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家事
佐藤 恵子

大掃除の正しいやり方とコツを掴めば時短だってできちゃう…かも!

大掃除しなきゃと思うだけで、ちょっと憂鬱になっていたりしませか?そこで、大掃除を手早く済ませるやり方と、コツを紹介します。ご家庭によって、間取りや部屋の位置などに違いがあるでしょうが、ポイントは同じです。ぜひ参考にして大掃除を乗り切ってください。

大掃除のやり方とコツ

 

大掃除を一気にやろうとすると、誰でも腰が引けて当然です。年末はやらなくても良いかなぁとか、暖かくなってからやろうかなぁとか、色々考えてしまいますよね。

 

実際、油汚れなどは、暖かい季節に掃除をしたほうが汚れ落ちが良いですし、大物の洗濯などは小春日和の日に行うのがベストです。

 

ということで、大掃除のやり方で一番良いのは、掃除の年間スケジュールを決めること。ついで、これからやろうとしている大掃除のチェックリストも作りましょう。

 

例えば、キッチンの換気扇などは、ゴールデンウィーク前後の暑いくらいの日に予定を入れるとか、カーテンなどの大物は、秋の晴れ間が続く週を狙って洗ってしまうとかすると、年末大掃除が楽になります。

 

冷蔵庫の中、天井や照明器具などは、いつもの掃除の時に、ついでに終わらせておきましょう。

 

窓ガラスを拭くのも、一気にしようと思うと、ため息がでちゃいますよね。部屋数が多くて、窓が多いご家庭なら、今週の窓ふきはここだけと決めて、少しずつ済ませてしまいましょう。

 

その時に、ついでにサッシの溝もキレイにすると、完璧です。

 

紹介したような内容も踏まえて、スケジュールやチェックリストを作ると、いつ何をやるのかが見渡せて、時間管理が簡単になります。

 

会社の仕事でも良く耳にする言葉ですが、大掃除も見える化することで、終わりが見えることと、やることを考える時間が省けるというメリットがあります。

 

チェックリストで、大掃除をしたい場所を選びだしたら、それをまた絞り込みます。普段手が届かない場所、汚れがひどくてこれ以上放置できない場所を、大掃除の最優先としましょう。

 

細かな場所は、普段の掃除にプラスする「ながら掃除」に組み込めないか、検討してみてください。もし、組み込めそうなら、忘れないように、小掃除チェックリストを作っておくと便利です。

 

各部屋ごとの大掃除のやりかた

 

大掃除のやり方として、一番効率的な動線を紹介します。

 

キッチン

  1. 油で汚れたものは全て外し、アルカリ性の溶液に漬け込み
  2. 排水溝に洗浄剤をかける
  3. キッチン家電や棚などの拭き掃除
  4. 時間を見て、排水溝洗浄剤を流す
  5. 漬け置きしたものを洗う

 

お風呂

  1. 窓は開けて風通しを十分にする
  2. 排水溝に洗浄剤をかける
  3. 普段掃除をしない場所を洗う
  4. 換気扇を外して埃を洗い落す
  5. 排水溝の洗浄剤の時間を見て洗い流す
  6. パッキンなどの黒カビに、漂白剤をスプレーして放置

 

トイレ、洗面所

 

普段から掃除がされていれば、特に大掃除の必要はありません。

 

  1. 排水口に洗浄剤をかける
  2. 天井や棚の埃を落とす
  3. 便器を洗う
  4. 時間を見計らって洗浄剤を洗う
  5. 蛇口などの汚れを落とす(頑固な場合は排水溝の洗浄剤をかけるタイミングで、洗剤でパックをしておくと落ちやすい)
  6. 床を拭く

 

リビングや寝室、子供部屋

  1. カーテンを洗濯する
  2. 網戸を洗う
  3. 窓ガラスを拭く
  4. 天井の埃を払う
  5. 照明器具の掃除をする
  6. 棚やテーブルなどの拭き掃除
  7. 床の掃除

 

玄関

 

  1. 下駄箱の汚れを掃除
  2. 玄関周りの天井や照明の掃除
  3. 玄関の床を掃除する

 

外回り(庭やベランダ)

  1. 要らないものの処分
  2. ゴミや枯れ葉などの履き掃除

 

ドアノブや手すり、電気のスイッチなど

最後に、大掃除の間にも、何気に触ってきただろうドアノブや階段の手すり、電気のスイッチなどを拭いて、大掃除は完了です。

 

大掃除のやり方とコツについてワンポイントアドバイス

 

アルカリ性の汚れには、酸性の洗浄剤を、酸性の汚れにはアルカリ性の洗浄剤を使用すると、汚れ落ちが早くて便利です。

 

酸性の汚れとは、換気扇などの油分を含んだものが該当します。また、アルカリ性の汚れは、浴室の水垢などが該当します。

 

大掃除の前に、こうした汚れを見極めて、必要な洗剤や道具を準備しておくことを忘れてはいけません。

 

大掃除当日は、排水溝の洗浄や換気扇の漬け置きなど、時間がかかるものは最初にそれを済ませてください。

 

そして、上から下へ、奥から前へ、汚れの酷いところから順に大掃除を進めていくのが基本です。

 

汚れの酷いキッチンと浴室、どっちにしようかと迷ったら、自分にとってやりたくない場所が先です。例えばそれがキッチンだった場合、ギトギトとしたキッチンの油汚れがキレイになったら、大掃除のモチベーションが必ずアップするはずです。

 

天井から床へ、奥の部屋から玄関へも、大掃除の基本的な順番ですから、覚えておいてください。

 

おわりに

大掃除のやり方とコツを、アドバイスさせていただきました。ただでさえ忙しい年末ですから、出来るだけ簡単に、それでいて満足ができる大掃除が理想です。決して完璧を求めないこと、それが最も大切な大掃除のポイントとなります。