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ガーデニング
河村ゆかり

NASAが実証!室内の空気を浄化するエコ・プラント7選

NASA(アメリカ航空宇宙局)は、植物の空気清浄機能を研究。室内の空気をきれいにする植物「エコ・プラント」の効果を、さまざまな実験によって実証しました。ここではエコ・プラントのうち、家庭でも育てやすい7種をご紹介します。

ホルムアルデヒド除去も!優秀なエコ・プラント7選

屋外に比べ、約10倍も汚れていることもあるといわれる屋内環境。アレルギーの原因になるなど、室内の空気汚染を放置するわけにはいきません! エコプラントを室内で育てて、自然の力で空気を清浄化させましょう。

エコ・プラントってどんな植物?

NASAは、月面基地という閉ざされた環境で、いかに人間の生命を維持するかを研究・開発するなか、地球上の空気がきれいに保たれていることに着目。「植物による空気清浄」の実験を開始しました。

「バイオホーム」と名づけた完全気密の施設をつくり、木材などの自然素材ではなく、プラスチック等の合成資材製のインテリアをセット。バイオホーム内は、入室すると息苦しさやのどや目の痛みを感じるほど、VOC(揮発性有機化合物)が濃密な環境に…。

しかし、バイオホームに観葉植物を置いて数日後、VOCは明らかに減少したのです。以降、空気清浄を認められた「エコ・プラント」は、ホルムアルデヒド除去率の調査など、たくさんの研究が繰り返されました。

さらに、空気清浄・有害物質除去だけでなく、グリーンが身近に存在することによる環境の美化や癒やし効果も高く評価。個人宅のみならずオフィスなどでも、積極的にエコ・プラントが用いられるようになったのです。

【エコプラント1】セイヨウキヅタ

ホルムアルデヒドの除去能力抜群のセイヨウキヅタ(ウコギ科)。丈夫でどんどん生育し、1年を通じてグリーンを保ってくれるツル性のエコ・プラントです。セイヨウキヅタは、別名の「イングリッシュアイビー」や、「ヘデラ・へリックス」の名前でも流通しています。

強健でガーデニングビギナーでも十分育てられるうえ、挿し木で容易に増やすことができます。暖かくなる3月下旬~4月下旬、暑さが落ち着く9月下旬~10月上旬など、おだやかな気候の時期がセイヨウキヅタの挿し木シーズン。

約10㎝くらいに茎をカットし、下の節の葉を落とます。水に差しておくと約10日ほどで発根するので、その後に植えつけましょう。

【エコプラント2】ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)

ドラセナ・マッサンゲアナ(リュウゼツラン科)は、斑入りの葉が美しい観葉植物です。特に、ホルムアルデヒドなど有害物質除去に優れたエコ・プラント。

ドラセナにはたくさんの品種がありますが、マッサンゲアナは「幸福の木」の名前でもよく知られ、縁起を担いで新築や開業の祝いで用いられることでもおなじみです。

特に目立った病害虫もなく、育てやすい品種ですが、冬は最低でも7℃以上の室温を保つのがポイント。マッサンゲアナの美しい斑は、太陽光線が不足すると薄くなるため、日光浴を欠かさないでください。

【エコプラント3】デンドロビウム

デンドロビウム(ラン科)は、繊細な姿からは想像できないほどパワフルなエコ・プラント。クロロホルム、アルコール、アセトンなど、各種有害物質に対する除去能力があります。

デンドロビウムはたくさんの種類があり、ノビル系、キンギアナム系、フォーモサム系などに大別されます。ランというと栽培が難しいイメージですが、ノビル系は株が凍結しない限りは枯れないほど強健なので安心。

キンギアナム系も、耐寒性・耐暑性に優れた、比較的初心者向けの系統です。フォーモサム系は、暖かい窓辺ならば越冬できますが、真夏の高温は苦手なので注意してください。

【エコプラント4】スパティフィラム

スパティフィラム(サトイモ科)の花のように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で、本当の花は、仏炎苞の前のひものような部分についています。

エコ・プラントとしては、さまざまな有害物質の除去においてトップクラスの成績を誇り、特にホルムルデヒド、アルコール、トリクロロエチレン、ベンゼン、アセトンなどの対策におすすめです。

スパティフィラムの栽培は容易で、日陰にも耐える強健な性質です。花期は5~10月ですが、仏炎苞は数週間にわたって開いており見ごたえ十分。花期以外でも、環境が整えば開花します。

【エコプラント5】アレカヤシ

エコ・プラントの実験で、アレカヤシ(ヤシ科)は、室内の有害物質のすべてを除去。さらに、樹高1.8mのアレカヤシなら1日に1Lもの水分を蒸散し、空気を潤いを与える効果にも優れています。

アレカヤシの葉は羽状に広がり、優雅で上品な観葉植物として人気。室温を8℃以上に保ち、乾燥に注意すれば、どんどん育って大株になります。黄色くなった葉はカットし、新しい葉をどんどん発生させましょう。

株元がすっきりしているので、そこにポトスやアイビーなど鉢から垂れ下がるように育つエコ・プラントを寄せ植えにすれば、さらに空気清浄効果を期待できますよ。

【エコプラント6】コチョウラン

蝶が舞う姿を彷彿とさせるエレガントなコチョウラン(ラン科)も、エコ・プラントの一種です。特にキシレンに対して、高い除去能力をもっています。

繊細に見えるコチョウランですが、室内園芸向きに改良されているため、実はわりあい丈夫で育てやすいラン。上手に育てれば、コチョウランの寿命は50年以上ともいわれるほどです。

ただし、コチョウランは耐寒性が弱いので、できれば18℃以上をキープして栽培を。真夏は強い直射日光を避け、水を多めに与えましょう。

【エコプラント7】ガーベラ

色とりどりの花色で、ガーデンだけでなくテーブルフラワーでもよく用いられるガーベラ(キク科)も、非常に優秀なエコ・プラントです。室内に漂う揮発性化学物質や有害ガスを除去、シックハウス症候群対策の強い味方になってくれます。

ガーベラは、日当たりと温暖な気候を好む植物です。室内で栽培する場合には、窓辺などにおいて、少なくとも半日以上は日光浴させて。日照が足りないと、葉ばかりが茂って花が見られないこともあります。

水はけのよい用土に植えて、土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。過湿だと根腐れし、乾燥しすぎると生育不良になりますので、適正な水やりが肝心です。

おわりに

いかがでしたか? 見目麗しいだけでなく、空気をきれいにしてくれるエコ・プラント。ぜひお好みのエコ・プラントを育ててみてくださいね。