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ガーデニング
河村ゆかり

爆発的に増える・広がる・はびこる!要注意のガーデン植物7選

小さな苗のときにはとても可愛らしく、「うちの庭に植えたい!」と思ってしまう植物…でも実際に植えると、予想以上に増える! 広がる! はびこる! 事前にそんな性質を知っておきたい、よく見かけるガーデン植物をご紹介します。

植える前に知っておきたい予想以上にはびこる植物の数々

はびこる性質の植物は、一度根付いてしまうと、駆除するのが大変な強健種ばかり。また、育てたい範囲をはるかに超えて広がるので、ほかの植物を侵食してしまうことも。それぞれの植物がどのくらいはびこるか、どんな特徴があるか解説します。

 

グレコマ

グレコマ(シソ科)は、別名「垣通し(カキドオシ)」。お隣との境界の垣根を通り越して、ぐんぐん伸びていくことから名づけられたのだとか。この名の通り、茎を長くのばして地をはって、どんどん勢力範囲を広げます。

白い縁取りの愛らしい葉で、グランドカバー植物としてよく紹介されていますが、グレコマの成長に任せていると、「そこまで伸びなくてもいいのに!」という場所まで広がるのは必至です。

鉢植えにしても、鉢からあふれて地面に到達した茎が、やはり広がってしまいます。土のないベランダで鉢植えにする、小まめに伸びた茎を取り除くなど、取り扱い注意です。

 

ワイヤープランツ

ハンギングに、寄せ植えにと、人気のワイヤープランツ(タデ科 )。針金のような細い茎と、小さな丸い葉が繊細な印象ですが、あっというまに広がります。

日向はもちろん日陰でもよく育ち、長い茎は5mにも! 広範囲に増えるだけでなく、こんもりと立体的にも茂ります。お好みのボリュームに育った段階で、どんどん茎をカットしましょう。

地植えする場合、広がると根を完全に抜くのが大変なので、よくよく考えて。小まめなカットを怠ると、一面ワイヤープランツのガーデン、なんてことにもなりかねません。地植えするときには、手入れが不可欠と覚悟してください。

 

ミント

ミント(シソ科 )といえば、ハーブの代表格。ひと口にミントといっても「ペパーミント」「アップルミント」「スペアミント」など多種にわたりますが、いずれも地植えする前に知っておきたいのが、地下茎でどこまででも広がる性質です。

ミントでいっぱいのガーデンにしたい! どこまでも広がるミント畑を作りたい!…という希望がないなら、ミントを直接地植えするのは考え物です。

なにしろミントは、摘んだ枝を水にさしておくだけでも発根するほど生命力旺盛。まず空き缶など、ミントの地下茎が突き破らない固い容器に苗を植えておき、その容器ごと地面に植えこむのも一法です。割り切って、鉢植えのみで楽しむのもおすすめ。

ただし、前年のこぼれ種があちこちで発芽し、気が付けばあちこちミントだらけになることもあります。生やしたくない場所でミントの新芽を見つけたら、すぐさま抜き去ってください。

 

ハツユキカズラ

濃いグリーンの葉に混じって、ピンクの新芽や白い葉が美しいハツユキカズラ(キョウチクトウ科)。しかし、地植えしたことを後悔するガーデナーが多い植物のひとつでもあります。

常緑なうえ旺盛な生育力を買われて、グランドカバーに利用されることが多いハツユキカズラは、地面をはうだけでなく、つるをのばして上にも伸びます。

耐寒性もそこそこあり、耐暑性にいたっては「強い」、さらに日陰でも元気いっぱい成長します。
「ここまでで結構!」という所まで育ったら、どんどん剪定するのが、はびこらせないコツです。

 

ラズベリー

「可愛い白い小花が咲いた後には、小さな赤い実収穫でき、初心者でも十分育てられますよ!」。

ラズベリー(バラ科)の紹介文を読んで、「ぜひわが家の庭に!」と思って、庭の片隅に植えてみたら…。地下茎をどんどん伸ばし、「なぜこんな場所に?」と驚くような場所に発芽して困惑すること必至です。

しかも、ラズベリーにはトゲがあります。引っこ抜くのも一苦労なので、どうしても地植えで育てたいか、増えることを前提によく検討してみて。鉢植えにして、トレリスに絡ませるなど、工夫次第でコンパクトに育てることもできますよ。

 

ツルニチニチソウ

公園など公共施設でもよく見かけるツルニチニチソウ(キョウチクトウ科)。斑入りの葉に青花の品種が人気です。

ツルニチニチソウは、よくつるをのばして増えるだけでなく、日陰でもよく育ち、冬の寒さにも耐え…と、ビギナーにも育てやすいと利点がいっぱい。

そのぶん、グラウンドカバーにと地植えにすると、短期間に驚くほど広がります。鉢植えにしてハンギングしたり、寄せ植えの端に植えるくらいならよいのですが、地植えするなら育てるのに任せると大変なことに!

広がり過ぎた枝はどんどん切り戻して、枝数が多くなったら、根元から間引きしましょう。

 

スズラン

まだ肌寒い春先に、可憐なベル型の花を咲かせるスズラン(キジカクシ科)。その姿に魅了されて、「ぜひ植えたい!」と願うガーデナーも多いのですが、スズランもはびこる植物です。

植えて1~2年はまだよいとしても、数年経過すると、こぼれ種と地下茎で爆発的に増えてしまい、庭のあちこちにスズランの姿が…。

いったん増えてしまうと、地上部を刈り取っても除去を試みても、地下茎は生きているので完全駆除は困難です。なお、スズランは花・茎・葉など全草に毒性があるので、取り扱いには注意して。

 

おわりに

つるや茎をのばして・地下茎で広がって・こぼれ種でと、さまざまな方法で繁殖する植物の数々。地植え以外の楽しみ方を検討するのも手ですよ。