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ガーデニング
佐藤 恵子

スワッグって知ってる?意味と誰でも作れる簡単な作り方を紹介!

スワッグって、最近は耳にしたことがある人も多いかもしれません。日本は、目まぐるしく言葉が変わっていきますが、実は誰もが知っているアレが、今はスワッグと呼ばれているのです。スワッグの本当の意味と、その作り方を紹介します。

スワッグの意味と由来

 

スワッグとはドイツ語で、壁飾りの意味ですが、少し前までは、英語でハンギングパンチとか、スプレイと呼ばれていたこともあり、それなら知っているという人も多いのではないでしょうか。

 

スワッグの本当の意味とは、何でしょう?気になったので、調べてみました。スワッグという言葉を耳にするのは、クリスマスの時期が最も多いというのも、興味深いところです。

 

英英辞典によると、スワッグとは、中央が垂れ下がったガーランドとか、葉、花、果実からなるリースや房飾りや、スプレイと言われた枝飾りを指すとあります。

 

クリスマスリースも、どうやらスワッグの一種らしいです。

 

ガーランドは、草木をひも状ぶら下げた飾りです。丸く束ねた形にすると、リースになります。

 

ルネッサンス時代に、ガーランドが豪華なものになり、フェスタ(祭り)に相応しい飾りとして、フェスツーンとう呼ばれるようになりました。

 

一方、スワッグは当時、揺れるもの、垂れるものという意味があり、フェスツーンの花や木を束ねて紐で結び、暖炉の上や壁の飾りにしたものが、現代にまで伝わったとされています。

 

どうやら、ガーランドで使用されるような花束やドライフラワーなどを、単独でぶら下げて飾るようにしたものを、おおむねスワッグと呼んでいるようです。

 

花が安価で大量に消費された時代は、スワッグも生花で作られていました。ネットワイヤーで作った枠に、給水用のモスを詰め込むという大がかりなものでした。

 

最近人気なのは、ドライフラワーを使った手のかからないスワッグです。束ねただけの、花や木を利用した壁飾りというのが、一般的にいわれるスワッグです。

 

【超簡単!】スワッグの作り方

 

スワッグの作り方を紹介します。スワッグを作る際のルールはありません。個々のセンスで、自由に作るのが一番ですが、多少なりとも見た目が気になるという人は、スワッグの作り方を参考にしてください。

 

全体のシルエットを想像しましょう。

真ん中を長く、周りのバランスを見ながら、完成形をイメージしてください。

 

茎は切り過ぎないように注意して準備してください

中央になる枝に長さがないと、全体のバランスが悪くなりますので、切り過ぎ注意です。

最後にリボンで結びますので、リボンの分量なども考慮する必要があります。

 

見せる方向はキープしましょう

中央の長さが決まったら、サイドに花などを追加します。この時、見せる方向が一定になるよう気を付けましょう。花や葉を美しく見せるための向きにも、こだわって束ねていきます。

 

手で持っていたところを、麻紐で縛ります

束ねたスワッグの位置が動かないように注意しながら、手で持っていた場所を麻紐で強く固定します。

 

茎を切りそろえます

 

束ねた茎の凸凹を揃えるために、切りそろえます。ぶら下げるという形になるスワッグは、切り口が揃った美しさも大切です。

 

リボンで結びます

麻紐で結んだ部分に、リボンをかけます。自分の好きなリボンでも良いですし、スワッグの色調に合わせたリボンを選んでもおしゃれです。

 

スワッグの束は、中央を長くすると安定感が出ます。大きなスワッグも、小さなスワッグも、作り方やバランスの取り方は同じです。

 

後は、自由に好きな植物を組み合わせてみましょう。100均などで手に入る、ドライフラワー調の造花で作るのも、手軽でおすすめです。

 

スワッグにおすすめの植物

 

現在のスワッグは、ドライフラワーを束ねたものというのが主流です。初めてのスワッグ作りに、おすすめのドライフラワーを紹介します。

 

ユーカリ

ユーカリは、可愛らしいハート型の葉を持つものや、葉の真ん中んを茎が貫いているものなど、形がとてもユニークで、そのうえアロマオイルとしても使われる香りも特徴的な植物です。

 

無理なく個性的なスワッグが作れる花材として、おすすめです。

 

カスミソウ

スワッグのボリュームを出したい時など、バックヤード的な活躍をしてくれるのがカスミソウです。生花をそのまま取り入れても、勝手にドライフラワーになってくれるという手軽さも、おすすめの理由の一つです。

 

ラベンダー

 

ラベンダーのドライフラワーを作るためにぶら下げたものが、そのままスワッグです。ハーブ類をスワッグに取り入れると、香りも楽しめるので最適です。

 

ラベンダー以外にも、ローズマリーやセージなど、好きなハーブで試してみましょう。

 

スターチス

ドライになっても色が褪せることが少ないスターチスは、スワッグに入れると華やかさを演出してくれます。何か物足りないと感じた時の救世主になってくれますので、チェックしておきましょう。

 

農産物

農産物って何ですか?と思った人もいるかもしれません。青い麦の穂をドライフラワーにしたものや、飼料用トウモロコシをドライにしたものを見たことはありませんか?

 

それだけを束ねても、可愛いスワッグが作れます。ドライフラワーとして購入することもできます。ほっこりした気分のスワッグになるので、ぜひ試してみてください。

 

おわりに

スタッグの作り方は、誰でもできると断言できるほど簡単です。生花を飾るのは、手間も経費もかかりますが、ドライフラワーを使うスワッグは、経費も手間を押さえられます。なのに可愛いという良いことづくめのスワッグに、ぜひ挑戦してみてください。