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家事
鈴木 阿由美

奥行きを生かして家族の身支度スペースに!押入れ収納のアイデア

布団を収納するには便利な押入れですが、奥行きがあるため他のものをしまうにはデッドスペースも生まれがちです。今回は頑張りすぎない収納が得意なkao(@kao_kurashi)さんに、押入れを活用する収納アイデアをお伺いしました。

kaoさん(@kao_kurashi)
自分が心地よく暮らせる部屋作りが得意。資格を生かしたセンスのいい収納方法をインスタグラムで公開中。インスタグラム▶︎https://www.instagram.com/kao_kurashi/

押入れ収納の奥行きを生かすアイデアを紹介

押入れと聞くと、布団や普段使わない物を収納する場所と考えてしまいませんか?使い方を限定してしまいがちな押入れですが、アイデア次第で押入れ収納をもっと活用することができます

今回は、kaoさん(@kao_kurashi)に、登園準備のためのスペースとして押入れを活用するアイデアをお伺いしました。押入れ収納の奥行きを活用した収納術は必見です。

 

押入れはスペースを区切って収納をする

kaoさんの押入れ収納では、スペースをだいたい4つに区切って収納しています。押入れの右上は布団関係(主に来客用)、右下はおもちゃ、左上はご主人様の身支度スペース、左下は子供の服や登園準備のためのスペースです。衣装ケースには子供達の服が入っています。

kaoさんの収納術は、ライフステージに合わせて収納を変えていくスタイルです。子供達が大きくなって自分の部屋に服をしまうようになったら、収納ケースには敷布団カバーや枕などを入れる予定だそうです。少し先の生活を見据えて収納を考えると、収納グッズを長く使うことができますね!

現在はご主人様が単身赴任のため、左上はスペースが広くなり、ご主人様が帰宅された時の荷物置き場として活用しています。

和室の押入れに家族の身支度するスペースを用意した理由は、寝室のある2階から降りるとすぐ和室なので導線がよかったことと、座って着替える子供にとって和室が好都合だったことです。

押入れ収納を工夫することで和室に家具を置く必要がなく、多目的に使える部屋になっています。

 

子供が登園準備しやすいスペースを作るアイデア

押入れ収納は空間が広いですよね。kaoさんは中に入れる物の使用頻度に合わせて、高さ・奥・手前で区切ったり、奥の物は出し入れしやすい工夫をしたりしています。子供が支度しやすくなるアイデアとして、スライドする突っ張り棒を使い、登園準備スペースを作りました。

もともとkaoさんは、100円ショップの突っ張り棒に園の制服や帽子を引っ掛けていましたが、100円ショップの突っ張り棒では支えきれず、激しい音と共に丸ごと落ちてしまうことが多発。

落ちることへのストレスと、子供の腕だと奥の方が取りにくそうだったので、強度もあって引っ掛ける部分が前後にスライドできるタイプの突っ張り棒を使い始めました。

kaoさんは、突っ張り棒に子供の制服や帽子、絵本バックをかけています。突っ張り棒にはハンガーをかけることもできますが、子供が出し入れする時のアクションが少しでも少なくなるように、制服はS字フックに引っ掛けるだけの簡単な収納方法にしています。

使用して数ヶ月間落ちたことがなく、非常に快適になったそうです。

この突っ張り棒には、強度をあげるためのスパイクをつけることができます。両面テープで突っ張り棒の両端に金具をとりつけ、固定したい場所に刺すようです。kaoさんは使わずに支えることができているそうなので、スパイクは保管しています。

押入れ収納をクローゼットのように使おうと思うと、横に突っ張り棒をするのが一般的ですが、負荷がかかりやすく、突っ張り棒が落ちやすくなりますよね。押入れの奥行きを生かすアイデアで、取り出しやすい収納になります。

 

子供もわかりやすい衣装ケースの使い方

収納ケースにも、kaoさんのアイデアが詰まっています。子供が幼いと文字で判断することができないので、イラストやイニシャルを描いたマスキングテープを貼りました。それにより、見た目で子供達が自分の持ち物を判断できます。

マスキングテープにしたことで、収納を変える時は、剥がして貼り替えるだけです。家族のライフステージに合わせて、収納ケースを長く使うことのできるアイデアですよね。

kaoさんは、押入れ収納のケースをシンプルな形にし、白で揃えました。クリアケースと違って、自分で目隠しを作らなくてもいいのがうれしいところだそうです。高さが3種類から選べたので、押入れの高さを測って合わせやすいものを選びました。

kaoさんに収納のコツをお伺いしたところ、整理収納はこれが正解というのは無いので、収納する場所・物と向き合い、使う人に負担のない”取り出しやすさ、戻しやすさ”を大切にしているとのことでした。その時の自分にとってベストな方法で整えるようにすると、いつも気持ちよく過ごすことができますね。

 

おわりに

押入れ収納は、奥行きの使い方がポイントです。kaoさんのように、奥行きがあることを生かして収納方法を考えると、押入れの収納力がアップします。押入れの収納に悩んでいる人は、奥行きを見直してみると解決するかもしれません。