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- 大倉奈津子
- エディター、ライター、プランナー、ときどき翻訳。
リクルートに新卒入社、音楽誌で編集の道へ。34歳で単身渡英、日本語教師に。
帰国後再び編集者に戻り、ビジネス雑誌で編集・執筆(ときどき撮影)を行う。40歳で怪獣オタクと結婚、42歳で昭和な薫り漂う男児(もちろん平成生まれ)を出産。
ワーママ向けウェブマガジン、独身女性向けウェブマガジンの編集長を経て、2017年よりフリーランスに。毎朝、息子の「お着替えしない!保育園行かない!」攻撃と奮闘中。
1時間2,500円でオーダーできる噂の家事代行サービス「CaSy(カジー)」をライター大倉が試してみました。掃除や洗濯などさまざまなサービスの中でも注目の「料理」の家事代行をしてもらうことに。3時間の家事代行でいったいどれくらい作り置きの料理を調理してもらえるのか? 家事代行サービスの質は? 徹底レポートします。
ライター大倉です。今月は〆切ラッシュのため、料理をする時間がありません!
そんなピンチを乗り越えるため、思いついたのが、「家事代行」でした。
現在、フリーでライター・エディターをしている私。
いくつかの案件を掛け持ってるため、打ち合わせだの、取材だの、原稿執筆だの、イベントだのと、何かとバタバタしています。
日中もほとんど家におらず、同じく家で仕事をする主人に「ご飯炊いといて!」と外から電話して、18時ギリギリに保育園へお迎えに行く始末。
当然、食事は手抜きの一途を辿り・・・。
とはいえ、息子はもうすぐ4歳。今が体を作る大事な時期です。
加えて、食事の用意をしている最中はテレビを見せたり、一人遊びをさせたり・・・。
「ママ、こっちきて~」と言われても「待って!」の繰り返しで、まともに相手もできない。
この状況なんとかしたい!!!
そこで、ふと思い出したのが「家事代行の料理サービス」の存在でした。
意外と周囲で「便利!」と利用の多い家事代行サービス。
料理も頼めるとのことで、思い切って頼んでみることにしました。
選んだのは家事代行サービス「CaSy(カジー)」。
まずはそのコンセプト「家事の時間を家族の時間に。」が気に入りました。切にそう思います。
その他、家事代行サービス「CaSy」の「いいな」と思った点は次の点です。
マッチングする家事代行のキャストが決定したら、作り置き料理をつくってもらう日までに事前準備をしていきます。
家事代行キャストが決まり、さっそくチャットでやりとりすることに。
今回は、野菜をあまり食べない息子のために、食べやすい野菜料理、特に葉物野菜の料理をリクエストしました。
我ながら、結構わがままなリクエストだと思います。
【家事代行キャストへのリクエスト】
早速、家事代行キャスト・梶原さんからお返事が! なんて迅速なレスポンス。
日に大量のメールを受け取る身としては、ほんの2~3日でも「まだかな~」と思ってしまうもの。この速さはポイント高しです。
届いたリストは以下の通り。
【作り置き・料理メニュー】
なんとも美味しそうな12品の料理を提案いただきました!
3時間でこんなに作れるのでしょうか。野菜料理ばかりというのも栄養バランス的に嬉しい!
家事代行キャストが細かい対応をしてくれるのはわかりましたが、他にも気になることを「CaSy(カジー)」に聞いてみました。
さあ、期待に胸膨らませながら、いよいよ家事代行キャストとの約束の日です。
「ピンポーン~♪」。家事代行キャストがいらっしゃいました。
ショートカットがよく似合う、明るい感じの方。
ハキハキとされていますが、物腰がとっても柔らかです。
調理師免許の他、家庭料理技能検定準1級、介護食士3級、キッズ食育ジュニアトレーナー、整理収納アドバイザー2級と資格をたくさんお持ちだそう。
出汁をきかせた和食、野菜を使った副菜といった体に優しいメニューが特にお得意なんだとか。
料理の仕上がりが今から楽しみになってきました!
