- 鈴木 阿由美
- ライター。埼玉在住。これまで関わった企画は旅行やライフスタイル、LGBTQなど。人の背景にある考え方や価値観を引き出すのが好き。毎日のようにジムで走っています。筋膜リリースにハマり中。
ご飯がおいしく炊ける!昭和レトロなキッチン道具
最新家電にかこまれた暮らしも素敵ですが、昔からある昭和レトロな道具をつかい、美味しいご飯を炊くのもいいですよね!今回はmacoさん(@miru__momo)に、お米の管理方法や土鍋でのご飯の炊き方、お手入れ方法などを教えていただきました。
- macoさん(@miru__momo)
- レトロな料理道具に囲まれた台所や丁寧な暮らしの様子を発信。
- インスタグラム▶︎https://www.instagram.com/miru__momo/?hl=ja
やっぱり土鍋!昭和レトロなキッチン道具でご飯をおいしく炊こう!
炊飯器に慣れていると、火加減や調理時間など目が離せなくてめんどくさそうに感じる土鍋での炊飯。一見ハードルが高そうに思いますが、実は簡単においしいご飯が炊けます。
今回は昭和レトロな調理道具を愛用しているmacoさんに、土鍋でのご飯の炊き方や土鍋の管理方法を教えていただきました。
米とぎにはマドラーを愛用
macoさんのお米のとぎ方は、ステンレスのボウルと片手持ち手のザルと、竹の米とぎマドラーを使います。竹の米とぎマドラーとは、竹のもつ「しなり」と「弾力」の特徴を活かしたマドラーで、お米をつぶさずに研ぐことができる道具です。
竹のマドラーは、手荒れが気になるときや水の冷たい寒い時期に使っている方も多く、フッ素樹脂加工の内釜を傷めません。
お手入れ方法は自然のものなので、水に長くつけておくことは避け、水やお湯で洗います。汚れが気になったら中性洗剤で優しく洗い、しっかり乾かしましょう。
macoさんはマドラーをお米専用にしていて、使用後はフックにかけて乾かします。乾いたあとは、他のお玉などと一緒にガラスの瓶に立てて保管しています。
昭和レトロなキッチン道具の代表!土鍋でのお米の炊き方
購入した土鍋は、まず目止めをしましょう。土鍋には、素材である土に目に見えない小さな穴が無数にあり、これを目と呼びます。
この目を塞がずに使ってしまうと、弱くなった部分からヒビが入ったり、細かな目に臭いや汚れが定着して取れなくなったりします。トラブルを防ぎ、長く丈夫に使い続けるために、目止めの処理が必要なのです。
目止めのやり方は、お米の研ぎ汁を注ぎ20分ほど弱火で煮沸するだけです。お米のとぎ汁以外にも小麦粉や片栗粉を溶かした水でも目止めできます。煮沸後は、そのまま熱が冷めるのを待ち、水で洗って十分に乾燥させます。
macoさんの土鍋でのお米の炊き方は、まず洗ったお米と同じ量のお水を入れて蓋をし、強火~中火で20分加熱します。蓋から蒸気が上がったのを確認したら火を止めて、10分蒸らせば完成です。炊き上がるまではおよそ30分で済み、その間に調理を進めたらあっというまに炊きあがります。
macoさんは炊飯器を使わずに土鍋で炊く生活を18年も続けているそう!土鍋で炊く良さは、とにかくご飯がおいしいことだそうです。時間が経ってもパサパサしないのでお弁当やおにぎりも美味しい状態で食べれるとのことでした。
土鍋を保管する時の注意点としては、水に長時間つけないように洗うことです。macoさんは洗ったら、全体の水を拭いてコンロの所で逆さまにして乾かし、棚などにはしまわずに板の上に置いて保管しています。
土なので乾いたように見えても水分が残っている可能性があり、濡れたまま火にかけると早く傷む原因になります。土鍋は空気の通りがいいところで保管するようにしましょう。
味がある!昭和レトロな精米機
macoさんのご自宅では、お米は玄米の状態で保管しています。白米は酸化しやすく、カビや虫が付く原因にもなりますが、玄米のままにしておくと酸化しにくいのが良いところです。
また玄米にしている1番の理由は3分づきや5分づきで精米し、栄養を残して食べれるからだそうですよ。自分で調整できるところが精米機を持つ良さですね。
精米機を選ぶ時は、持っている炊飯器のサイズや、日ごろの炊飯量などを踏まえて、食べる量に合わせた容量の精米機を選んでくださいね。お米を美味しく食べるなら圧力循環式が、お手入れのしやすさではかくはん式がおすすめです。
道具選びのポイント
macoさんは、昭和レトロなキッチン道具を使いやすくするために、毎日使うものは基本的に出しっぱなし収納をしています。しまうと出すのが億劫になるため、選ぶ時は出しっぱなしでも満足できる気に入ったデザインのものが第一条件です。
次に使いやすさやお手入れのしやすさを検討します。気に入ったデザインだと、道具を洗うのも、拭くのも楽しいそうですよ!
macoさんは最新家電も性能が素晴らしいものばかりなので、興味はあるそうですが、日本の良き伝統やお母さんの仕事を受け継いで行きたいという思いもあり、昭和レトロな雰囲気の道具が好きなのだそうです。
またお米を土鍋で炊く習慣は、美味しいだけでなく、災害時にどんな鍋でも炊けるようになるため、お嬢様たちにも教えてます。土鍋での炊飯にチャレンジする方は、ぜひご家族で試してみるといいかもしれませんね!
おわりに
昭和レトロなキッチン道具の紹介はいかがでしたか?土鍋を使っておいしいご飯を炊くと白米だけで食事が進みそうですよね。土鍋がなくても蓋のある鍋があれば、お米を炊くことができるので、お休みの日に挑戦してみるのもいいですね。昭和レトロなキッチン道具の便利さや優秀さを見直してみるきっかけにしてください。