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暮らしの工夫
Pacoma編集部

意外な効果が!?ペットと暮らす5つの良いこと

かわいい表情や仕草で日々私たちを和ませてくれる、犬や猫などのペットたち。そんな、ペットがもたらしてくれるものは単なる「癒やし」だけではありません。一緒に暮らし、世話をすることによって得られる「良いこと」を紹介しましょう!

星 旦二

首都大学東京名誉教授。放送大学客員教授。福島県立医科大学卒業、医学博士(東京大学)。東京都、厚生省勤務後、英国ロンドン大学大学院留学。

大人にも子どもにも、有用なペットの飼育

犬や猫をはじめ、ペットを飼育する人が増えている昨今。そんななか、ペットの飼育がもたらすことについての研究が盛んに行われ、さまざまな効果が明らかになってきています。

「身体活動量の増加、情緒の安定、高齢者の認知症予防、子どもの情操教育など。年齢は関係なく、ペットを飼うことにより、心身の健康が得られることはさまざまな研究により実証済み。しかし、ただ飼育するだけでは十分ではなく、ちゃんと世話をすることが大切。これによって、人の寿命が延びている研究結果もあります」と、首都大学東京名誉教授の星 旦二さんは語ります。

いいことずくめのペットとの生活。それは年齢性別問わず有用であるといえるでしょう。

 

【いいこと1】健康的な体づくりの手助けになる

朝晩の犬の散歩は、愛犬家にとって欠かせない毎日の習慣。このことは犬のみならず、飼い主の運動不足も確実に緩和させます。

でも、メリットはそれだけではありません。単独での散歩ではなく、愛犬と一緒に歩くことで、飼い主の副交感神経はさらに活性化。
心拍数が低下してリラックス状態になり、消化も促進されるのだそう。
健やかな体の基本である、快眠・快食につながるのです。

また、ペットの飼育は血圧を下げ、血液中の中性脂肪やコレステロールも下がるのだとか。

 

【いいこと2】幸せホルモンの分泌が活発になる

一般的に、人間の出産時に子宮を収縮を促す作用や、母乳を出しやすくするホルモンとして知られるオキシトシン。
別名「幸せホルモン」と呼ばれ、男女ともに気持ちをリラックスさせたり、安心、信頼といった感情をもたらす効果があります。

そんなオキシトシンは、何も人間同士に限ったことではありません。犬と見つめ合ったり、猫をなでたりと、ペットとの触れ合いによって人のオキシトシンは活発に分泌されますが、それは飼い主だけではなく犬や猫にも同様に分泌。
双方で「幸せホルモン」を発生させることによって、その絆はいっそう深まるのです!

 

【いいこと3】心身に元気と活力を与え、高齢者は認知予防にも

実際にペットを飼っている人は、飼っていない人に比べて、孤独感やストレスを感じていないという結果が!
これは犬や猫の世話をすることで、生活に張りが生まれ、安らぎや潤いを感じている証拠ともいえます。

特に、高齢者にとっては大きな生き甲斐となり、健康にも良い影響を及ぼしているのが、上記の通院頻度の調査結果からも明らか。ペットのお世話をすることは情緒の安定、寝たきりの改善などうれしい効果をもたらし、認知症予防にもなるといわています。

 

【いいこと4】子どもの心と体の成長に良い影響を及ぼす

上記はペットを飼育する家庭の子どもについて、同居家族に調査した結果。
ここからも分かるように、ペットの飼育は子どもの心の成長に極めて有効です。

特に、「人の痛みがわかる」に関しては顕著。これは、会話ができない動物との触れ合いの中で、子どもたちが相手の気持ちを察すること、つまり思いやりの心を育むのだと思われます。
また、落ち着きや忍耐力も、動物と暮らす上では欠かせないこと。幼い頃からペットが身近にいることで、自然と身につくのです。

 

【いいこと5】家族・夫婦のコミュニケーションを活性化

「ペットはどんな存在ですか?」。この質問に対して、ペット飼育者の最も多い回答が「家族の一員」というもの。
時に子どものようだったり、兄妹のような存在ともいえます。

ペットを飼育する夫婦、家族では、おのずと会話する機会が多くなり、コミュニケーションも豊かに。
ケンカをすることも少なくなるのだとか!

さらに、ペットがただいるだけでも家庭内の雰囲気はぐっと和やかになり、夫婦、家族が一緒に過ごす時間が増えるという効果も。ペットは家族や夫婦の絆を深めるまさに「かすがい」的存在として、重要な役割を担っているといえるでしょう。

 

いかがでしたか? ペットを飼うと、こんなに良いことがたくさんあります。
これからペットを飼うことを検討している方もぜひ参考にしてみてくださいね。

 

参考文献:星 旦二さんの提供資料、「笑顔あふれるペットとの幸せな暮らし。」ペットとの共生推進協議会

イラスト・山中玲奈