

リビングのモノが片付かないと悩まれていませんか?散らかる原因は、収納自体の少なさかもしれません。その場合はリビング収納を活用しましょう。メリット・デメリットを踏まえての設置により、居心地のよいリビングに大変身すること間違いなしです。

リビングはなぜ散らかるのか

 

家族が集まってそれぞれに過ごすリビングは、常に家族の所有物や雑貨が散らかりがちです。子どものおもちゃや学校のプリント類、郵便物、化粧品、雑誌、リモコン、誰かの服やカバンなど、散乱しているモノを挙げればキリがありません。

 

とはいえ片付けてもすぐにゴチャゴチャとしてしまいますよね。なぜリビングは片付きにくいのでしょうか?

 

散らかるリビングは収納の効率が悪い

散らかる原因のひとつは、リビングにおける収納の少なさが挙げられます。各部屋にはクローゼットやラックなどでモノを整頓しますが、リビングはモノに対する収納が比較的少ない印象です。モノの置き場が限られれば散らかるのは当然といえます。

 

また、リビングは家族が集まるためにそれぞれの所有物も集まり、そのままモノを置き去りといった状態も発生しやすい場所です。モノを持ち込んだら各自部屋に戻す意識が家族全員にあると理想的ですが、現実にはそうもいきません。

 

他には収納の位置が生活動線において不便、収納物と収納のサイズが不適合など、リビングに収納自体が設置されているにもかかわらず片付きにくい仕組みが原因とも考えられます。

 

リビングの散乱を解決するために、モノに見合った収納の検討が必要です。ライフスタイルにおいてピッタリな収納を吟味しましょう。

 

リビング収納における家具の種類

リビングでの収納方法はいくつかありますが、ここでは家具の種類について4つ紹介します。

 

キャビネット

飾り棚としても活用できるキャビネット。オープン型や扉の両開き型など、幅広いタイプが揃っています。背の低いものだと上部も飾りスペースとして使えますね。リビングに合わせた素材で統一感が生まれます。ただし奥行きが深いキャビネットだとリビングに圧迫感がでてしまうので注意が必要です。

 

オープンシェルフおよびオープンラック

扉や引き出しがないオープンタイプのシェルフやラックは、開放的な印象を与えます。大量の収納よりも、見せたいモノを飾る役割が多いでしょう。どこに収納すべきかわからないモノも、飾ってみると素敵な空間と生まれ変わるかもしれませんね。ホコリが溜まりやすいのが難点です。

 

壁面収納

壁に棚を固定して収納する壁面収納。壁一面に備え付けると大容量の収納が可能です。オープンタイプならば飾りスペースに、扉や引き出しタイプならば生活用品の収納にと、幅広い用途が考えられますね。コンクリート製の壁やマンションでは施工が難しいケースもあります。

 

リビングクローゼット

圧倒的な収納力であるクローゼットの造作により、家中の書類や雑貨をひとまとめにできます。奥行きによっては家族が頻繁に使用する衣類やカバン、季節ものを収納したりと、収納に関する悩みが一気に解決しますね。ただし造作のためのスペースが必要です。

 

 

リビング収納のメリット・デメリット

 

リビングに効果的な収納を取り入れると、スッキリとした快適空間が期待できます。しかしメリット・デメリットを踏まえなければ、うまく活用できません。ここではリビング収納におけるメリット・デメリットを紹介します。

 

リビング収納のメリット

収納力がアップする

リモコンや雑誌、DVDなど、こまごまなモノが多いリビング。収納場所の確保や家具の設置で、収納力が格段にアップします。特に赤ちゃんグッズや幼児グッズは突発的に必要なケースが多く、リビングに専用のスペースを設けることで取り出しのアクションが少なくて済むでしょう。雑多になりやすい子どものおもちゃも、収納があればスッキリできますね。

 

収納場所について悩みたくない人にも、収納力がアップするリビング収納はおすすめです。

 

片付けがスムーズ

リビングで使うモノに収納場所・定位置を決めるだけでも、ひときわ片付けやすくなります。家族それぞれの所有物はその都度片付けるのが理想ですが、多忙だったり疲れていたりすると片付けの時間確保が困難です。

 