家事代行キャストの梶原さんから名刺をいただき挨拶終了。
事前にしたことといえば、キッチンの調理道具の位置などを教え、必要な調味料を出したくらい。
3分程度だったから、こちらに負担はほぼありませんでした。
今回はオプションである買い物代行もお願いしました。
家事代行キャストの梶原さんに現金を渡して、近所のスーパーへ買い物にいってもらいました。
20分ほどで戻って来られましたが、12品と料理の品数も多いし、キャベツなど大物もあり、両手いっぱいの荷物。
買い物に行く時間も惜しい身としては、「ほ〜んと助かる」の一言。
こちらが準備したのは調味料関係で・・・
【ライター大倉が準備したもの】
どれも一般家庭ならあるものばかり。
「一度使ったら期限が切れるまで出番なし!」なんて調味料がないメニュー考案をしていただいたのも良いですね。
買い物から帰って、身支度を整えられたら、さっそく調理開始。
気づけば包丁の音がしたくらい、素早い行動です。
家事代行キャストの梶原さんは、野菜は切った端からお鍋にポイポイ入れていきます。
いつも全て切り終わってから鍋に入れる私にはかなり新鮮。
「焦げないのかな?」と不安になりましたが、全くの杞憂でした。
あとで作るメニューと共通の食材用にお皿を用意したり、菜箸、オタマ、味見用スプーンの置き場所を作ったり、スムーズな動線のために、食材や道具が配置されています。
調理開始後すぐ、なんともいい匂いがしてきました。さっそく味見。
家事代行キャストの梶原さんは、これで好みのベースを図ってくれているようです。
「きのこの蒸し煮、めちゃうま!」これなら息子ちゃんも旦那さんも喜んでくれそうです。
次々に料理が出来上がり、1時間で4品も。3時間で12品ペース、できるものですね。
ふだん面倒で絶対にしないジャガイモの裏ごしなんかもしてくれるのは感動!
裏ごし器がなくても、なめらかなマッシュポテトってできるものなんですね。
家事代行キャストの梶原さんの調理は見ているだけでも勉強になります。
電子レンジ調理をした後には「ついでですから〜」と言いつつ、庫内も掃除してくれました。
シンク内も鍋など洗い物は全くありません。
常に2~3品を同時進行で作っていましたが、片付けも同時進行とは。
家事代行キャストの梶原さんの手際の良さ、真似できません(涙)
そして、何がすごいって包丁や炒め物の音以外、物音がほとんどなく静かだったことです。
野菜や道具を洗うときも、低い位置で洗い、水はねしないように。
シンクに物を置くにも、音がしないようにそーっと置いています。
この心配りが家事代行のプロですね。
気づけばラストスパート、食卓の上は出来上がった料理でいっぱいです。
「できましたー」という家事代行キャストの梶原さんからお声が!
さあ・・・出来栄えやいかに!?
12品の料理が完成! 色とりどり&とってもヘルシーそうです。
和風、洋風、中華味に共通していたのは「やさしい味」ということです。これは、誰にでも美味しいはず! それぞれに特徴はあるものの、基本的には野菜の旨味がしっかり伝わる味でした。
シンプルな調理法だけに、絶妙な味付けで「さすが!」と言わずにはいられません!
一つ一つに品名の付箋を貼ってくれています。
冷凍できるものは緑、冷蔵のものは黄色と色分けまでする気の配りようもうれしいですね。
冷凍は1週間、冷蔵は3日間が保存の目安だとか。
料理の12品中7品は冷凍保存できるものだったので、1週間は副菜に困らないでしょう。
今回の課題だった「葉物野菜の料理」。
特に小松菜&キャベツはそれぞれ2品づつ料理を作ってくれました。
子どもは乳製品や卵が好きなので、クリーム煮や卵炒めにするなど工夫がいっぱいです。
キャベツの料理も中華味と洋風味で、大人のおつまみになりそう(嬉)!
ある日の息子ちゃんの夕食。ハンバーグ以外は作り置きから! まぜご飯好きな息子用に、ご飯にひじきをまぜてアレンジ! 苦手な小松菜も喜んで食べていました~。
調理が終われば後片付け。
と言っても、調理と同時進行で鍋などは洗っているので、かなりスムーズ。
なんと家事代行キャストの梶原さんは、五徳まで洗ってくれています。
粗塩+ラップで焦げが取れるのだとか。しらなかった・・・神過ぎる(涙)。
調味料を置いている棚まで拭いていただいて、使用前より綺麗になった程です!
あっという間に洗い物の拭き取り・収納までの片付けを終え、本日の依頼は終了。
特にサインする書類もなく、家事代行キャストの梶原さんとお別れです。
テキパキと調理を進めながらも、こちらの質問やたわいない世間話にも笑顔で対応してくれ、とっても気持ちが良かった!
料理のラインナップも味も品数も大満足で、また家事代行をお願いしたいなと思いました。
「家事を人任せにするなんて」と罪悪感を抱く必要はありません。そのぶん、家族と触れ合えばいいんです!
仕事が忙しくて家事をする時間がない&栄養が偏ってしまう単身赴任や独身一人暮らしの方にもオススメです。
今回私がお願いしたのは、スポットプランでしたが、「毎週」「隔週」「月1回」の定期プランもありますよ。
ちなみにサービス対応エリアは、東京都(一部除く)・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県の一部とのこと。
気になったあなた、一度試してみては?
家事代行サービス「CaSy(カジー)」に掃除も頼んでみました!
ライター・大倉が家事代行で頼んだのは【床】【お風呂】【窓】の3か所です。
見て見ぬふりをしてきた汚れ部分・・・仕上がりやいかに!?
家事代行サービスを徹底レポートします。
(写真 大滝央子)