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家事
佐藤 恵子

夏に最適!スイカジュースの効果とおすすめスイカスムージー

スイカジュースは、南国なら当たり前の飲み物ですが、日本ではまだ目新しのではないでしょうか。夏のスイカジュースには、夏だからこそおすすめの理由があります。食物繊維も一緒に取れるスイカスムージーも、食欲が落ちる夏に最適な組み合わせを紹介します。

夏こそスイカジュース!の理由

 

タイでは、スイカのジュースをテンモーパンといい、屋台やバーなど、あちこちでオリジナルのものを売っています。また数年前、韓国のフランチャイズ店が日本に進出し、スイカジュースが人気になりました。

 

自宅でも簡単に作れるスイカジュースですが、いつでも作れるように、スイカの実を適当な大きさに切って冷凍しておくと便利です。ミキサーに入れるときは、たたいてさらに細かくすると、手早くスイカジュースを作ることができます。

 

夏に嬉しいスイカの栄養とミネラル

スイカは抗酸化作用の強いリコピンが、トマトより多いことを知っていますか?またむくみの解消に繋がるカリウムも豊富です。それだけではなく、カルシウムやマグネシウムといったミネラルも含んでいます。

 

スイカの果実部分は、おおよそ90%が水分で、含まれる糖質は果糖やブドウ糖が殆どです。これらの糖は、身体に入ると、直ぐ熱エネルギーとして消費される単糖類に属します。

 

スイカのジュースに、塩を一つまみいれるだけで、申し分のない熱中症予防の飲み物になるのです。甘さが足りないときは、腸の乳酸菌の餌になるオリゴ糖や、ミネラルをプラスする効果がある蜂蜜を加えるとよいでしょう。

 

スイカのジュースを飲むなら、最適な時間はいつだと思いますか?もちろん、日中の渇きにも美味しいことはいうまでもありません。中でもおすすめなのは、起きた後の水分補給時です。

 

寝てる間に失われる大量の水分やビタミンC、ミネラルの補給に、スイカジュースは最適です。ブドウ糖が、寝ぼけた頭をスッキリさせる効果もあります。

 

スイカジュースに加えると更に良い食材は?

スイカだけをジュースにしても美味しいのですが、もっとパワフルなスイカジュースや、スッキリ感を高めるスイカジュースを作りたいと思ったときに、おすすめの食材を紹介します。

 

まずは、スイカ+トマトのパワフルなスイカジュースはいかがでしょうか。まさにレッドジュースという、これ以上ないほどのリコピン効果です。

 

少量の塩や、唐辛子、タバスコなどを加えても美味しく飲めます。冷房で冷えた身体の血液循環にも、一役かってくれそうです。レモンを絞ってスッキリさせるのもおすすめです。

 

次に、飾りじゃなくて混ぜると美味しいよというのが、ミントです。赤いスイカジュースの上に、ちょこんと飾られることが多いミントですが、それをジュースにするとき、一緒にミキサーで混ぜます。

 

ミントの爽やかな香りが鼻腔を抜け、喉を涼やかに通る快感を楽しめるのは、夏ならではないでしょうか。ミントはお好みですが、余り入れすぎないよう注意してください。

 

夏はこれ!スイカ+αで作るスイカスムージー

 

夏はどうしても食欲が落ちてしまうとか、朝が食べられないという人におすすめの、スイカスムージーに加えるとよい食材を紹介します。

 

スイカの栄養やミネラルとの相乗効果で、少しでも暑い夏を乗り越える手助けになるようなものを選んでみましたので、ぜひ試してみてください。

 

スムージーの定番で、1年中手に入るバナナとスイカのスムージーは、満腹感を得やすいコンビになります。牛乳や豆乳を加えたり、ホウレンソウや小松菜などを加えたりもおすすめです。

 

スーパーフードとして一躍知られるようになった、チアシードを加えるのも、よいでしょう。

 

最近、美容によいとして注目されている甘酒も、スイカのスムージーにおすすめです。甘酒は、麹から作られるものと酒粕から作られるものがありますが、どちらでも好みの方を、スイカのスムージーに加えてみてください。

 

米麹の甘酒は、飲む点滴ともいわれ、疲労回復効果が高いとされています。なぜなら、米の澱粉が分解されることで、大量のブドウ糖に変換され、それが甘み成分となっているからです。

 

一方、酒粕で作られた甘酒は、美容効果が高いとされています。酒粕に含まれるレジスタントプロテインが、体内の油を吸収し排泄させる働きがあるためです。

 

ただ、酒粕の甘酒には、アデノシンという眠気を誘う物質も含まれています。朝のスイカスムージーには、少し不向きかもしれません。

 

スムージーは、作り置きができません。野菜や果物は、あらかじめカットして小分け冷凍をするなど、材料と栄養に無駄がでない工夫をしましょう。

 

おわりに

スイカジュースやスイカスムージーは、夏に出回る安いスイカで簡単に作ることができ、夏に必要なミネラルを手軽に取ることができます。農林水産省でも、1日200gのスイカが推奨されていますから、ぜひ試してみてください。