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ガーデニング
河村ゆかり

キレイだけど気をつけて!愛犬が食べると危険な植物10選

大事な愛犬が間違って食べてしまったら、さまざまな中毒症状を引き起こす植物があるのを知っていますか? その可憐な花やたたずまいからは、毒を含んでいるとはとても思えないような植物も…油断大敵です!

愛犬がうっかり食べないように飼い主が注意したい有毒植物10選

自分の庭の植物や鉢植えだけでなく、散歩の途中に植えられているものや、公園の植栽なども要注意! 実は有毒でありながら、よく見かける草花・花木10種をピックアップ。有毒な部位、どんな中毒症状を起こすのかをご紹介します。

 

アイビー

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アイビー(ウコギ科)は、葉だけでなく果実にも有毒物質が! 愛犬が食べてしまうと、口が異常に乾き、よだれが止まらなくなってしまいます。腹痛、嘔吐、下痢を発症することもあります。アイビーは壁面だけでなくグラウンドカバーにも用いられるので、飼い主さんはよくチェックして、愛犬を近寄らせないで。

 

アサガオ

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夏の風物詩のひとつであるアサガオ(ヒルガオ科)は、種に有毒物質が含まれています。愛犬が間違って食べてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐、血圧の低下、幻覚、瞳孔が散大などの症状が。アサガオの種がつく8~10月頃はよく注意してください。

 

アザレア

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4~5月に花を咲かせる花木・アザレア(ツツジ科)は樹木全体、特に葉に有毒物質が含まれます。花の蜜にも含まれるので、自宅の庭はもちろん、公園などで愛犬が花に近寄らないよう注意して。下痢、嘔吐、よだれ、徐脈、呼吸困難、痙攣などが起こることがあります。

 

アジサイ

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アジサイ(アジサイ科)は、個人のガーデニングはもちろんのこと、街路や公園、公共施設などでよく見かける花木です。根、ツボミ、葉に有毒物質が含まれており、愛犬が食べてしまうと、ふらつき、過呼吸、嘔吐、興奮、麻痺、昏睡状態などになる危険性があります。

 

カラー

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カラー(サトイモ科)の葉を愛犬が食べてしまうと、口内炎や皮膚炎を発症してしまうことがありますが、サトイモ科の他の植物、モンステラ、 ポトスなどでも同じ症状が現れます。原因は、サトイモ科の植物に多く含まれるシュウ酸カルシウムです。

 

クリスマスローズ

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クリスマスローズ(キンポウゲ科)は、古代ギリシャ時代の覇者・アレクサンダー大王に盛られた毒ともいわれる、古くから知られた有毒植物。全草に毒性が認められていますが、なかでも根は要注意! 不整脈、血圧低下、嘔吐、下痢、不整脈、重篤になると心臓麻痺に至ることもあります。

 

シクラメン

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冬の鉢花の代表格で、庭に地植えできるガーデンシクラメンも人気の シクラメン(サクラソウ科)。全草に有毒物質が含まれており、特に根に多いとされます。愛犬が誤食すると、神経麻痺、胃腸炎、けいれんを起こしかねないので、鉢花などは置き場所に気を配って。

 

スズラン

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スズラン(キジカクシ科 )は、愛らしい姿からは想像できないほど強い有毒物質を含む草花です。草全体が毒性をもち、特に根と花には多く含まれます。スズランをさした花瓶の水にすら有毒物質が抽出されるので注意してください。愛犬が誤食すると、体の力が抜け、よだれ、嘔吐、下痢、麻痺、呼吸困難の症状が。

 

パンジー

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食べられる花「エディブルフラワー」としても知られるパンジー(スミレ科)ですが、種子や根には有毒物質が含まれます。愛犬が誤食してしまうと、神経麻痺、嘔吐、心臓麻痺などを引き起こすことも。

 

ユリ

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人はユリ根を食べても大丈夫ですが、 愛犬にとって有毒なので気をつけて。ユリをはじめ、ユリ科の植物のチューリップやヒヤシンスなどは、犬には避けたい植物。ユリの場合、花粉も含む全草が有害。食欲不振、嘔吐、下痢、吐血、呼吸不全などの症状が現れます。

このほかにも、愛犬にとって有毒な植物は多数です。愛犬は毒とは思わず、無邪気に植物に近づき、口にしてしまいます。愛犬にとって有害な植物の知識を身に付けて、よい飼い主になってくださいね!