そこで滞在時間の長いリビングに収納場所を集約させると、取り出しが用意で片付けにも集中できるでしょう。家事の負担軽減にもなりますね。

 

見える収納で定位置が一目瞭然

引き出しや扉を省いたオープンタイプの収納家具は収納場所を把握でき、家族全員が片付けやすいメリットがあります。家事の負担が誰かに偏る心配も減るでしょう。

 

来客のおもてなしや家族が集まるリビングは、見せる収納でインテリアを飾るとおしゃれな空間となりますね。

 

リビング収納のデメリット

配置によってはリビングが狭くなる

購入した家具のサイズ・配置によってはリビングが落ち着かない空間となる懸念があります。収納ほしさにたくさんの家具を置きたくなりますが、そのたびにリビングのスペースが減少し、不便な生活となる可能性も。

 

事前に間取りや配置の調節をおこなうだけでも、不本意な配置は避けられます。リビング収納を取り入れる前にリビングの広さを確認してくださいね。

 

収納物と合わないと収納を活かせない

家具自体は寸法を変えられません。そのため収納物が家具と合わないと保管ができず、収納場所がスカスカとなってしまいます。良かれと思ってとりあえずの収納を作っても、モノが入らなければ意味がありません。

 

リビング収納に限らず、収納を取り入れる前に必ず収納物を決めましょう。意外に小さな収納で間に合い、家具の購入も低予算で済むかもしれませんね。

 

背の高い家具は掃除が大変

どの部屋でも共通するデメリットとして、背の高い家具の上部は、掃除の手が届きにくいといえます。家族が集まるリビングは特にホコリが溜まりやすい環境です。できれば毎日の掃除が理想ですが、なかなか難しいですよね。

 

収納力が魅力である背の高い家具を取り入れるならば、すぐ近くにホコリ取りや踏み台を準備することで掃除に取り掛かりやすくなります。家具を購入する際は、掃除面も考慮しましょう。

 

家具自体や設置に高額となる可能性

家具量販店に並んでいる薄型ラックやキャビネットの多くは1万円以内で販売されています。しかしリビングに備え付けるクローゼットや壁面収納などの大型家具には10万円前後の予算が必要。特にメーカーの見積もりで驚く金額となる場合も少なくありません。決して安くない買い物なので、安易な購入は避けたいですね。

 

「収納があるとたぶん便利だから……」といった軽率な理由ではなく、具体的に何を収納したいかを決めてから購入を決断しましょう。

 

 

リビング収納を効果的に活用するコツ

 

スペースが限られているリビングで収納を効果的に使うため、ポイントをおさえた整理整頓も必要不可欠です。ここではリビング収納を有効に使うためのコツを紹介します。

 

収納の目的を明確にする

ただ単に収納グッズや収納家具を増やすだけではリビングはうまく片付きません。先程のリビング収納のデメリットでも紹介したように、所有物が収納に合うとは限らないためです。場合によってはスペースの無駄遣いとなる可能性も。お気に入りの家具を購入しても、使えなければ勿体ないですよね。

 

まずは自分や家族の所有物を把握・整理しましょう。そのモノは必要か、リビングに置くと効率的か、他の場所で収納できないか、などです。リビングのモノの見直しで収納スペースを再認識でき、不要な収納グッズや家具の購入を防止します。

 

ライフスタイルや家族の動線を考える

リビングのモノの整理を終えたら、置き場を考えましょう。例えばリモコンはテレビの近く、雑誌はソファの横といった具合に、大まかでも構わないので定位置を決めます。

 

そこで注意したいのが、家族の動線や生活のスタイル。無駄な動きやアクションが増える収納場所だと、定位置に戻す行為が面倒でモノが散らかる原因となりがちです。リモコンひとつにしてもテレビの横が取りやすいケースもあれば、リビングの入り口が使いやすいケースもあります。自分や家族がリビングでどのように過ごし、どのような動線で動くかを反映させた配置が重要なのです。

 

 

まとめ

モノが散乱しやすいにもかかわらず収納が少ないリビングは、家具の取り入れによって快適に過ごせる場所に変化します。ただしリビング収納におけるメリット・デメリットの理解なしに、収納の特徴は活かせないでしょう。リビングをどうしたいのかをよく考えてから収納を取り入れ、家族がゆっくりくつろげるスペースを作ってみてくださいね。