- Pacoma編集部
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藤岡みなみ|思い立ったがDIY吉日 <vol.24>
タレントの藤岡みなみさんが、モノづくりに対してのあれこれをつづるコラム連載!題字ももちろん本人。可愛くもシュールな世界観には、思わず引き込まれちゃいます。今回は、部屋の災害対策DIYについて。
ものが多い部屋の防災DIY。
―コレクションがずらりと並ぶ、物が多い部屋。
わたしの部屋は、とにかく物が多い。コレクション癖があり、本やCD、ボードゲームなど、好きなものは手元に置いてずらっと並べたくなってしまう。
もっともっと棚を増やして、自宅を本屋さんみたいにするのが夢だ。
だけど、遊びに来た友人はみんなこう言う。
「地震のとき大丈夫なの?」。
たしかに災害時、タンスや本棚はとても危険だろう。
本の滑り止めを手作りで。
―棚の飛び出し防止をDIYで。
本棚を設置する際、専用の突っ張り棒やクッションで固定はしてある。
しかし、棚自体が固定されていても中身が全部飛び出してきたらそれも大変だ。
棚に飛び出し防止機能はついていないので、ここはDIYの出番である。
防災しつつ、飾りたい。
―自分の部屋が、もっと好きになった。
デザイン性や取り出しやすさも考えて、ナチュラルテイストの紐を背表紙の下六分の一ほどの高さに張り、ネジで固定する方法を試してみた。これで揺れても引っかかって落ちにくくなる。
ボードゲームは滑り止めシートを敷いてから、箱が開かないように太めの布ゴムを斜めがけにして留めた。
これは防災意識のまえに、床に落ちたボードゲームの小さいコマを裸足で踏んづけてギャーと叫んだ直後に泣きながらやったものだ。この地味な悲劇、みなさんもご経験あるのでは。
棚や収納方法のDIYを試したら、安全度が上がっただけでなく、手を加えたという充実感でもっと自分の部屋が好きになったのでした。
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藤岡みなみ
ふじおか・みなみ/1988年、兵庫県出身。テレビ番組・CMに出演からラジオパーソナリティ、エッセイストなど、幅広く活動。バンド「藤岡みなみ&ザ・モローンズ」ではボーカルを務める。
ブログ:藤岡みなみ 熊猫百貨店
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